Coiny代表 佐俣奈緒子氏インタビュー ~経営者として、母としての「今」を語る~

Coiny代表 佐俣奈緒子氏インタビュー ~経営者として、母としての「今」を語る~

Coiny(コイニー)とは

スマートフォンやタブレット端末にて簡単にクレジット決済ができるサービス。
導入費用と月額費用が無料なので店舗にとって負担が少なく、店舗が用意するものは、対応機種のスマートフォン(タブレット)のみ。
そのイヤホンジャック部分に「コイニーリーダー」と呼ばれるカードリーダーを挿し、お客様のクレジットカードをスキャンして決済する。
クレディセゾンはCoineyに出資しており、「キャッシュレス社会の実現」を目指してスマートフォン決済市場の拡大を図っている。
決済サービスに革命を起こすべくCoineyを立ち上げた佐俣奈緒子さんは、最近1児のママになったばかり。
そんな佐俣さんに、“企業の代表取締役”としてではなくひとりの働く“女性として”“母として”、色々お話をうかがった。 Coinyについて詳しくはこちら
Coiny画像

Coiny(コイニー)とは

Coiny画像 スマートフォンやタブレット端末にて簡単にクレジット決済ができるサービス。
導入費用と月額費用が無料なので店舗にとって負担が少なく、店舗が用意するものは、対応機種のスマートフォン(タブレット)のみ。
そのイヤホンジャック部分に「コイニーリーダー」と呼ばれるカードリーダーを挿し、お客様のクレジットカードをスキャンして決済する。
クレディセゾンはCoineyに出資しており、「キャッシュレス社会の実現」を目指してスマートフォン決済市場の拡大を図っている。
決済サービスに革命を起こすべくCoineyを立ち上げた佐俣奈緒子さんは、最近1児のママになったばかり。
そんな佐俣さんに、“企業の代表取締役”としてではなくひとりの働く“女性として”“母として”、色々お話をうかがった。 Coinyについて詳しくはこちら

母になって、変わったこと

「何かを諦めなければいけないな、と思います」
明るく、あっけらかんと笑顔で言い切る佐俣さん。
その言葉の真意は・・・?
「家事、育児、仕事、全部頑張ろうと思っちゃうんですけど、すべて完璧にやるのは無理です。出来ないことを受け入れる姿勢が必要。」
本来仕事が好きで、趣味のように仕事をするタイプの佐俣さん。記念日に夫婦でディナーに出掛けても、仕事のディスカッションをしてしまうこともあったそう。24時間ずっと仕事していてもいい!と断言するくらい、佐俣さんにとってのプライオリティーの頂点は圧倒的に仕事だった。
――そう、母になるまでは。
佐俣奈緒子氏画像

まっすぐなまなざしでインタビューに答えてくれた佐俣奈緒子さん。

「母になってみてつくづく思うのは、『世の中のお母さんってすごいな』って。母親になると、優先順位が変わるじゃないですか。レストラン行くにも、住む家も、子どもが生活の中心になる。そして自分の時間がなくなる。あらためて、時間が有限であることを知りました(笑)。」
しかし、ただでは転ばないのが佐俣さん。出産からわずか1ヶ月で復帰すると、新たな気付きが。
「新しい視点や発想が生まれるようになりましたね。こんなサービスがあったら世の中の母親たちの役に立てるかな、とか。あとは、今まで理解できなかったことが理解できるようになりました。今までは小さいお子さんがいる社員が、『子どもが熱出して病院に行かなきゃ行けないから休みます』って言っても、『えぇー(汗)』ってちょっと思ってましたけど・・・今は、『それは大変!早く連れて行ってあげて!』って素直に思います。人に優しくなれたのかも(笑)」

母になって、変わったこと

佐俣奈緒子氏画像

まっすぐなまなざしでインタビューに答えてくれた佐俣奈緒子さん。

「何かを諦めなければいけないな、と思います」
明るく、あっけらかんと笑顔で言い切る佐俣さん。
その言葉の真意は・・・?
「家事、育児、仕事、全部頑張ろうと思っちゃうんですけど、すべて完璧にやるのは無理です。出来ないことを受け入れる姿勢が必要。」
本来仕事が好きで、趣味のように仕事をするタイプの佐俣さん。記念日に夫婦でディナーに出掛けても、仕事のディスカッションをしてしまうこともあったそう。24時間ずっと仕事していてもいい!と断言するくらい、佐俣さんにとってのプライオリティーの頂点は圧倒的に仕事だった。
――そう、母になるまでは。
「母になってみてつくづく思うのは、『世の中のお母さんってすごいな』って。母親になると、優先順位が変わるじゃないですか。レストラン行くにも、住む家も、子どもが生活の中心になる。そして自分の時間がなくなる。あらためて、時間が有限であることを知りました(笑)。」
しかし、ただでは転ばないのが佐俣さん。出産からわずか1ヶ月で復帰すると、新たな気付きが。
「新しい視点や発想が生まれるようになりましたね。こんなサービスがあったら世の中の母親たちの役に立てるかな、とか。あとは、今まで理解できなかったことが理解できるようになりました。今までは小さいお子さんがいる社員が、『子どもが熱出して病院に行かなきゃ行けないから休みます』って言っても、『えぇー(汗)』ってちょっと思ってましたけど・・・今は、『それは大変!早く連れて行ってあげて!』って素直に思います。人に優しくなれたのかも(笑)」

働くママの、仕事のオンとオフ

佐俣奈緒子氏画像2

豪快な“切り替え方法”を教えてくれた佐俣さん。Coineyを手に、屈託のない笑顔を見せてくれました。

1日24時間ずっと働いていても苦にならないほど情熱を仕事に傾けている佐俣さん。
そんな彼女が実践している“強制的にオフになる方法”、それは・・・
「携帯から離れる!電源を切って、見えないところに置きます。」
なるほど、それは分かりやすい。メールやチャットの即レス習慣がある佐俣さんだからこそ、あえて気づかない状況を作ることがオフへの近道なのだとか。
「アプリを削除しちゃうこともよくあります!(笑)」
そ、それは思い切った切り替え方法!
「仕事のことを考えていると、一種の“戦闘モード”になっちゃいますよね。そのテンションのまま子どもに接しても、何も良いことが無いので・・・元々、オンとオフの切り替え自体を意識していなかったのですが、子育てを始めてからオフのモードを作らなきゃダメだ!!って知りました。」
切り替え上手は、子育て上手、なのかも。

働くママの、仕事のオンとオフ

佐俣奈緒子氏画像2

豪快な“切り替え方法”を教えてくれた佐俣さん。Coineyを手に、屈託のない笑顔を見せてくれました。

1日24時間ずっと働いていても苦にならないほど情熱を仕事に傾けている佐俣さん。
そんな彼女が実践している“強制的にオフになる方法”、それは・・・
「携帯から離れる!電源を切って、見えないところに置きます。」
なるほど、それは分かりやすい。メールやチャットの即レス習慣がある佐俣さんだからこそ、あえて気づかない状況を作ることがオフへの近道なのだとか。
「アプリを削除しちゃうこともよくあります!(笑)」
そ、それは思い切った切り替え方法!
「仕事のことを考えていると、一種の“戦闘モード”になっちゃいますよね。そのテンションのまま子どもに接しても、何も良いことが無いので・・・元々、オンとオフの切り替え自体を意識していなかったのですが、子育てを始めてからオフのモードを作らなきゃダメだ!!って知りました。」
切り替え上手は、子育て上手、なのかも。

男性の育児環境を整えることが大事

京都大学出身の才女・佐俣さん。
さぞかし、お子さんの教育法にはこだわりがあるのだろう・・・と思いきや、意外な答えが返ってきました。
「『こうなって欲しい』とか『これを習わせたい』とか、無いんですよね。自分の価値観を押し付けてしまうことになるので、敢えて持たないようにしています。」
他に大切だと思うことは?
「育児を女性に任せっきりにせずに、男性も育児に深くかかわるべき。そのためには、男性の育児環境を整えることが大事だと思います」
同じ問題を議論するときに、「女性の育児環境を整えよう!」という声はよく耳にしますが、佐俣さんは“急がば回れ”と考えているそうで・・・
佐俣奈緒子氏画像3

どんなことについてもマクロな視点でとらえ、全体感を把握した上でロジカルに考える。
インタビューを通して、そんな佐俣さんの真摯さを感じました。

「女性が出産前に仕事をセーブしないといけないっていうのは、どうしようもないですよね。でも、男性も女性も産んだ後はフェアだ、と考えているんです。女性の場合、専業主婦になったり、時短で働いたり派遣で働いたり、ナチュラルに選択肢が用意されている。でも今の日本社会は『男は一生ずっと働くでしょ』って暗黙の何かがあって、男性の働き方の多様さが受け入れられていないと思います。育児休暇をしっかり取ったり、専業主夫になったり、男性にも色々な選択肢がある、そんな社会にしていきたいです。」
既存ビジネスの枠組を打ち破り、エネルギッシュに突き進む佐俣さん。
「結婚」「出産」「子育て」というライフステージを経ていく中で、たくさんの発見や気付きを吸収されているのは、佐俣さんがあくまで自然体でナチュラルだからではないか・・・そんな風に感じられました。
さらに、育児に関する見解の「女性だけでなく男性の育児環境も整えることが必要」という視点は、非常に参考になりました。
皆さんも、一緒に考えてみませんか。

男性の育児環境を整えることが大事

佐俣奈緒子氏画像3

どんなことについてもマクロな視点でとらえ、全体感を把握した上でロジカルに考える。
インタビューを通して、そんな佐俣さんの真摯さを感じました。

京都大学出身の才女・佐俣さん。
さぞかし、お子さんの教育法にはこだわりがあるのだろう・・・と思いきや、意外な答えが返ってきました。
「『こうなって欲しい』とか『これを習わせたい』とか、無いんですよね。自分の価値観を押し付けてしまうことになるので、敢えて持たないようにしています。」
他に大切だと思うことは?
「育児を女性に任せっきりにせずに、男性も育児に深くかかわるべき。そのためには、男性の育児環境を整えることが大事だと思います」
同じ問題を議論するときに、「女性の育児環境を整えよう!」という声はよく耳にしますが、佐俣さんは“急がば回れ”と考えているそうで・・・
「女性が出産前に仕事をセーブしないといけないっていうのは、どうしようもないですよね。でも、男性も女性も産んだ後はフェアだ、と考えているんです。女性の場合、専業主婦になったり、時短で働いたり派遣で働いたり、ナチュラルに選択肢が用意されている。でも今の日本社会は『男は一生ずっと働くでしょ』って暗黙の何かがあって、男性の働き方の多様さが受け入れられていないと思います。育児休暇をしっかり取ったり、専業主夫になったり、男性にも色々な選択肢がある、そんな社会にしていきたいです。」
既存ビジネスの枠組を打ち破り、エネルギッシュに突き進む佐俣さん。
「結婚」「出産」「子育て」というライフステージを経ていく中で、たくさんの発見や気付きを吸収されているのは、佐俣さんがあくまで自然体でナチュラルだからではないか・・・そんな風に感じられました。
さらに、育児に関する見解の「女性だけでなく男性の育児環境も整えることが必要」という視点は、非常に参考になりました。
皆さんも、一緒に考えてみませんか。
佐俣奈緒子氏プロフィール

1983年生まれ。広島県出身。京都大学経済学部在学中に、インターンで米国の携帯電話事業立ち上げなどを経験し、2009年米ペイパルに入社。マーケティング担当として日本法人の立ち上げに参画し、翌年に優秀社員賞を受賞。2012年3月、Coineyを設立、代表取締役社長に就任。

佐俣奈緒子氏プロフィール

1983年生まれ。広島県出身。京都大学経済学部在学中に、インターンで米国の携帯電話事業立ち上げなどを経験し、2009年米ペイパルに入社。マーケティング担当として日本法人の立ち上げに参画し、翌年に優秀社員賞を受賞。2012年3月、Coineyを設立、代表取締役社長に就任。

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