【クレジットカードのことならCredictionary】

人が息をするようにSNSに投稿する時代。自身の挑戦からマーケティング会社を起業した女性のマネースタイル

人が息をするようにSNSに投稿する時代。自身の挑戦からマーケティング会社を起業した女性のマネースタイル

時間とエネルギーは、「実現させたいことのために使いたい」。
本業に集中するため、「余計な労力と手間はできるかぎり省きたい」。
だから、「日々発生する経理処理やさまざまなお金の扱いにわずらわされたくない」!
自ら起業した経営者にとって、このように時間は希少で価値の高いもの。甲斐優理子さんは東南アジアでアパレル販売事業を手掛けた後、日本でソーシャルメディアマーケティング事業を行う会社を設立。甲斐さんに、ビジネスとプライベートの両面から、ご自身のリアルなマネーライフを伺いました。

クレジットカードは「かわいい」デザインを選びたい♪

身軽でいたいから、とことんキャッシュレス

甲斐さんの会社はSNSの投稿情報から口コミや発信の濃度を分析して、インフルエンサーのキャスティングやイベントを提案。ブランドの認知度や購買意欲の向上をサポートしています。スタッフは30名ほど。打ち合わせやミーティング、月に1、2回は出張と忙しい毎日を過ごされています。
まずは、そうした日常業務におけるカードや現金の使い分けについて甲斐さんに尋ねてみました。

——日々の仕事の中で、カードや現金をどのように使っていらっしゃいますか?
Suicaなども含めて99%以上キャッシュレスです。ほぼ現金を使わず、朝、電車で出社するときも iPhone のApple Payに登録しているSuicaを使い、食事もクレジットカードで払えるところに行きます。
「うちは現金しか使えません」と言われると、行く気がなくなってしまうくらいです。ただ1カ所、好きなお店が現金のみなので、そこに行くときだけは仕方なく現金を持っていきます。

——それだけ現金はストレスに感じているということでしょうか?
私はあまりモノを持ちたくないんです。特に小銭はできるだけ持たなくて済むように、基本的にクレジットカードとSuicaで払っています。最近はカードとお札だけを持ち歩いています。持っている現金がゼロでも平気ですね。たまに急な現金払いで困るときはありますが。

クレジットカード決済と会計ソフトの連携でメリット

多くの企業が導入している法人用のクレジットカードやクラウド会計ソフト。甲斐さんの会社ではどのようにそれを利用し、効果を上げているのでしょうか。

——会社では経費の支払いも全部キャッシュレスですか?
基本的に出張費や会社のイベントなどは法人のビジネスカードで支払っています。弊社はマーケティング支援を行っているので、広告費の支払いなども全てビジネスカードで支払っています。

最近はクラウド会計ソフトのおかげで、カード支払いにしておくと、支払ったものが全部自動で会計ソフトに入り、会計スタッフとのやりとりもスムーズになりましたし、会計事務所に支払う費用もちょっと下がりました。

——カードの使い方で気を付けていることはありますか?
法人の決済をすべて自分が行い、自分で使えるという状況は怖い面もあるので、飲食費は基本的に個人のカードで支払って、混同しないようにしています。

また、カードのポイントは、法人だとなかなか使いづらいと感じています。ポイントを誰が使うのか、どのように利用するのか難しくて、そこはうまく活用できていないところかもしれません。

権限移譲ができ、業務もスムーズに

今、多くの企業が人手不足や働き方改革に取り組んでいます。社内のキャッシュレス化は、甲斐さんの会社ではどのように貢献しているのでしょうか。

——キャッシュレス化は、会計業務以外でも影響はありますか?
法人カードやクラウド会計ソフトの導入は、単純なキャッシュレス化というよりも、カードを登録しているサービスがいくつかあるので、そこで社員が自由に商品を発注し、承認されるとオフィスに届く。
そういう形でいろんな人がアクセスできるようになり、受発注をスムーズにできるようになった点では役に立っていると思います。

——その都度発注の指示を出したりする手間が省けるわけですね。
金額が大きくなってくると、現金を渡して「あれ買ってきてね」というのは怖いですが、キャッシュレスにしたことで、オンラインであればお金ではなく鍵を渡したような状態でやり取りができます。スタッフへの権限委譲が楽になり、管理しやすくなったと思います。
しかも、買ったものがそのままクラウドの会計情報に入っていくので、仕分け済みの状態で帳簿ができていくというのはうれしいことですね。

クレジットカード決済でBtoBも健全に効率化できる

企業間のやり取りは、IT技術のおかげでスピーディーに仕事を進められる時代になりました。しかし決済に関しては、ビジネスの現場ではまだまだ改善の余地があるようです。

——キャッシュレス化にしたことは、企業間取引でもメリットはありましたか?
企業向けにある分析ツールを提供していますが、これまでは請求書払いで月末締め翌月末払いの一般的な請求書の支払いサイトでした。今月からクレジットカード決済を導入したので、サービスの提供前に支払いをお願いして、支払いが確認できたらサービスの提供を開始するという、健全な形で提供ができるようになりました。

同時に、月額の継続課金のサービスなので、更新や再契約の手間がなくなり自動的に継続でき、契約作業が簡略化されました。この2つの点で、クレジットカード決済にしたメリットは大きいと思います。

——キャッシュレスやオンライン化で、ここはもっと改善できる、法人としてこういうサービスがあったらいいと思われるものはありますか?
印鑑とFAXと手形は、ビジネス上の三大悪しき慣習のように感じています。特に手形は受け取るまでが大変です。
請求書の原本発送にも疑問を感じています。経理の人が入力することで、エラーが生まれやすくなります。それならその請求書の発行ツールに統一規格があれば、ID を入力するとその口座番号も金額も自動でセットされて、翌月末に支払いが承認ボタンだけで実行されるといったような、請求書の発行から支払いの実行までをスムーズにできる仕組みがあるといいですね。

生活費の管理にはデビットカードが向いている

甲斐さんは、仕事では徹底したキャッシュレス派。では、プライベートはどのようにお金を管理していらっしゃるのでしょうか。

——プライベートでもカードをメインに使っていらっしゃるのですか?
ほぼカードです。最近唯一現金を出したのは、食事に行ったときに友人が先に支払いを済ませてくれていたので、その友人に渡したときくらい。それ以外の支払いはクレジットカードかSuicaです。

こまごました生活費の管理ためには、デビットカードも使っています。今月、生活費はいくらにしようかと予算を作って管理するにはとても向いています。心理的に2,000円以上はクレジットカードを使います。明確な理由はありませんが、ポイントなどを考えてですね。ポイントは貯まったらマイルに換えることが多いです。
私は財布を落としやすくて、クレジットカードは止めると番号も全部再発行になって変えなくてはいけないし、そうすると登録していたサービスも全部登録し直しになってしまいます。それを避けるため、プライベート用にはデビットカードだけ持ち歩いています。

——ポイント以外にカードの付帯機能は使っていらっしゃいますか?
ヘルプデスクに電話して飲食店を予約するよりも、自分でネットを探したほうが早かったり、特に海外いると電話ができる環境が限られ、しかも時差もあるので、チャットコンシェルジュみたいになってくれたらうれしいですね。

——カードを使っていて失敗などありますか?
最近海外で使ったときに、現地通貨のレートで支払いをしてくれるカードと日本円で割高なレートで決済するカードがあり、それを知らずに、帰国してからこんな高かったんだと驚いたことがあります。
それから、チップの金額が空欄になっていて、向こうが勝手に書き込んでしまったり、韓国に行ったときなど、レストランで店員さんが支払いのときに端末が反応しなかったのか、何回も切って3倍ぐらい請求されたことがありました。

——カードにこういう機能があったらいい、ここを変えてくれたらいいなと思うようなことについてはいかがでしょう?
やはり非接触型が便利ですね。機能が付いているカードもあるのに、対応していない店舗もあって、ちょっと時差を感じます。
今、バーコード決済など幾種類も出てきていますが、アプリを開いて、残高が足りなかったら毎回チャージをして決済するというのはハードルと感じます。最近ではコンビニでカードを自分で端末に差して済んでしまうので、カードは楽だなあと思います。

オンラインでのカード番号の入力も面倒なので、カードの表面をさっとスキャンして入力してくれるようになるといいなと思います。
今後は生体認証なども出てくるようなので、そこにも期待していますね。

企業がキャッシュレス決済対応に逆らえない流れ

国がキャッシュレス化を推進しても、消費者も企業もなかなか変わりません。キャッシュレス化に切り替わっていくためには、どんなきっかけが必要なのでしょうか。

——小売店など企業側がキャッシュレス決済に対応しないのは、手数料がネックといわれています。
企業にとって手数料は負担が重いです。でも、今後はより機会損失が大きくなっていくので、キャッシュレス決済を導入するなら早い方がいいのではないかと思います。

まず消費者の購買データがいろんな企業にすでに貯まってきており、今後、このお客さんはこの商品を買って1カ月後にまたこういうのを買うだろうといったデータが管理できるようになっていきます。データ管理が進む中で、クレジットカード情報もそこに紐付けていくという流れもあります。

また、世の中ではサブスクリプションが進んでおり、消費者がある商品を買うときは、その商品自体がほしいというより、その商品を使うことで得られる体験、たとえば「こんな生活をしたい」とか「こういう自分になりたい」という絵を描いています。そこで、その商品を売るだけではなく、「次はこういう商品をいかが」とアップセールしていく。あるいは、より便利な生活にしていくためのオンボーディングをしていく中で、ユーザーにシームレスに支払ってもらうような仕組み作りというのが今後より加速していくでしょう。

——となると、キャッシュレスというのは逆らえない流れであり、その都度課金されるシステム自体も古くなっていきそうですね。
加えて今、現金だからそのサービスや店は避けるという現象が起きているように感じます。 私自身、例えばアプリでネット決済ができるタクシーを選んで乗るようにしています。乗っている間に支払いが済み、降りるときスムーズです。そういう便利なものに一度慣れてしまうと、違うタクシーには乗りたいと思わなくなる。

カードを使うきっかけは、キャッシュレスがかっこいいから?

日本で、個人のキャッシュレス化の進展が遅れていることについて、甲斐さんはどのように感じているのでしょうか。また、キャッシュレス化を進めるにあたってのアイデアなどを伺ってみました。

——個人のキャッシュレス化がなかなか進まないことについて、どう考えていらっしゃいますか?
カード払いに慣れたら、わざわざ現金を使うメリットを感じなくなるのではないかなと思います。

ただ、利便性以上に、支払ったときの心理的な痛みを忘れることの恐怖、痛みを忘れてはいけないという心理が根本にあるのではと思っています。ですから、貯金して使わないまま亡くなっていく高齢者の方も多く、何か仕組みがあればそんな状況を変えられるのかもしれません。
極端なアイデアですが、亡くなったら相続する財産を全部時限付きのお金にして、何年以内に使わなかったら消滅するとか。ですから、「それまでに使いなさい」といったドラスティックな変更がないと、なかなか使い切ったり、キャッシュレスに切り替えようというマインドにならないのではないかという気がします。

——現金派がキャッシュレス化に踏み切れないのは、単に意識の問題だけでしょうか? それとも何かきっかけがあれば変わると思いますか?
きっかけは、カードしか使えないお店に出会うか、絶対的にカードが必要という経験をするか、そのどちらかでしょう。そこで皆が「キャッシュレスのほうがかっこいいな」「キャッシュレスでない自分は遅れているな」と感じることだと思います。

マーケティングでは、絶対的に商品価値の高いものよりも、ソーシャルメディアなどで「皆がいいと言っているからそれがほしい」と思ってしまうことを、バンドワゴン効果と呼んでいます。

たとえば凄く高い還元率や、キャッシュバックといったキャンペーンに乗り遅れた人は、「自分は損したな」「乗り遅れたな」と感じているはず。そういった金銭的なものか、あるいは心理的に「ダサいな」と感じるとか、何か損しているような感覚が生まれたら、皆が使い始めるのではないかと思います。

まとめ

潔いほど現金を使わずカードを使いこなしている甲斐さん。もはやカードは、仕事では本業に集中し、プライベートを楽しむためのインフラになっています。
決済をめぐる技術はまだまだ発展途上。でも、機能が進化してビジネス慣習が変われば、仕事のストレスはずっと軽くなりそうです。個人の生活でも、何か不便や面倒、割高と感じることがあれば、キャッシュレスがそれを解決してくれる手段になっていくのかもしれません。

キャッシュレス生活で利便性を実感していると共に、クレジットカードのポイントを貯めてマイルに交換している甲斐さん。
実はクレジットカードによっては、Suicaへのチャージでもポイントが貯められるカードがあり、セゾンカードもそのひとつ。貯めたポイントに有効期限がないので、失効を気にせずにご利用いただく事が可能です。

もちろん甲斐さんも利用しているApple Payへの登録も可能。Apple Payにクレジットカードを登録することでiPhoneをかざすだけで店頭でのカード支払いだけでなく、iPhone上で直接suicaにチャージを行うことが出来ます。
セゾンカードのApple Payではキャンぺーンも実施しているので是非この機会に始めてみてはいかがでしょうか。

甲斐 優理子 Yuriko Kai
株式会社パスチャー 代表取締役
https://corp.pasture.biz/
マーケティングを効率化するサービスを提供。
著書『いちばんやさしいInstagramマーケティングの教本』(2018年、インプレス刊)

※TM and c 2019 Apple Inc. All rights reserved.
※Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、iPhoneはApple Inc.の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。

インタビュアー:内田ふみ子
撮影:眞嶋和隆

人気記事