海外旅行保険とは、加入しておくことで海外で病気になったりケガをしたりした際に、補償が受けられる保険です。

補償内容や補償範囲は、契約内容によって異なります。

海外旅行保険が適用される代表的なケースについて、以下で説明します。

海外旅行保険が適用されるケースとしては、主に以下のようなケースがあげられます。

● 旅行先で体調を崩して病院にかかった
● 旅行先でケガをしてしまい病院にかかった
● 旅行先で自身の携行品を破損してしまった時

それぞれのケースについて、説明します。

旅行先で体調を崩して病院にかかった

旅行先で体調を崩して病院にかかった場合、海外旅行保険に加入していれば、診察代や入院費などが補償されます。

補償金額の上限は、「疾病治療費用」の保険金額となっているので、病気や体調不良などの程度によっては保険金額以上の治療費がかかり、自己負担金が発生する可能性もあります。

保険金を請求するためには、治療費の領収書・精算書などが必要になります。

旅行先でケガをしてしまい病院にかかった

病気ではなく旅行先でケガをして病院にかかった場合でも、海外旅行保険に加入していれば診察代などが補償されます。

補償金額の上限は「傷害治療費用」の保険金額で、旅行先で体調を崩した場合と同様に、保険金を請求するためには治療費の領収書・精算書などが必要なので、必ず発行してもらいましょう。

旅行先で自身の携行品を破損してしまった

旅行中にカメラを落としてレンズが割れてしまった、スーツケースのキャスターが破損したといった場合でも、海外旅行保険に携行品損害の補償がついていれば修理費などが補償されます。※自己負担金額が設定されている場合があります。

補償額の上限は「携行品損害」の保険金額で、保険金を請求するためには、損害額を証明する書類などが必要です。

ホテルの備え付け品や他人の所有物などを破損してしまった場合や、法律上の損害賠償責任を負ってしまった時も、海外旅行保険に賠償責任保険の補償がついていれば損害賠償金や訴訟費用などが補償されます。

補償金額の上限は「賠償責任」の保険金額で、保険金を請求するためには、示談書や損害額を証明する書類などが必要です。

海外旅行保険への加入方法は、大きく分けて「海外旅行に行く前に保険会社が取り扱っている保険に申し込む」、「海外旅行保険が付帯しているクレジットカードの会員になる」の2つです。

それぞれの方法について、以下で説明します。

保険会社が提供している掛け捨ての保険に、旅行に行く前に申込しておくというのがひとつの方法です。

海外旅行先で何かトラブルが起きてからでは、申し込むことができませんので、注意しておきましょう。

滞在日数や補償範囲などによって最適な契約内容が異なるので、自身の旅行に最適な保険を選ぶことが重要です。

旅行に行く直前に空港の保険カウンターで海外旅行保険に申し込むこともできます。しかし、その場合は、限られた選択肢のなかから選ぶことになります。

海外旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードの会員になるという形でも、海外旅行保険に加入できます。

海外旅行中の支払いは、決済に手間がかからないクレジットカードで行うことも多くなるかもしれません。海外旅行保険が付帯しているクレジットカードの会員になることで、同時に現地での支払い手段も増えます。

海外旅行に行く前にその都度保険に申し込む必要がないという利便性を考えると、クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用するのがおすすめです。

セゾンが取り扱っているクレジットカードのなかにも、海外旅行保険が付帯しているものがあります。

クレジットカードに付帯している海外旅行保険の補償内容は、すべてのカードで一律というわけではありません。

カード会社やカードの種類によって、補償範囲や補償金額などは異なります。

自身が安心できる内容の補償内容か、最大でどれくらいの補償が受けられるかは事前に確認しておきましょう。

海外旅行保険が付帯しているクレジットカードは数多くあります。そのなかでどのような点を比較すべきか把握しておくことも重要です。

海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを選ぶ際にチェックしたいポイントとしては、以下のようなことがあげられます。

● カード会員の家族も補償されるか
● 補償期間はどのくらいか
● 特典・サービスが充実しているか
● 海外でのポイント還元率

それぞれのポイントについて、説明します。

家族旅行で海外に行かれる方もいらっしゃるでしょう。

その場合、カード会員の家族も補償対象に含まれるかどうかは、カードを選ぶ際の重要なポイントのひとつです。

カード会員の家族も補償対象に含まれるのであれば、クレジットカード付帯の保険の補償が受けられますが、家族が補償対象に含まれない場合、別途家族の保険を申し込まなければなりません。

セゾンカードには、カード会員本人だけでなくカード会員の家族も補償対象に含まれるカードもあるので安心です。

海外旅行の場合は、旅行期間を通して海外旅行傷害保険の補償が適用される必要があります。

例えば、2ヵ月間海外旅行に行くとするのであれば、2ヵ月以上の補償期間の保険が付帯していれば安心です。

しかし、補償期間が30日間しかなければ、1ヵ月ほどは無保険で過ごすことになります。

保険が海外旅行の期間終了まで適用されるのか、確認したうえで、カードを選ぶと良いでしょう。

セゾンカード付帯の海外旅行傷害保険は、日本出国から最長90日間補償されますので、長期の旅行でも安心です。（補償期間が30日のカードもあります。）

海外旅行に持っていくクレジットカードですので、海外旅行時に役立つ特典やサービスが充実しているかどうかも、重要な要素です。

空港ラウンジサービスや空港までの荷物宅配サービスなどが付帯していれば、便利に活用できます。

海外旅行から帰ってきてからもクレジットカードは利用し続けるので、普段使いに役立つ特典やサービスも充実しているか確認しましょう。

セゾンの一部のカードであれば、空港ラウンジサービスなどの便利なサービスが利用でき、普段使いに役立つ特典やサービスも多数付帯しています。

海外でのポイント還元率にも注目すると良いでしょう。

海外旅行中は普段よりショッピングをする機会も多いため、ポイント還元率が高ければ効率的にポイントを貯められます。

海外旅行に行くためには多額の費用がかかりますが、現地でのショッピングでクレジットカードのポイントを貯めることで、出費した分を補うこともできます。

セゾンが取り扱うカードのなかには、海外でポイント還元率がアップするものもあるので、そのようなカードを中心に検討するのがおすすめです。

海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを持っていれば、現地で万が一のことがあった場合も安心です。

しかし、万が一保険を利用する場合、何が必要か、どのような手順で進めればいいのかわからない方も多いかもしれません。出発前に保険を利用するために必要な物や条件を確認しておくことが大切です。

病気やケガの場合は、現地の病院で診療を受けたり入院したりする場合があります。その際に必ず治療費の領収書や精算書をもらっておきましょう。現地で保険会社の窓口に連絡し必要な書類を確認しておくと安心です。

帰国後、保険会社の事故受付デスクに連絡をして、保険金の請求手続きを行います。

病気・ケガ以外の場合も、現地の保険会社窓口に連絡し、事故の相談や、保険金請求書類の確認、保険の対象になるかどうかの相談ができます。現地でしか取得できない書類もありますので、帰国前に連絡することをおすすめします。

セゾンでも、海外旅行保険が付帯しているカードを多数取り扱っています。

そのなかから特におすすめのクレジットカードとして、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードとセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードを紹介します。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードに付帯している海外旅行保険の補償内容および補償金額は、以下のようになっています。

補償内容	本会員	本会員の家族
傷害死亡・後遺障害	5,000万円	1,000万円
傷害治療費用	300万円	300万円
疾病治療費用	300万円	300万円
賠償責任	3,000万円	3,000万円
携行品損害	30万円	30万円
救援者費用等	200万円	200万円
寄託手荷物遅延費用	10万円	10万円
寄託手荷物紛失費用	10万円	10万円
乗継遅延費用	3万円	3万円
出発遅延費用	3万円	3万円

適用条件を満たすことで最高5,000万円（傷害・死亡後遺傷害保険）が補償される充実した補償内容になっていますので、海外旅行時に持っていると非常に安心です。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードには、海外旅行保険以外にも多くのサービスが付帯しています。

カード利用時に貯まる「永久不滅ポイント」が国内利用では通常の1.5倍、海外での利用では通常の2倍貯まるので、海外旅行時のショッピングで利用することで、効率的にポイントが貯められます。

また、「SAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)」に加入すれば、ショッピングで利用した金額に応じて、永久不滅ポイントの代わりにJALのマイルが自動的にたまります。※別途登録が必要です。

マイルはショッピング1,000円(税込)につき10マイルたまるので、年間100万円の支払いがあればJALのマイルを10,000マイルためられます。

ためたマイルを特典航空券に交換することで、お得に海外旅行に行くことができるでしょう。

また、本カードを提示するだけで国内の主要空港のラウンジが無料で利用できるので、フライト前の時間を落ち着いた空間で過ごせます。

海外の空港でもラウンジを利用したい場合は、世界的なラウンジサービスである「プライオリティ・パス」のプレステージ会員に、優遇年会費の11,000円(税込)で登録可能です。

セゾンカード会員専用の旅の予約・問い合わせデスクであるtabiデスクを利用することで、大手旅行会社のパッケージツアーが最大8%オフで申し込めるので、ツアー旅行をお得に楽しめます。

アメリカン・エキスプレス・コネクトでの会員限定の優待や、毎月月末の金土日には全国のロフトで5%オフになるなど、普段使いに便利な優待も多数備わっています。

年会費は11,000円(税込)で、初年度は年会費無料で利用できるというのも大きな魅力です。リーズナブルな年会費で海外旅行保険を中心に、充実した特典が付帯しているカードをお探しの方には、非常におすすめです。

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードに付帯している海外旅行保険の補償内容および補償金額は、以下のようになっています。

補償内容	本会員・ファミリーカード会員	本会員の家族
傷害死亡・後遺障害	1億円	1,000万円
傷害治療費用	300万円	300万円
疾病治療費用	300万円	300万円
賠償責任	5,000万円	5,000万円
携行品損害	50万円	50万円
救援者費用等	300万円	300万円
寄託手荷物遅延費用	10万円	10万円
寄託手荷物紛失費用	10万円	10万円
乗継遅延費用	3万円	3万円
出発遅延費用	3万円	3万円

本カードに付帯している海外旅行保険の補償内容は、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードよりもさらに充実しており、適用条件を満たすことで最高1億円（傷害死亡・後遺障害保険）が補償されます。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードと同様に、国内利用では通常の1.5倍、海外での利用では通常の2倍の永久不滅ポイントが貯まります。海外旅行時に利用することで永久不滅ポイントを効率よく貯めることができるでしょう。

また、SAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)に優待価格で登録できたり、「プライオリティ・パス」のプレステージ会員に無料で登録できるのも大きな魅力のひとつとなっております。

もちろん国内の主要空港のラウンジも、無料で利用できます。

ほかにも、プラチナカードならではのものとして、以下のような特典やサービスが付帯しています。

● コンシェルジュ・サービス
● 全国のプレミアムホテルを優待料金で利用できる「プレミアムホテルプリビレッジ」
● ゴルフ関連のサービスを優待料金で利用できる「セゾンプレミアムゴルフサービス」
● 予約が難しい料亭やレストランで利用ができる「セゾンプレミアムセレクションbyクラブ・コンシェルジュ」

年会費は22,000円(税込)で、充実した特典やサービスが付帯している、ワンランク上のクレジットカードとなっています。

海外旅行保険に加入しておくことで、旅行先でケガをしたり病気にかかったりした場合に、補償内容の範囲内で、治療費や入院費用などの補償が受けられます。

海外旅行保険に加入するためには、保険会社が取り扱っている保険に申し込むか、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードの会員になる方法があります。

海外旅行ではクレジットカードを利用する機会が多くなるため、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードの申込を検討してみると良いかもしれません。

クレジットカードを選ぶ際には、付帯している海外旅行保険の補償内容以外に、海外でのポイント還元率や特典・サービスの充実具合などをチェックすると良いでしょう。

セゾンでも、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードやセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードをはじめとして、海外旅行保険が付帯しているカードを多数取り扱っています。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードには、最高5,000万円（傷害死亡・後遺障害保険）が補償される海外旅行保険が付帯しており、初年度は年会費無料で利用することができます。

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードには、最高1億円（傷害死亡・後遺障害保険）が補償される海外旅行保険が付帯しており、SAISON MILE CLUBや「プライオリティ・パス」のプレステージ会員に、優待価格で登録ができます。

どちらも魅力的なカードなので、付帯サービスや年会費などを比較したうえで、よりご自身にとって使い勝手が良いカードを選んでみてください。