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クレジットカードで確定申告を便利でお得に!カードで経費を支払うメリットを解説

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クレジットカードで確定申告を便利でお得に!カードで経費を支払うメリットを解説
確定申告をする際には、所得を計算するにあたって経費の支払いを確認する書類が必要です。クレジットカードの利用明細は、経費の支払いを確認する書類として利用できます。

クレジットカードを利用して経費を計上するメリットもたくさんあり、なかでも会計ソフトと紐づけたりクレジットカードのなかでもビジネスカードを活用したりすれば、さらに税金面でもビジネス面でもメリットが広がります。本記事では、クレジットカードを活用した確定申告について詳しく解説します。

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そもそも確定申告とは?

そもそも確定申告とは?

そもそも確定申告とは、1年間(1/1~12/31)の所得(売上-経費)から国に納めるべき所得税を計算し、その内容を管轄する税務署に申告する手続きのことです。原則、翌年の2月16日~3月15日が申告・納税期間となっています。

納税は国民の義務です。課税対象になる収入を得ている人が、適正な税金を納付するために、その金額を「確定」して「申告」する制度が、確定申告となります。

基本的に、確定申告は所得を得ているすべての方が対象です。ただし、年末調整を行った場合や所得が所得控除額以下の場合などでは、確定申告が不要となるケースもあります。

確定申告では所得税を計算するため、会計帳簿や経費の支払いが証明できる書類などが必要となります。とくに経費関連の書類は、きちんと何に使った経費なのかわかるような状態にしておくことが大切です。

クレジットカードで経費を支払うメリット

クレジットカードで経費を支払うメリット

クレジットカードを利用して経費を支払うと、さまざまなメリットがあります。以下で、1つずつ見ていきましょう。

クレジットカードの利用明細が経費を確認する書類になる

1つめのメリットは、クレジットカードの利用明細が経費を確認する書類になる点です。

クレジットカードを普段使っている方は「今月いくら使ったっけ?」と気になったときに、カード会社から発行される紙の利用明細やWeb明細を確認しますよね。

これは確定申告の場合でも同じで、経費をクレジットカードで支払っていると、利用明細が経費を確認できる書類となります。利用日や利用金額を一覧で確認できるため、とても便利です。

確認書類として利用する場合は、利用明細をきちんと保管しておきましょう。Web明細は閲覧期間が限られている場合もあるので、こまめに保存しておく必要があります。

また、クレジットカードで支払ったときに店舗から受け取った取引明細表やレシートを合わせて保管できていると、より証憑書類としての力もアップします。

クレジットカードを会計ソフトに紐づけると経理作業を効率化できる

2つめのメリットは、クレジットカードを会計ソフトに紐づけると経理作業を効率化できる点です。

会計ソフトのなかには、クレジットカードと紐づけることで、利用明細を自動で取り込めるものが多くあります。取り込んだ取引一覧から手動で仕訳ができるだけではなく、AI予測に基づいた自動仕訳が可能な場合もあります。

保管しておいたレシートなどを見ながら「これは経費、これは経費じゃない」と手作業で仕分けて計上していく必要がないので、経理作業がかなり簡略化され計算間違いもぐんと減らせることでしょう。

後払いのクレジットカードにはキャッシュフローの改善効果がある

3つめのメリットは、後払いのクレジットカードにはキャッシュフローの改善効果がある点です。

クレジットカードは後払いなので、取引を行った日から引き落とし日(実際にお金を支払う日)までの猶予が生まれます。支払いまでは手元に現金を残すことができるので、キャッシュフローの改善効果があります。

ポイントを貯めることができる

4つめのメリットは、ポイントを貯めることができる点です。

多くのクレジットカードでは、利用金額に応じた一定割合のポイントが貯まります。定期的に発生する賃料や水道光熱費、通信費などの支払いにクレジットカードを設定しておくだけでしっかりポイントが貯まり、好きな形で還元することが可能です。

振込や口座振替にかかる手数料や手間を削減できる

5つめのメリットは、振込や口座振替にかかる手数料や手間を削減できる点です。

クレジットカード以外の支払い方法となると振込や口座振替がありますが、振込には手数料がかかるだけではなく手間もかかります。また、口座振替は引き落とし日がバラバラになってしまうことが多いため、残高の把握がたいへんになってしまう原因となります。

クレジットカードには上記のようなデメリットはいっさいなく(3回以上の分割払いなどには手数料がかかります)、1度カード情報を登録するだけで自動的な支払いが可能になります。引き落とし日も毎月同じなので、残高不足のリスクもぐんと抑えられて、メリットの多い支払方法です。

家族や従業員の経費にも使用できる

6つめのメリットは家族や従業員が経費を使用する場合、クレジットカードを利用すれば、家族や従業員が経費を一時的に立替えることなく精算が可能です。

クレジットカードと連携できる会計ソフトなら確定申告がスムーズに

クレジットカードを利用して経費を計上するメリットの1つとして、クレジットカードを会計ソフトに紐づけると経理作業を効率化できる点をご紹介しました。いざ会計ソフトを利用しようと思ってもさまざまな種類があるので、どれを選べば良いか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

以下では、クレジットカードを紐づけることができて、かつ確定申告をスムーズに行える機能が付帯しているおすすめ会計ソフト「freee」を詳しくご紹介します。

freee

「freee」は、個人や20名以下の法人、21名以上の法人などを対象に幅広くサービスを提供している会計ソフトです。

クレジットカードや銀行口座と連携すると、明細が自動で読み込まれて、入力作業を削減できます。手軽なスマホアプリを利用すれば、レシートを撮影して金額や日付を自動で読み取ることも可能です。

確定申告に便利な機能も多く、「freee」は白色申告と青色申告の両方に対応しています。確定申告に必要な確定申告書の作成は、質問に答えていくだけで簡単に作成ができ、不動産所得や譲渡所得といったさまざまな所得の確定申告にも対応しています。

控除額が上乗せされる電子申告での提出の徹底したサポートも受けられるので、初めて確定申告を行う方でも安心です。

確定申告におすすめのクレジットカード

経費をクレジットカードで支払うと、会計ソフトとの連携で作業を効率化でき、キャッシュフローの改善効果が期待できるなど、さまざまなメリットがあります。

また、クレジットカードは所得税の納付も可能です(※)。オンライン上で24時間いつでも納付でき、納税金額に応じてポイントが貯まるお得さもあります。

セゾンのビジネスカードは、経費や税金などさまざまな事業性決済に利用できるほか、会計ソフト優待をはじめとするビジネス特典・優待サービスが豊富です。確定申告をお得に便利に行いたい方におすすめのカードとなっています。

(※)納付税額に応じて決済手数料がかかります。

freeeセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

freeeセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは年会費22,000円(税込)のビジネスカードです。

特長は、会計ソフト「freee」の2,000円ディスカウントクーポンをはじめ、ビジネス特典が充実している点です。

「Adobe Creative Cloudコンプリートプラン(個人版)」の優待やさまざまなサービスを優待価格で利用できる「ビジネス・アドバンテージ」など、確定申告や経費削減に役立つサービスをお得に利用できます。

そのほか、国内外の旅行傷害保険やコンシェルジュ・サービスが付帯し、マイルがお得にたまる「SAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)」に登録できるなど、プラチナカードならではの質の高いサービスが魅力の1枚です。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

年会費無料で利用できるビジネスカードです。経費精算・計上の効率化、社員の利用経費の一括管理などビジネスカードが持つ機能性を兼ね備えながら、年会費を必要としない魅力を持つカードとなります。

会計・給与のクラウドサービス「かんたんクラウド(MJS)」を月額料金3ヵ月間無料の優待があり、確定申告に役立つサービスをお得に利用できます。

また、ビジネスに役立つ10のウェブサービス利用で最大2%相当還元(通常の4倍/1,000円(税込)ごとに4ポイント)となる点も特長です(※)。10のサービスには「かんたんクラウド」やクラウド会計サービス「MoneyForwardクラウド」など、確定申告の業務効率化に便利なサービスも含まれています。

社員用のカードとして追加カードを9枚まで年会費無料で発行でき、経費精算や支払いの手間の大幅な削減も可能です。コストパフォーマンスに優れた1枚となっています。

(※)ほかのカードにて「SAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)」へご入会いただいている方は本サービスの対象外となります。

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クレジットカードを利用した確定申告についてのまとめ

確定申告は1年間の所得から国に納めるべき所得税を計算し、その内容を管轄する税務署に申告する手続きのことです。納税は国民の義務なので、適正な税金を納付するために必ず行わなければなりません。

所得は「売上-経費」から算出されますが、経費として支払ったことを証明するためには、経費を証明する書類が必要です。クレジットカードなら、利用明細を確認する書類として利用できてとても便利です。経費を支払ったクレジットカードを会計ソフトに紐づければ、経理作業を効率化できるメリットもあります。

今回ご紹介した2枚のセゾンカードは、会計ソフトの優待をはじめ確定申告を便利でお得にするビジネスカードです。この機会にぜひ利用をご検討ください。

この記事を監修した人

宮川 真一
宮川 真一
岐阜県大垣市出身。1996年一橋大学商学部卒業、1997年から税理士業務に従事し、税理士としてのキャリアは20年以上たちました。現在は、税理士法人みらいサクセスパートナーズの代表として、M&Aや事業承継のコンサルティング、税務対応を行っています。あわせて、CFP®(ファイナンシャルプランナー)の資格を生かした個人様向けのコンサルティングも行っています。また、事業会社の財務経理を担当し、会計・税務を軸にいくつかの会社の取締役・監査役にも従事しております。

【保有資格】
CFP、税理士