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固定資産税はクレジットカードで支払える?メリットや注意点、支払い方法を解説

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固定資産税はクレジットカードで支払える?メリットや注意点、支払い方法を解説
新しく家を購入した方のなかには、固定資産税の納付書が送付され、どの方法で支払うか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。固定資産税は毎年1月1日時点で保有する不動産などに課税されるため、家や土地を購入されたほとんどの方は、翌年から固定資産税がかかります。

固定資産税は、自治体によりクレジットカード払いが可能です。この記事では、固定資産税をクレジットカードで支払うメリットや注意点、支払方法を解説します。

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自治体によっては固定資産税はクレジットカードで支払可能

固定資産税は、田畑などの土地、住居、店舗などの家屋、構築物、機械などの償却資産に課税される地方税です。固定資産税の支払方法は、これまで納付書による現金払いか銀行での口座振替が一般的でした。

平成28年度の税制改正(平成29年1月4日施行)により、固定資産税はクレジットカードでの支払が可能となっています。固定資産税は地方税であるため、納付先の自治体により対応に違いはあります。クレジットカード払いが可能な自治体は、年々増加しています。

固定資産税をクレジットカード払いできる自治体

それでは、どういった自治体が固定資産税をクレジットカード払いできるのか、その一例を紹介しましょう。下記は、クレジットカード払いに対応している主な自治体です(2021年1月現在)。

・東京23区
・札幌市
・仙台市
・さいたま市
・千葉市
・名古屋市
・大阪市
・広島市
・福岡市

上記以外でも、東京都では立川市や国分寺市、大阪府では豊中市や泉大津市などもクレジットカード払いに対応しています。お住いの自治体がクレジットカード払いに対応しているかは、各自治体のホームページから確認してみましょう。

なお、支払いに利用できるクレジットカードは自治体によって異なります。一般的に、Visa、Mastercard、JCB、AmericanExpress、DinersClubといった主要な国際ブランドのカードは、利用できる自治体が多くなっています。

固定資産税をクレジットカードで支払うメリットと注意点

固定資産税をクレジットカードで支払うメリットと注意点

固定資産税をクレジットカードを利用して支払うことには、さまざまなメリットがあります。下記では、主な3つのメリットと、支払う際の注意点を解説します。

メリット①クレジットカードのポイントが貯まる

固定資産税をクレジットカードで支払う大きなメリットは、支払った金額に応じたポイントを貯められることです。これは、納付書による現金払いや銀行での口座振替にはない利点です。

クレジットカードのポイント還元率はカードによって異なるため、ポイント還元が優遇されるクレジットカードを選ぶと、受けるメリットはより大きくなります。

メリット②ネットで簡単に支払うことができる

クレジットカード払いの2つめのメリットは、ネットで簡単に支払いが完了することです。自宅で支払い手続きをすることができ、自治体や銀行の窓口まで行く手間がかかりません。

また、クレジットカード払いはオンライン上で24時間いつでも納付できます。自治体や銀行の窓口の営業時間に間に合わない会社員の方でも、自分の都合の良い時間に支払いを済ませることができます。

メリット③支払計画を柔軟に立てることができる

固定資産税の支払いでクレジットカードを選択すると、余裕を持った支払計画を立てることができます。

固定資産税の支払方法は、第1期から第4期の4回払いが一般的です。自治体によっては、一括払いが可能な場合もあります。ただし、4回以上の分割は基本的に認められていません。

クレジットカード払いでは、期ごとに支払方法を選択することができます。例えば、セゾンでは1回払いとリボ払いから選択可能です。手元の資金に合わせて1回払いとリボ払いを使い分けるなど、柔軟に支払計画を立てることができます。

固定資産税をクレジットカードで支払うときの注意点

クレジットカードで支払う際の注意点は、システム利用のための決済手数料がかかることです。例えば、東京都では下記のような決済手数料が発生します。

固定資産税額 決済手数料
1円~10,000円 73円(税込80円)
10,001円~20,000円 146円(税込160円)
20,001円~30,000円 219円(税込240円)
30,001円~40,000円 292円(税込321円)
40,001円~50,000円 365円(税込401円)
※以降、税額が10,000円増えるごとに決済手数料73円(税別)が加算されます。

また、決済手数料は各自治体によって異なります。詳細については、各自治体の支払専用ページ・サイトなどをご参照ください。

なお、クレジットカードで支払った場合、手続き完了時点では納税証明書、領収書、納付書などが発行されないことを覚えておきましょう。

固定資産税をクレジットカード払いする方法

固定資産税のクレジットカード払いは、インターネットを利用してオンライン上で手続きをします。コンビニや自治体の窓口などでのクレジットカード払いは不可となっていますので、ご注意ください。

支払う前に準備するもの

支払いをする際には、各自治体から送付される「納税通知書」とご利用中の「クレジットカード」を用意しましょう。納税通知書は、多くの場合、4~6月頃に送付されます。

また、パソコンやスマートフォンなど、インターネットを利用できる端末もあわせてご準備ください。

支払いの流れ

固定資産税をクレジットカード払いする際の大まかな流れは、下記のとおりです。自治体により、自治体サイト内の専用ページで支払いが完結する場合や、「Yahoo!公金支払いサイト」を利用する場合などがあります。

1.クレジットカード払い専用ページへアクセス
2.決済手数料の確認
3.各注意事項の確認
4.納税通知書記載の納付番号と確認番号の入力
5.クレジットカード番号などの支払情報の入力
6.入力内容の確認
7.手続き完了

クレジットカード払いを利用できる期間は、納付書に記載されている納期限までです。なお、自治体によって異なる部分もあるため、詳細については専用ページの記載事項などをご参照ください。

※1ヵ月の利用金額をご入力いただくと、貯まるポイントやマイルのシミュレーションができます。
ポイントシミュレーションを確認する

固定資産税の支払いにおすすめなクレジットカード

セゾンカードは、固定資産税をクレジットカードでお支払いいただけます。固定資産税に限らず、自動車税や軽自動車税などの地方税、法人税や消費税といった各種国税を支払うこともでき、非常に便利です。下記の2枚のセゾンカードは、付帯する特典も魅力あるおすすめカードです。

※固定資産税を含む地方税の場合は、自治体によりクレジットカード払いに対応していない場合があります。

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードDigital

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigitalは、「ナンバーレスデジタルカード」が魅力のクレジットカードです。年会費は初年度無料、2年目以降1,100円(税込)、前年に1円以上のカード利用により翌年度も無料でご利用いただけます。

「ナンバーレスデジタルカード」は、お申し込み開始から、最短5分発行でスマホにデジタルカードが発行され、後日、券面にカード番号などの記載がないナンバーレスカードが郵送(簡易書留)されます。支払いに必要なカード情報はデジタルカードとして発行されるため、すぐに固定資産税の支払いにご利用いただけます。

また、普段のお買物では、QUICPayでの買物は最大2%相当(※)の永久不滅ポイントが還元されます。QUICPayはさまざまな場所で利用できるため、毎日のお買物をよりお得にすることができます。

(※)1ポイント最大5円相当のアイテムと交換した場合となります。
(※)適用には、諸条件があります。詳細はカードお申込みページをご確認ください。

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セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、ポイントをお得に貯めたい方におすすめのカードです。年会費は初年度無料、2年目以降は11,000円(税込)でご利用いただけます。

国内でのショッピング利用は通常の1.5倍(1,000円ごとに1.5ポイント)、海外でのショッピング利用は通常の2倍(1,000円ごとに2ポイント)の永久不滅ポイント優遇が魅力です。固定資産税の支払いにも国内利用の優遇が適用されるため、お得にポイントを貯めることができます。

また、国内主要空港ラウンジの無料利用、最高5,000万円が補償される旅行傷害保険が付帯します。その他、宿泊・ショッピング・ヘルスケアなどの各種優待が付帯する点も魅力です。

ご利用いただける国内ラウンジはこちら
※各空港ラウンジの営業や営業時間に変更が出る場合があります。
 お出かけの際は、各空港のWebページやお電話などで最新情報の確認をお願いいたします。

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よくある質問

Q1 固定資産税はクレジットカードで支払える?

平成28年度の税制改正(平成29年1月4日施行)により、固定資産税はクレジットカードでの支払が可能となっています。固定資産税は地方税であるため、納付先の自治体により対応に違いはあります。

Q2 固定資産税をクレジットカードで支払うときの注意点は?

クレジットカードで支払う際の注意点は、システム利用のための決済手数料がかかることです。例えば、東京都では下記のような決済手数料が発生します。

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まとめ

現在、東京23区、大阪市など多くの自治体では、固定資産税をクレジットカードで支払うことが可能です。

固定資産税をクレジットカードで支払えば、ポイントが貯まる、ネットで簡単に手続きができる、支払計画を柔軟にできるなどのメリットがあります。ただし、決済手数料が発生するなどの注意点もあります。

セゾンでは、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードをはじめとした固定資産税の支払いができるクレジットカードを用意しています。この機会に、ぜひ利用をご検討ください。

この記事を監修した人

宮川 真一
宮川 真一
岐阜県大垣市出身。1996年一橋大学商学部卒業、1997年から税理士業務に従事し、税理士としてのキャリアは20年以上たちました。現在は、税理士法人みらいサクセスパートナーズの代表として、M&Aや事業承継のコンサルティング、税務対応を行っています。あわせて、CFP®(ファイナンシャルプランナー)の資格を生かした個人様向けのコンサルティングも行っています。また、事業会社の財務経理を担当し、会計・税務を軸にいくつかの会社の取締役・監査役にも従事しております。

【保有資格】
CFP、税理士