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売上台帳の役割や作成方法をご紹介!各種補助金申請における重要性についても解説

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事業を営んでいると、補助金・支援金・給付金などを申請する機会もあるでしょう。なお、申請要綱を読むと、しばしば、「売上台帳」を提出することが要件とされているケースがありますが、「どのようなものなのかわからない」とお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。

そこで、本記事では、売上台帳の役割や作成方法について徹底解説します。売上台帳の作成が、収支管理や税金の計算、補助金などの申請において重要になることもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

売上台帳とは?

売上台帳とは、1ヵ月間の「売上」を集計・記入するための台帳(帳簿)のこと。集計・記入するのは「売上」のみです。

「経費(家賃、水道光熱費、通信費、消耗品費など)」に関しては、売上台帳には記入しません。

なお、「売上」と「利益」を混同しないようにご注意ください。「利益=売上-経費」という関係を理解しておきましょう。

売上台帳を作成しておけば、日々の売上が可視化され、月ごとの売上の推移を分析することが可能になります。

売上台帳を作成する方法

売上台帳を正確に作成するためには、日々、モノやサービスを販売して対価を受け取った際に発行した「領収書」の写しなどを保管しておく必要があります。

なお、フォーマット(様式)が定められているわけではありません。「紙とペン」「ワープロソフト」「表計算ソフト」などを用いて、1ヵ月間の「売上発生日」「取引先」「発生要因(販売した商品・サービスの種類・個数)」「金額」などを記入して売上台帳を作りましょう。

売上台帳の例

前の章の説明だけでは、イメージしにくいかもしれません。そこで、売上台帳の具体例を示します。

                          売上台帳
2023年2月分
                                  株式会社●●(個人事業主の場合、本名や屋号を記入)
日付 内容 金額
2/1 A株式会社に、〇〇(単価1,000円)を100個販売 100,000円
2/5 B株式会社に、△△(単価100円)を500個販売 50,000円
2/20 A株式会社に、〇〇(単価1,000円)を200個販売 200,000円
2/25 C株式会社に、□□(単価500円)を100個販売 50,000円
2/28 C株式会社に、〇〇(単価1,000円)を50個販売 50,000円
合計 450,000円

なお、この事例では「企業に対してモノを販売する事業」を想定していますが、事業内容に合わせて記載項目を検討してください。

例えば、サービスを販売している場合は、内容の欄に「◆◆株式会社から依頼され、3時間スポーツインストラクター業務に従事(1時間あたりの報酬:10,000円)」など、売上発生要因を把握できるように工夫しましょう。

売上台帳を作成しておく重要性

売上台帳を作成することは、以下に示す2つの点から重要になることを認識しておきましょう。

● 売上台帳から把握できる情報を収支管理や税金の計算に活用できる
● 各種補助金を申請する際、売上台帳の提出を求められる場合がある

それぞれについて詳しく説明します。

売上台帳から把握できる情報を収支管理や税金の計算に活用できる

記録を作成しないまま、数多くの商品・サービスを販売していると、後日、「いつ、どのような取引が発生したのか」を把握することが困難になるかもしれません。

売上台帳を作成しておけば、「いつ」「誰に」「何を」「何個」「いくらで売ったのか」を可視化できます。1ヵ月ごとに作ることで、月による売上の増減を把握でき、収支を管理しやすくなるでしょう。

将来の経営戦略を練るうえで重要になるほか、税金の計算にも役立つので、毎月、売上台帳を作ることを心がけてください。

各種補助金を申請する際、売上台帳の提出を求められる場合がある

さまざまな補助金・支援金などを申請する際に、売上台帳の提出を求められる場合があります。

以下は、過去に国が実施した補助金・支援金・給付金などの事業のうち、「売上台帳の提出」が申請要件とされた事例です。

● 持続化給付金
● 家賃支援給付金
● 一時支援金
● 月次支援金
● 事業復活支援金
● ARTS for the future! 2

そのほか、自治体の各種支援事業においても、売上台帳の提出が必要なケースがあります。今後も、さまざまな補助金・支援金・給付金事業が実施されるかもしれないので、売上台帳を作っておくほうが良いでしょう。

会計ソフトを利用すれば、売上台帳の作成がスムーズになる

会計ソフトを利用すれば、売上台帳の作成がスムーズになる

売上台帳は、「市販の売上台帳」「ワープロソフト」「表計算ソフト」などで作れますが、手間がかかります。

日々、「会計ソフト」で経理処理を実行していれば、過去に入力したデータから「売上」だけを抽出して表示できることを覚えておきましょう。

スムーズに売上台帳(月ごとの売上の内容)を作成したいのであれば、会計ソフト(例えば、「マネーフォワード」「かんたんクラウド(MJS)」など)を活用しましょう。

なお、会計ソフトとクレジットカードの組み合わせによっては、利用明細を自動的に取り込める場合もあります。事業用の物品・サービスをクレジットカード(法人カード)で購入すれば、経理処理の負担が軽減されるので、ぜひ保有をご検討ください。

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また、優待特典の一つであるクラウド型経費精算サービス「Staple(ステイプル)」を利用すれば、経費精算の負担が軽減されます。経理担当者の時間・労力を売上台帳を作ることに振り向けやすくなるでしょう。

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(※2)「カードのご利用に関するお問い合わせ」のみ、9:00~21:00の対応とさせていただきます。

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会計ソフトと法人カードで、効率的に売上台帳を作成しよう!


売上台帳とは、1ヵ月間の「売上」を集計・記入するための台帳(帳簿)です。1ヵ月間の「売上発生日」「取引先」「発生要因(販売した商品・サービスの種類・個数)」「金額」などを記入して作ることを覚えておきましょう。

収支管理や税金の計算に活用できるほか、各種補助金などを申請する際に売上台帳の提出を求められる場合があるので、毎月、売上台帳を作ることを心がけてください。

なお、日々、会計ソフトで経理処理を実行していれば、過去に入力したデータから「売上」だけを抽出してスムーズに表示できます。事業で使用する物品・サービスを法人カードで購入したうえで、利用明細を会計ソフトに取り込めば、さらに経理処理が効率化されるでしょう。

おすすめの法人カードは「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」および「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」の2枚です。それぞれに特長があるので、年会費や優待特典を比較して、自社に適したカードをお選びください。