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キャッシングの審査とは?チェックされるポイントや通過しない原因について徹底解説
キャッシングはクレジットカードで現金を引き出すことができる便利なサービスです。クレジットカードのキャッシングを利用するには審査が必要ですが、審査についてきちんと理解していない方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、キャッシングの審査について詳しく解説します。また、申し込んだ当日中にキャッシングを利用できるクレジットカードも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
記事のもくじ
クレジットカードのキャッシングの審査とは?
クレジットカードでキャッシングを利用するためには、あらかじめ各クレジットカード会社による審査が必要です。
キャッシングの利用枠は、審査の際にキャッシング希望枠を考慮したうえで、各クレジットカード会社が申込者の信用情報を基に総合判断して決定します。
クレジットカードのキャッシング機能の利用に関する審査においては、以下の要素が重要になることを認識しておきましょう。
● 返済能力(収入の安定性や収入額)
● 他社からの借入金額
● 過去の金融トラブル(延滞など)の有無・内容
なお、キャッシング枠を付けることはカードのお申し込みをしたときだけでなく、カードを発行したあとでも行うことができます。
キャッシングで審査が必要な理由
キャッシングの審査は、貸したお金がきちんと返済されるのかを判断するために行われます。収入や他社からの借入金額を確認し、利用者ごとに貸付けの可否や利用限度額を判断することで、貸し倒れのリスクを軽減しています。
また、クレジットカードのキャッシングは総量規制の対象になります。総量規制とは、年収の3分の1を超える貸付けを禁止する法律上の規制です。
総量規制を超える貸付けにならないかを判断するためにも、現在の借入金額を審査で確認する必要があります。
キャッシングの審査でチェックされるポイント
クレジットカードのキャッシングの審査の項目や基準は公表されていませんが、一般的に以下の情報はチェックされることになります。
● 信用情報
● 本人の属性
信用情報
信用情報は、クレジットやローンの契約に関する情報のことで、返済状況、お支払い状況、借入残高などの情報が含まれています。
キャッシングの審査では、信用情報機関にある信用情報を照会し、申込者の返済能力に合わせた貸付けを行います。
本人の属性
本人の属性としては、年齢、収入、職種、勤務先、勤続年数、居住形態、居住年数、家族構成など、返済能力にかかわる情報が審査においてチェックされます。
安定的かつ継続的な収入が見込めると判断されると、審査に通過しやすくなると考えられます。
専業主婦(夫)やフリーターは審査に通過できない?
フリーターやアルバイトをしている方は、継続的な収入があれば、会社員などと同じようにキャッシングの審査を受けることができます。
一方、専業主婦(夫)など収入のない方は、原則としてキャッシングを利用することはできません。
ただし、配偶者貸付という制度を利用すれば、専業主婦(夫)の方も配偶者の収入を基に審査を受けることが可能です。ただし、クレジットカード会社によっては、配偶者貸付を行っていない場合もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
配偶者貸付は、総量規制の例外に該当する制度であり、配偶者の同意を得たうえで必要書類を提出すれば、本人と配偶者の収入を合算した金額の3分の1までの範囲内で借り入れができます。提出する書類は、主に以下のとおりです。
● 配偶者の収入を証明する書類
● 住民票・戸籍抄本などの夫婦関係を証明する書類
● 配偶者の同意書
キャッシングの審査で必要な書類
クレジットカードのキャッシング審査で提出する書類は2つあります。
● 「本人確認書類」
● 「収入証明書類」
本人確認書類
本人確認書類とは、申込者本人の基本的な情報が記載されている書類のことです。以下はその具体例です。
● 運転免許証
● マイナンバーカード
● 特別永住者証明書
● 在留カード
いずれかのものを持っていないとキャッシングの審査はできませんので、忘れないようにしましょう。
収入証明書類
1社から50万円以上のキャッシング枠を希望する場合、収入証明書類の提出が必要になります。
また、ほかの金融業者から借り入れがあり、合計100万円を超える借入希望がある場合も書類の提出が必要です。収入証明書類の提出については貸金業法で定められています。
以下に、収入証明書類の具体例を示します。
● 給与明細書(直近2ヵ月分)
● 源泉徴収票(最新)
● 確定申告書(最新)
給与所得者(会社員や公務員など)の場合、給与明細書や源泉徴収票を用意しましょう。自営業の場合、確定申告書が必要になることにご留意ください。
キャッシング審査が通らない場合に考えられる原因
キャッシングを利用するためには審査への通過が必要ですが、場合によっては審査に落ちてしまう可能性もあります。審査に落ちる主な原因として考えられるのが次の5つです。
● お申し込みの内容が誤っている
● 支払能力を超える希望金額を申請した
● 借り入れやお申し込みの状況が審査に影響している
● 収入が少ない、勤続年数や居住年数が短いなど
● 在籍確認がとれなかった
それぞれ、順番に解説します。
①お申し込みの内容が誤っている
クレジットカードを申し込む際に、申込内容に間違いがあると審査に通過することができず、キャッシングが利用できないことがあります。入力した個人情報が誤っている場合は、クレジットカード自体の審査を正常に行えないため、キャッシングも利用できません。
なお、キャッシングサービスはクレジットカードと一緒にお申し込みが可能です。その際に操作を誤り、キャッシングサービスにお申し込みができていなかった可能性があります。
例えば、キャッシングサービスのお申し込みに必要な項目を記載していなかった、または「キャッシングサービスの利用を希望しない」の部分にチェックを入れてしまった場合は、そもそもお申し込みが行われていないので、キャッシングは利用できません。
なお、クレジットカードを発行したあとでも、改めて申し込むことでキャッシングサービスを付帯できます。「申し込んだはずなのに、いつまでもキャッシングが利用できない」という方は、お申し込みができているか確認してみましょう。
正しい内容かどうかきちんと確認をして、お申し込みをしましょう。
あとからキャッシングサービスに申し込む方法
キャッシングのお申し込みが正確に行えなかった場合は、改めて申し込むことで審査を受けられます。
クレジットカードの発行後にキャッシングを申し込む方法は、クレジットカード会社によっても異なりますが、主に以下の方法を設けているケースが多いです。
● クレジットカード会社に連絡する
● インターネットや専用アプリから手続きする
例えば、セゾンカードの場合は、以下のような申込方法を提供しています。
●セゾンカードのスマートフォンアプリ「セゾンPortal」
● セゾンカードのインターネットサービス「Netアンサー」
● インフォメーションセンター(電話)
ご自身に適したお申し込み方法を選んでください。
②支払能力を超える希望金額を申請した
クレジットカード会社は審査の際にさまざまな項目を考慮して、申込者の支払能力を判断しています。
支払能力を超える希望金額でお申し込みをすると、クレジットカード会社は支払能力に合ったキャッシング枠を設定するため、希望金額に沿えない場合があります。
また、年収の3分の1を超える貸付は、総量規制に抵触するため、原則借り入れができません。
加えて、年収の3分の1以上の希望金額を申請すると、キャッシング枠が希望金額より低い限度額になる場合があるので注意しましょう。
③借り入れやお申し込みの状況が審査に影響している
他社での借入件数が多い、借入金額が大きいなどの問題や、短期間に複数のキャッシングやローンのお申し込みが原因で、審査に落ちていることも考えられます。
借り入れが多い場合は、まずは返済を進めることを検討しましょう。また、複数社への同時申し込みは避けるようにしてください。
④収入が少ない、勤続年数や居住年数が短いなど
収入が少ないなどの本人の属性情報が原因で、安定して返済ができないなどの判断となり、審査に落ちていることも考えられます。
勤続年数や居住年数が短い場合は、転職や転居が多いため、安定して継続的に返済していくことが難しいと判断されてしまう可能性があります。
⑤在籍確認がとれなかった
クレジットカード発行の審査の際には、在籍確認が行われることがあります。在籍確認では、申告した職場に電話連絡をして、実際に勤めているかどうかを確認します。
在籍確認が取れないと、クレジットカードの発行自体が難しくなります。
キャッシングの審査がゆるい会社はある?
「審査がゆるい」業者は存在しません。一般的に審査基準は公開されていませんが、各業者は審査の際に「独自に定めた基準」を満たしているかどうかをチェックしています。
なお、審査に通らない場合でも、その理由を確認することはできません。
キャッシングの審査にかかる時間
クレジットカードの審査は、申込者の個人情報や信用情報をチェックする関係で、ある程度の時間を必要とします。
ただし、最近ではお申し込み開始から最短5分でカード番号の発番が可能なデジタルカードもあるため、申し込むクレジットカードによってはキャッシングの審査が即日で終わることもあります。
キャッシングは即日利用も可能
カード発行後であれば、クレジットカード会社によってはキャッシングの即日利用が可能です。ただし、お申し込み直後の即日利用となると難しい可能性が高いです。
キャッシングが利用できるまでの一般的な流れは、上述したように、お申し込み後に審査に通る必要があります。
お申し込みをしてから審査に通るまでの手続きに少なくとも数日はかかることを考慮すると、即日のキャッシング利用は難しいと考えられます。
そのため、キャッシングを利用するためには、あらかじめクレジットカードのお申し込み時にキャッシング枠のお申し込みも行いましょう。
「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」であれば、「振込キャッシング(ONLINEキャッシング)」にも対応しており、発行後はすぐに利用できます。
振込キャッシング(ONLINEキャッシング)とは、セゾンカードの引き落とし口座へ希望の金額を原則24時間、最短数十秒で振り込むサービスです。
振り込みの手続きは電話でも可能ですが、インターネットや専用アプリであれば原則24時間振り込み可能なため、時間や場所を問わずキャッシングができます(※)。
(※)メンテナンスなどによりご利用いただけない時間帯がございます。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、初年度年会費無料で保有できるセゾン・アメリカン・エキスプレス(R)・カードの上級グレードに該当するゴールドカードです。
また、2年目以降の年会費は11,000円(税込)ですが、年間1回(1円)以上のカードご利用で翌年度年会費も無料で保有できます。
ショッピング利用時のポイント還元率は国内で1.5倍、海外で2倍(※1)(※2)となっており、通常カードと比べて効率良く永久不滅ポイントを貯められます。「セゾンポイントモール」でのショッピングなら最大30倍の永久不滅ポイントを貯めることも可能です。
また、普段使いに役立つお得な特典も豊富です。例えば、「セゾンの木曜日」の利用で映画がお得に楽しめたり、「セゾンフクリコ」が入会費・年会費無料で利用ができたりします。
「セゾンの木曜日」とは、毎週木曜日に全国のTOHOシネマズでお好きな映画を1,200円(税込)で鑑賞いただけるお得なサービスです。
セゾンカードのスマートフォンアプリ「セゾンPortal」からクーポンを取得いただき、WEB(インターネットチケット販売“vit®”)または劇場でのチケット購入時にクーポンをご利用いただくことで特別料金で映画が鑑賞できます。
「セゾンフクリコ」とは、全国25,000以上の施設を最大66%OFFで使える優待割引サービスです。特別優待として映画鑑賞券が1,300円(税込)からご購入可能です(お一人様20枚/年まで)。
ほかにも、レジャーやグルメ、トラベルなどさまざまな優待割引を、専用サイトからいつでもご利用いただけます。
さらに、国内主要空港ラウンジを年2回まで無料で利用できるほか、世界に広がる1,700ヵ所以上の空港ラウンジをご利用いただける「デジタル会員証(プライオリティ・パス アプリ)」(通常年会費99米ドル/スタンダードプラン)に年会費無料でお申し込み可能など、充実した特典・優待も付帯しています(※3)(※4)。
普段使いから旅行まで幅広く利用可能で、ステータス性の高いクレジットカードをお探しの方におすすめのゴールドカードです。
(※1)一部還元率の異なるサービスおよび加盟店がございます
(※2)小数点以下は繰り上げになります。
(※3)別途「デジタル会員証(プライオリティ・パス アプリ)」へのお申し込みが必要となります。
(※4)プライオリティ・パスのプラン内容はカードによって異なります。
>>詳細はこちら
キャッシングの審査に関するよくある質問
本項目では、キャッシングの審査に関するよくある質問に関して解説します。
Q1 学生や主婦でも審査に通る?
学生や主婦の方でも、パートやアルバイトなどの毎月安定した収入がある方は審査に通る可能性があります。ただし、仕送りやお小遣いは収入とみなされません。
Q2 年金受給者でも審査に通る?
年金受給者も毎月安定した収入があると見なされるため、審査に通る可能性があります。セゾンカードの場合、申込フォームの職業内にある「年金・不動産による収入」の項目を選択しましょう。
Q3 審査なしでキャッシングはできる?
原則として、審査を受けずにキャッシングは利用できません。なぜなら、クレジットカードのキャッシングは貸金業法で厳しく定められており、審査なしにクレジットカードのキャッシング業務を行うのは違法行為であるからです。
審査なしでクレジットカードの発行やキャッシングが可能と宣伝している会社は危険な会社であるため、絶対に利用しないようにしましょう。
Q4 年収を証明する書類は必要?
クレジットカード会社によりますが、キャッシングを利用する場合、申込者の年収を確認します。
セゾンカードの場合は、いずれかの条件に当てはまる方は、所得証明書類による年収の確認が必要です。
● セゾンカードでのキャッシングご利用可能枠が50万円を超えるとき
● 他社を含む貸金業者からの総借入額が100万円を超えるとき
所得証明書類は年収が確認できる書類のことで、直近2ヵ月分の給与明細書や前年度分の源泉徴収票、支払調書などが該当します。
提出した所得証明書類と申込者の利用状況などを基に審査が行われ、問題がなければキャッシングが利用できます。
なお、キャッシング枠維持のために、勤務先が変更になった場合や発行日から3年経過したなどの理由から、所得証明書類の再提出を求められることがあります。
Q5 住宅ローン残高があっても、キャッシングを利用できる?
住宅ローンは、総量規制における「除外貸付」に該当します。そのため、住宅ローン残高は、「年収の3分の1まで」と定められている借入額に算入されません。
住宅ローンの残高があったとしても、収入や信用情報などが各業者の基準を満たしていれば審査に通過し、キャッシングの利用が可能になることを覚えておきましょう。
まとめ
クレジットカードのキャッシング枠を利用するためには、カードのお申し込み時か後日キャッシング枠のお申し込みをしたときに審査に通る必要があります。
キャッシング枠のお申し込みをするときには、必要な情報をすべて正確に記入して各クレジットカード会社に提示しなければなりません。
各クレジットカード会社の審査基準は非公開になっていますが、総量規制によって、個人に対して貸すことができる金額は原則として年収の3分の1までです。
キャッシングの審査には数日間を要するため、申込日に即日キャッシングを利用できるようになるのは難しいです。キャッシングを利用するためには、あらかじめクレジットカードのお申し込みと同時にキャッシング枠も申し込む方が良いでしょう。
キャッシングは契約内容をしっかりと確認し、返済計画を立てたうえで適切に利用しましょう。
(※)「アメリカン・エキスプレス」は、アメリカン・エキスプレスの登録商標です。(株)クレディセゾンは、アメリカン・エキスプレスのライセンスに基づき使用しています。





