国内旅行保険に加入する方法は、主に「旅行前に保険会社で取り扱っている保険に申し込む」、または「国内旅行保険が付帯したクレジットカードの会員になる」という2つの方法があります。

それぞれの方法について、以下で詳しい内容を見ていきましょう。

国内旅行保険に加入する1つ目の方法が、保険会社で取り扱っている保険に申し込むというものです。

保険会社によっては取扱商品のひとつとして国内旅行保険を販売しています。旅行前に加入しておくと、旅行先での万一の事態に備えられます。

内容は保険会社によってさまざまですが、旅行先でケガをした際の傷害保険や、人にケガをさせてしまったときなどの賠償責任保険などが補償される商品が多いです。

保険料は1泊2日で500円前後で申し込める保険もありますが、一般的には旅行期間が増えるほど保険料も増えていく仕組みになっています。

クレジットカードによっては、サービスのひとつとして国内旅行保険が付帯しているケースがあります。

クレジットカードの国内旅行保険は付帯保険なので、別途保険料を支払わなくても利用可能です。旅行の都度申し込む必要もないため、手軽さを重視する方に向いています。

例えば、クレディセゾンが発行するセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、最高5,000万円(傷害死亡・後遺障害保険)を補償する国内旅行保険が付帯しています。

本会員の家族も補償の範囲に含まれているので、家族旅行に行く予定がある方も利用できます。

なお、クレジットカードに付帯する保険には「利用付帯」と「自動付帯」の2種類があります。

● 利用付帯：旅行代金などをクレジットカードで支払った場合に旅行傷害保険が付帯する
● 自動付帯：旅行代金の支払いにクレジットカードを利用せずとも旅行傷害保険が付帯する

旅行代金などをそのクレジットカードで支払っていないと、利用付帯の国内旅行保険は利用できません。

クレジットカードの種類によって、国内旅行保険の利用付帯と自動付帯は異なるので、旅行前に必ず付帯条件を確認しておきましょう。

補償内容は各クレジットカードで異なりますので、事前に確認しておくようにしましょう。

ここでは、例としてセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードに付帯する国内旅行保険の補償内容をご紹介します。

● 傷害死亡・後遺障害保険：最高5,000万円
● 傷害入院日額の補償：5,000円
● 傷害通院日額の補償：3,000円

また、本会員の家族も最高1,000万円(傷害死亡・後遺障害)の補償を受けられます(※)。

(※)本会員の配偶者、本会員または配偶者と生計をともにする同居の親族、本会員または配偶者と生計をともにする別居の未婚のお子様が対象です。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードの国内旅行保険は、以下に該当する場合は保険金が支払われません。

● 故意、重過失
● けんか、自殺、犯罪
● 無資格運転、酒気帯び運転
● 脳疾患、疾病、心神喪失
● 妊娠、出産、早産、流産
● 医学的他覚所見のないむち打ち症、腰痛等
● スカイダイビング等の危険な運動中の事故
● 戦争、侵略行為、反乱等
● 地震、噴火またはこれらによる津波など

上記のケースは、他社のクレジットカードでも同様に保険金の支払い対象外とされているケースが一般的です。

国内旅行保険が付帯するクレジットカードで旅行代金を支払った場合でも、必ず補償が受けられるわけではない点を十分に理解しておきましょう。

旅先での万一に備えたい方は、クレジットカードに付帯する国内旅行保険の利用方法も把握しておきましょう。

ここでは、旅行時にケガをした場合を例にして、国内旅行保険を利用する流れをご紹介します。

1. クレジットカード会社が指定する窓口に連絡を入れる
2. 事故証明書など保険金を請求するための書類を用意する
3. 書類を提出し保険金を受け取る

上記の手順に沿って手続きを行えば補償を受けられますが、医療費は一度ご自身で負担し、そのあとで保険金を受け取る形となります。

また、保険金を受け取るには、診断書や医療費の明細書が必要な場合があります。確実に補償を受けるためにも、提出が必要な書類は事前に確認しておくと良いでしょう。

このほか、連絡するタイミングにも注意が必要です。連絡が遅れると補償を受けられなくなる可能性があるので、忘れないうちに早めに連絡を入れましょう。

なお、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードの場合は、事故発生日から30日以内に損保ジャパン事故受付デスクに連絡をします。

国内旅行保険は多くのクレジットカードに付帯しているため、保険目的でカードを選ぶと選択肢が多すぎて悩んでしまうこともあるでしょう。

国内旅行保険が付帯するクレジットカードを選ぶ際は、以下のポイントを確認するのがおすすめです。

● 家族が補償の対象かどうか
● ポイントやマイルの還元率が高いか
● 特典・サービスの内容

ここからは、国内旅行保険が付帯するクレジットカードを選ぶポイントを紹介します。これからクレジットカードを発行する方は、ぜひ参考にしてください。

クレジットカードに付帯する国内旅行保険は、補償の対象をカード会員だけでなく、家族も対象としている場合があります。

例えば、クレディセゾンでは、本会員の家族も最高1,000万円(傷害死亡・後遺障害)まで補償するクレジットカードを発行しています。

しかし、家族も補償の対象かどうかは各クレジットカードで異なるので、選ぶ際は付帯する保険の補償対象について確認しておくことが大切です。

家族で旅行に行く機会が多い方は、家族も補償してくれる保険が付帯するクレジットカードを選ぶと良いでしょう。

クレジットカード選びの際は、付帯する国内旅行保険の内容だけでなくポイントやマイルの還元率にも注目しましょう。

多くのクレジットカードは、決済に利用するとポイントが貯まる仕組みになっており、貯めたポイントはクレジットカード会社の設ける使い道に利用できます。

また、クレジットカードの種類によっては、マイルを貯めることも可能です。

還元率は各クレジットカードで異なり、クレジットカードによってポイントやマイルの貯めやすさは異なります。お得さを重視する方は、できるだけ高還元のクレジットカードを選ぶと良いでしょう。

このほか、ポイントの有効期限も併せてチェックしておくことをおすすめします。有効期限が短い場合は、知らず知らずのうちにポイントを失効してしまう可能性もあるので気を付けてください。

期限忘れによるポイント失効が心配な方は、クレディセゾンの永久不滅ポイントのようにポイントに有効期限が設けられていないタイプのクレジットカードを選ぶと安心です。

クレジットカードには、保険以外にもさまざまな特典やサービスが付帯しています。

特典・サービス内容は各クレジットカードで異なるので、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが重要です。

例えば、空港をよく利用する方は、空港ラウンジ利用のサービスが付帯するクレジットカードを発行すると搭乗までの待ち時間を快適に過ごせます。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、羽田空港、成田国際空港、関西国際空港などの国内の主要空港に加えて、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港に設置されている空港ラウンジを利用できます。

よく足を運ぶ店舗で使える割引優待が付帯するクレジットカードを保有していれば、日々の支出を抑えることも可能です。

このように、自分に合っている特典・サービスが付帯するクレジットカードを保有すると、日々の暮らしがより充実します。

国内旅行保険が付帯するクレジットカード選びに悩んでいる方は、ぜひクレディセゾンが発行するカードを検討してください。

なかでも下記の2枚はポイントが貯まりやすく、サービスが充実しているため、普段使いのカードとしても役立ちます。

● セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
● セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

ここからは、上記2枚のクレジットカードの特長や魅力についてご紹介します。

項目	内容
年会費	● 初年度無料 ● 2年目以降は11,000円(税込) ※年間1回(1円)以上の利用で翌年以降も年会費無料
ポイント還元率	● 1,000円(税込)の利用につき1ポイント ● 国内でのショッピング利用でポイント1.5倍 ● 海外でのショッピング利用でポイント2倍
国内旅行傷害保険の補償内容(本会員)	● 傷害死亡・後遺障害保険：最高5,000万円 ● 傷害入院日額の補償：5,000円 ● 傷害通院日額の補償：3,000円
国内旅行傷害保険の補償内容(家族※)	● 傷害死亡・後遺障害保険：最高1,000万円 ● 傷害入院日額の補償：5,000円 ● 傷害通院日額の補償：3,000円

(※)本会員の配偶者、本会員または配偶者と生計をともにする同居の親族、本会員または配偶者と生計をともにする別居の未婚のお子様が対象です。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、利用付帯の国内旅行傷害保険が付帯するクレジットカードです。

公共交通機関や旅館・ホテルなどの宿泊施設、旅行ツアーの料金を事前にカードで決済すると、交通機関での移動中のケガや宿泊施設の火災・爆発による傷害事故、パッケージツアー参加中にケガをした場合に補償されます。

保険を利用するために出発前にセゾンへ連絡する必要はなく、上に記載した旅行に関する料金を事前にカードで決済するだけで安心して旅行を楽しめます。

このほか、ポイントの貯めやすさも魅力の1つです。国内のショッピング利用で1.5倍、海外だと2倍のポイントが常に貯まります。貯めたポイントはカードの支払いに充てる、ギフトカードとの交換など、さまざまな用途に利用可能です。

旅行に役立つサービスも充実しており、国内の主要空港ラウンジを年2回まで無料で利用可能、全国の厳選されたホテル・旅館をお得な価格で予約できる「一休.com」を利用できるなど、数多くの優待が付帯しています。

項目	内容
年会費	33,000円(税込)
ポイント還元率	● 1,000円(税込)の利用につき2ポイント ● 国内・海外ともショッピング利用でポイント2倍
国内旅行傷害保険の補償内容(本会員・ファミリーカード会員)	● 傷害死亡・後遺障害保険：最高5,000万円 ● 傷害入院日額の補償：5,000円 ● 傷害通院日額の補償：3,000円
国内旅行傷害保険の補償内容(家族※)	● 傷害死亡・後遺障害保険：最高1,000万円 ● 傷害入院日額の補償：5,000円 ● 傷害通院日額の補償：3,000円

(※)本会員の配偶者、本会員または配偶者と生計をともにする同居の親族、本会員または配偶者と生計をともにする別居の未婚のお子様が対象です。

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、自動付帯の国内旅行傷害保険が付帯するクレジットカードです。

自動付帯なので、カードを保有しているだけで国内旅行傷害保険が適用されます。そのため、「適用条件を気にせず旅行に行きたい」という方におすすめです。

ポイント還元率は国内・海外とも2倍に設定されているため、普段使いのカードとして活用すれば効率良くポイントを貯められます。

また、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードを保有している方は、カード利用でJALのマイルが貯める「SAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)」に優待価格で登録が可能です。

付帯するサービスは豪華なものが多く、旅行プランの相談や航空券の手配をしてくれる「コンシェルジュ・サービス」、全国のプレミアムホテルを優待料金で利用できる「プレミアムホテルプリビレッジ」など、プラチナ会員限定のリッチなサービスを活用できます。

マイルを効率良く貯めたい方やお得に旅行を楽しみたい方には、特におすすめの1枚です。

国内旅行保険が付帯するクレジットカードを選ぶ際は、「ポイントの還元率」や「付帯するサービス」など、保険以外の要素にも注目して比較すると選択肢を絞りやすくなります。

ご自身のライフスタイルに合っているかも考慮し、より適したクレジットカードを発行しましょう。

また、クレジットカード選びに悩む方は、セゾンが発行するカードもおすすめです。充実した国内旅行傷害保険、旅行に役立つ豊富なサービスを活用したい方はぜひ検討してください。