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法人カードでもETC割引は適用される?法人向けETCカードの種類や選び方まで解説

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法人カードでもETC割引は適用される?法人向けETCカードの種類や選び方まで解説
法人や個人事業主の方がETCカードを活用することには、料金が安くなること以外にも多くのメリットがあります。

この記事では、法人カードのETC割引にはどのような種類があるか、ETCカードを使うことのメリットや「ETCカードを発行するのにおすすめの法人カード2選」もご紹介していきます。

法人向けETCカードの種類と違い

法人向けETCカードには、クレジット機能付きETC法人カード、法人ETCカード、ETCコーポレートカードの3種類があります。

それぞれのカードの特徴を、以下に表でまとめました。

  クレジット機能付きETC法人カード 法人ETCカード ETCコーポレートカード
利用可能シーン 高速道路
経費の支払い等
高速道路 高速道路
割引制度 あり あり あり
ポイント・マイル還元 あり あり なし

法人ETCカードとETCコーポレートカードが、高速道路等での料金支払いでのみ利用可能なのに対して、クレジット機能付きETC法人カードは、高速道路以外でもカード決済が可能な場所、サービスであれば利用可能です。

また、クレジット機能付きETC法人カードと法人ETCカードは、支払った金額に応じてポイントやマイルの還元を受けることができますが、ETCコーポレートカードではそのようなサービスはありません。

割引制度については、どのETCカードでも通常の時間帯割引が受けられますが、ETCコーポレートカードのみ、「大口・多頻度割引」と呼ばれる割引制度が適用され、1ヵ月の利用金額に応じて以下のような割引を受けることができます(NEXCO東/中/西日本管轄の高速道路を利用した場合、カッコ内は首都高速および阪神高速を利用した場合)。

● 1ヵ月の利用料が5,000円~10,000円までの部分:10%(10%)
● 1ヵ月の利用料が10,000円~30,000円までの部分:20%(15%)
● 1ヵ月の利用料が30,000円を超える部分:30%(20%)

それぞれのカードの特徴を踏まえたうえで、利用するカードを選ぶことが重要です。

お得に利用できるのは「クレジット機能付きETC法人カード」

クレジットカード機能付きETC法人カードであれば、ETC利用分の料金はもちろん、オフィス用品の購入などでもポイントが貯められます。

また、クレジットカードに付帯している数々のサービスを利用することもできます。

空港のラウンジサービスが付帯しているようなカードは、出張で飛行機を利用することが多いような会社では特に重宝するでしょう。

法人カード特有の優待特典やサービスなどを有効活用することで、業務をより効率化できます。

高速道路を利用する機会が多い場合は、「大口・多頻度割引」が利用できるETCコーポレートカードが便利ですが、そうでない場合はクレジットカード機能付きETC法人カードがお得に利用できる機会が多いでしょう。

セゾンの法人カードはETCカードが無料で発行できます。発行可能枚数は法人カード1枚(追加カード1枚)につき5枚までになるので、会社で車を利用する機会が多い方におすすめです。

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クレジット機能付きETC法人カードも通常のETC割引は適用される

クレジット機能付きETC法人カードも通常のETC割引は適用される

ETC割引には、カードを利用することで受けられる3つの時間帯割引が存在します。それぞれに割引を受けられる条件をご紹介します。3つの時間帯ETC割引の詳細は、「NEXCO」の公式ホームページをご覧ください。

1. 平日朝夕割引

「平日朝夕割引」は6時~9時、17時~20時の時間帯にETCゲートを入出場することで、最大50%の割引が受けられます。

注意点は、「ETCマイレージサービス」への登録が必要ということ。ETCマイレージサービスに登録後、対象時間に割引対象区間を通行した場合、1ヵ月の利用回数に応じて、ETCマイレージサービスの無料走行分として最大50%が還元されます。

具体的には、1ヵ月の利用が5回~9回まで、通行料金のうち最大100km相当分を約30%分還元。1ヵ月の利用が10回以上で、通行料金のうち最大100Km相当分が約50%分還元されます。

これらの条件を満たした車両は、車両の種類にかかわらず全車両が割引の対象です。

2. 休日割引

「休日割引」は土曜、日曜、祝日、1月2日、3日にNEXCO東/中/西日本が管理する割引対象道路を走行する場合に、料金が30%割引になるというものです。ETCマイレージサービスに登録していなくても割引が受けられます。

ただし、「普通車または軽自動車など」に該当する車両が対象です。そのため、二輪車は対象となりますが、中型車以上は対象外なので注意が必要です。

3. 深夜割引

「深夜割引」は0時~4時にNEXCO東/中/西日本が管理する割引対象道路を走行すると料金が30%割引になるというものです。こちらもETCマイレージサービスに登録していなくても割引の対象になります。

全車種が対象なので、大型車も料金が割引を受けられます。

最大70%オフ!そのほかのETC割引

最大70%オフ!そのほかのETC割引

基本的なETC割引に加えて、特定の区間の走行や条件を満たすことで受けられる割引を紹介していきます。該当区間を走行することがある法人や個人事業主の方は、これらの割引を活用して、さらにお得に有料道路の利用が可能です。

対象の車載器を搭載して「ETC2.0割引」

ETC2.0がセットアップされた車載器を搭載したETC車で割引対象道路を走行すれば、車種問わず割引の対象となります。

対象の区間は圏央道(茅ヶ崎JCT~海老名JCT、海老名JCT~木更津JCT)、新湘南バイパス(藤沢~茅ヶ崎JCT)。高速自動車国道の普通区間の料金水準(普通車の場合は24.6円/km)の料金に割引されます。

東京外環道の料金が割引になる「外環道迂回利用割引」

「外環道迂回利用割引」は、以下の3つの要件をすべて満たす場合に、東京外環道の料金が割り引かれるというものです。

1. 首都高速道路の都心環状線内の出入口を発着
2. 東京外環道を1JCT間のみ迂回利用して放射高速道路を利用
3. 料金所をETC無線通信により通行

全車種が対象なので、大型車も料金が割引を受けられます。

全車種約70%オフ!「アクアライン割引」

東京湾アクアラインの料金所にてETCカードを利用して通過すると、約70%の割引を受けられます。

車種 通常料金(税込) ETC料金(税込)
軽自動車 2,510円 640円
普通車 3,140円 800円
中型車 3,770円 960円
大型車 5,190円 1,320円
特大車 8,640円 2,200円

すべての車種が対象です。対象区間は東京アクアラインの浮島ICから木更津金田ICまでです。

関越特別区間(水上~湯沢間)をお得に走行できる割引

関越特別区間である水上~湯沢間の料金所にてETCカードを利用して通過した場合に割引が適用されます。割引料金は以下のとおりです。

水上IC~湯沢IC

車種 通常料金(税込) ETC料金(税込)
普通車 1,270円 870円
大型車 2,020円 1,330円

前橋IC~長岡IC
車種 通常料金(税込) ETC料金(税込)
普通車 4,320円 3,930円
大型車 7,020円 6,380円

こちらの割引は全車種が対象です。

法人カードのETCカードは割引以外にもメリットが豊富!

法人カードのETCカードは割引以外にもメリットが豊富!

ETCカードは割引を受けられるだけがメリットではありません。法人や個人事業主が法人向けETCカードを使う3つのメリットをご紹介します。

1. 法人カードのポイントが貯まって経費削減につながる

ETCカードを使うとETC割引が受けられるだけでなく、利用金額に応じてクレジットカードのポイントも貯まります。貯まったポイントはクレジットカードの支払いに使えたり、各種ポイントや商品券と交換できたりします。

貯まったポイントを交通費の支払いの足しにしたり、仕事で必要な備品を購入する際に使える商品券に交換したりすることで、さらなる経費削減になります。

2. ETCマイレージサービスのポイントが貯まって経費削減につながる

ETCカードを「ETCマイレージサービス」に登録しておけば、クレジットカードのポイントとは別にETCマイレージサービスのポイントも付与されます。ETCマイレージサービスの登録は、別途インターネットからの登録が必要です。

ETCマイレージサービスのポイント付与率は道路事業者によって異なります。例えば、NEXCO東/中/西日本は10円につき1ポイントです。

ポイント交換率も道路事業者によって異なります。例えば、NEXCO東/中/西日本の場合、5,000ポイントは5,000円分の無料走行分です。つまり、50,000円分の支払いで5,000円分の無料走行に還元されるので、経費削減になります。

3. 経費精算業務の改善

法人が法人カードから追加発行されるETCカードを利用すると会社によっては経費の申請をする必要がなくなることもあるため、経費精算の手間が省けるかもしれません。

さらに、経理の担当者も各従業員の個人単位の明細を把握し、管理しやすくなるというメリットもあります。

個人用のETCカードを利用すると、あとになって仕事とプライベートのどちらで利用したのかを仕分けるのがたいへんです。そこで、個人事業主でも法人向けのETCカードを利用することで、プライベートでの利用と区別できるため、経費管理がしやすくなります。

4. 立替負担の軽減

ETCカードを導入していないと、営業や出張の際に必要な交通費を社員が立て替えなくてはなりません。毎月の建て替えの金額が大きいと社員の負担になってしまいます。法人カードのETCカードを利用することで、社員に交通費を立て替えてもらう必要がなくなり、社員の負担が軽減されます。

ETCカードを発行できる法人カードの選び方

ETCカードを発行できる法人カードの選び方

法人カードのETCカードであれば、どれでも良いというものではありません。会社の規模や予算によって、それぞれの法人や個人事業主の方に合ったETCカードを選ぶ必要があります。

そこで、どのような法人カードを選ぶと良いのか、それぞれの方に合ったカードを見分けるための2つのポイントをご紹介します。

社員数が増える可能性がある方は「発行可能枚数の多さ」で選ぶ

法人カードによって発行できるETCカードの枚数は異なります。今後社員が増える可能性があるという法人の場合は、ETCカードを複数枚発行できる法人カードを選ぶようにしましょう。

あとになって、法人向けETCカードが複数枚必要になり、手持ちの法人カードがETCカードを1枚しか発行できないカードだった場合、法人カード自体を見直さなければならないということになりかねません。その場合は、改めて審査が必要になります。

法人カードを選ぶ際には、今後の事業の展望も踏まえて選ぶことが大切です。

セゾンの法人カードであれば、1枚につき5枚まで発行できます。

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ランニングコストを抑えたい方は「年会費の安さ」で選ぶ

法人カードのなかには、ETCカードの年会費が別で必要になるものも存在します。

ランニングコストを抑えたい方は、ETCカードの年会費が無料のカードを選ぶと良いでしょう。

「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」であれば、年会費無料で利用でき、ETCカードの発行手数料や年会費もかからないため、おすすめです。

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ETCカードを発行するのにおすすめの法人カード2選

ETCカードを発行するのにおすすめの法人カードは、個人事業主や小規模事業者向けの法人カードであるビジネスカードの「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」です。

親カード、追加カード毎に5枚のETCカードが発行できるので、追加カードを9枚作ると親カードと合わせて10枚×5枚で合計50枚のETCカードが年会費無料で発行可能です。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、年会費が無料で、社員が持てる追加カードも9名まで無料で発行できるため、ランニングコストを大幅に抑えられるところが魅力的です。

法人や個人事業主であれば申し込み可能で、収入証明書・法人の登記簿謄本・連帯保証人・銀行口座・法人印などが不要となっているため、申し込みしやすいです。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カードの特長は、「cybozu.com」や「モノタロウ」などの特定加盟店でポイントが4倍(※)になる点や、「エックスサーバーご優待」や「かんたんクラウド(MJS)ご優待」などのビジネスで利用できる限定サービスが豊富な点です。

さらにカード1枚につきETCカードが5枚まで発行可能で、ETCカードの発行手数料・年会費はともに無料です。

(※)他カードにてSAISON MILE CLUBへご入会いただいている方は、本サービスの対象外となります。

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セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

ビジネスを後押ししてくれるプレミアムな特典やサービスが充実しているのが「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」です。年会費は22,000円(税込)で、年間200万円以上のショッピング利用で次年度の年会費が11,000円(税込)に優遇されます(※1)。

カード1枚につきETCカードが5枚まで発行可能です。ETCカードの発行手数料・年会費はともに無料です。

海外旅行傷害保険(※2)・国内旅行保険が付帯しており、ポイント還元率は海外で2倍になります。

ポイントをマイルに自動的に交換してくれる「SAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)」に登録ができ、請求金額1,000円(税込)につき永久不滅ポイントの代わりにJALのマイルが10マイルがたまるので、出張の多い業種の方は効率的にマイルをためられます。

また、ビジネスカードでは希少なキャッシング機能があり、分割払いやリボ払いにも対応しています。

コンシェルジュ・サービスやビジネスサポートも付帯しており、ビジネスライフをより便利で快適なものになるようサポートしてくれます。

(※1)キャッシング、年会費などは対象外となります。
(※2航空券代や宿泊費などの支払いに本カードを利用した場合に適用されます。

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まとめ

法人や個人事業主の方がETCカードを利用することには、多くのメリットがあります。有料道路を割引料金で走行できるだけでなく、クレジットカードのポイントやETCマイレージサービスのマイレージも貯まります。また、自動車税をクレジットカードで支払うとクレジットカードのポイントも貯められ、さらなる経費削減につながります。

また、交通費の精算などの経費精算の手間も省けるため、業務の効率化も可能。プライベートとビジネスの区別化にも役立ちます。

まだETCカードを導入していないという法人や個人事業主の方はこの機会にETCカードの導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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