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固定資産税の支払いルールや手段を徹底解説!お得な支払い方法は?

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固定資産税の支払いルールや手段を徹底解説!お得な支払い方法は?
不動産関係の取引を行う際には、不動産取得税・都市計画税・固定資産税と3種類の税金が発生します。それぞれ取り扱い方法は異なるので、固定資産税の支払いルールを理解していないという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、固定資産税に関する情報を徹底的に解説します。基本的なルールのほか、お得な支払方法について知ることも可能です。不動産取引を予定している方は、理解を深めておきましょう。

固定資産税の支払いルール

固定資産税の支払いルール

固定資産税を支払う場合は、1年分を4回に分割する方法が一般的です。任意の期間ではなく、1期ごとに定められる納付期限を守らなければなりません。詳しい取り扱いについては地域によって異なるため、管轄の市区町村に確認しましょう。ここでは、一般的なルールとして知られている支払期間・納付期限について解説します。

年4回の分割納付が基本になっている

2019年12月現在は、第1期~第4期の4回に分けて支払うのが原則的なルールです。「負担軽減のため月1回の支払いにしたい」と考える方もいるかもしれませんが、基本的に4分割以外の選択肢はありません。
 
市区町村によっては、年1回の一括支払を可能としているケースもあります。かつては一括支払の割引制度も設けられていましたが、現在ではほとんど採用されていない点を理解しておきましょう。一括支払を希望している方は、あらかじめ市区町村に確認しておくことをおすすめします。

固定資産税の支払期限は市町村によって異なる

固定資産税の支払期間は、同じ地域でも年度により日付が異なります。以下は2019年度の東京都23区内の支払期間・納付期限です。

  支払期間 納付期限
第1期 2019年6月1日~7月1日 7月1日
第2期 2019年9月1日~9月30日 9月30日
第3期 2019年12月1日~12月27日 12月27日
第4期 2020年2月1日~3月2日 3月2日

支払い義務が発生してから約1ヵ月の期限を設けるケースが多いため、遅れることのないように自分の市町村の詳細の日付を把握しておきましょう。

 

固定資産税の4つの支払方法

固定資産税の4つの支払方法

税金を納める方法として、以下の4通りから選択することができます。
 
・窓口で現金支払い
・口座振替(自動支払)
・クレジットカード支払
・ペイジー支払(ATMやインターネットバンキング)
 
支払いは、その都度別の方法を選んでも問題ありません。ひとつずつ支払方法を確認して、どの方法が払いやすいか知っておきましょう。

窓口(現金払い)

固定資産税の支払方法として選択されるケースが多いのが、窓口での現金払いです。以下のような場所に足を運んで手続きを進めます。
 
・市区町村税事務所
・コンビニエンスストア(納付書にバーコードがある場合)
・郵便局などの金融機関
 
窓口の営業時間であればいつでも手続きが可能です。コンビニエンスストアは納付書のバーコードを読み取るため、支払いに対応しているかどうかを確認してから利用しましょう。
 
実際に支払いを行う際には、納付書本体と納付書に記載されたお金を持って窓口に行きます。納付書と金額に相違がなければ、領収書・受領書を受け取って手続き完了です。領収書と受領書は窓口以外の支払いでは発行されないため、必要な方は現金払いを選びましょう。

口座振替

窓口に足を運ぶ余裕がない方や期限を忘れやすい方は、口座振替で支払うのが便利です。支払いを希望する口座を設定しておくと、納税義務が発生したタイミングで自動的に引き落とされます。口座振替を設定する際は、以下のうちいずれかの方法を選びましょう。
 
・納付書に同封されている口座振替依頼書を提出
・金融機関の市税等預金口座振替依頼書を提出
 
送付される納付書のなかに、口座振替の手続方法が詳しく記載されています。「次の支払いから反映したい」という方は、納付書を確認すると手続きがスムーズでしょう。
 
口座振替であれば、引き落とし時の決済手数料も不要です。口座に十分なお金があれば自動で支払われるため、延滞金発生などのリスクも軽減できます。

クレジットカード

東京都23区内のエリアをはじめ、取り扱いが増えているのがクレジットカードでの支払いです。各市区町村の専用Webサイト、またはYahoo!公金支払いサイトから手続きができます。
 
クレジットカードは対応できる機関が異なる点に注意しましょう。窓口では現金払いに限られるため、銀行やコンビニエンスストアではクレジットカード支払いが選択できません。
 
たとえば、東京都であれば「都税クレジットカードお支払いサイト」を利用します。クレジットカード会社が定めたポイントを受け取ることはできますが、決済手数料の支払いも必要です。
 
Yahoo!公金支払いは、納付番号と確認番号を入力すると手続きを進められます。こちらも決済手数料が必要となるため、どのくらいの手数料が必要なのかを事前に確認しておきましょう。

ペイジー

ATMやインターネットバンキングを活用すると、銀行や税事務所に足を運ぶことなく支払いが可能です。ペイジー支払いに対応しているのは以下の3種類です。
 
・ペイジー支払いに対応したATM
・インターネットバンキング
・モバイルバンキング
 
ペイジーで支払う場合は決済手数料が発生しません。ATMは対応の機械であれば納付書とキャッシュカードで手続きできますが、インターネットバンキングやモバイルバンキングは事前申請が必要な点に注意しましょう。
 
実際に支払う際は、以下の情報を入力します。
 
・収納機関番号
・納付番号
・確認番号
・納付区分
 
いずれも納付書に記載されているため、手元に用意してから手続きを始めるとスムーズに進められるでしょう。

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固定資産税のお得な支払い方法

固定資産税のお得な支払い方法

固定資産税は、管轄のエリアごとに課税額が決まる税金です。割引につながるような制度は原則的にありませんが、少しでもお得感を得るために実践できる方法が2つあります。どちらの方法もクレジットカードでの支払いができますので、節約のためにもチェックしておきましょう。固定資産税のお得な支払方法をご紹介します。

ポイント付与が多いクレジットカード払い

クレジットカードのポイント還元率が高い場合は、実質的な支払金額の節約に効果的です。ただし、決済手数料も含めて考慮しなければなりません。ポイントやマイルの還元によって決済手数料をまかなえるようであれば、ほかの支払い方法よりお得に支払えるでしょう。
 
固定資産税額・ポイント還元率ともに地域やクレジットカード会社によって異なるため、
最終的な負担金額を算出してみるのもおすすめです。誕生日や誕生月がポイント還元率に影響する場合は、還元率が高い期間を利用することで節約につながるでしょう。
 
複数の要素から計算する必要はあるものの、少しでも出費を抑えたい方にとっては魅力的な方法です。
これからクレジットカードの申し込みを検討している方は、自分に合ったカード会社を選ぶ機会にもなります。

電子マネーへのチャージを利用したクレジットカード払い

コンビニエンスストアで支払う場合は、クレジットカードの電子マネーチャージ機能を活用するのもお得な方法です。固定資産税額と決済手数料に対してポイントが付与されるのではなく、電子マネーにチャージした金額に対して還元されます。
 
窓口支払は決済手数料が不要なため、複雑な計算を行う必要もありません。普段からチャージ機能を利用している方であれば、特別な手続きもなく支払いが完了します。
 
チャージ機能が付帯していないクレジットカードを所有している場合は、追加できるかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。コンビニエンスストアの支払いに対応していないケースもあるため、クレジットカード会社に相談することをおすすめします。

固定資産税の支払いにおすすめのクレジットカード

固定資産税の支払いにおすすめのクレジットカード

固定資産税は、原則年4回に分けて支払わなければなりません。面倒に感じることなくお得感を得るためには、セゾンカードの利用がおすすめです。年会費が無料なだけではなく、ポイントが永久不滅になるクレジットカードもあります。セゾンカードの中から特におすすめのカードを3種類ご紹介するので、自分に合ったカードを選びましょう。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」は、永久不滅ポイントの対象となっているクレジットカードです。年会費は初年度無料、2年目以降は22,000円(税込)で利用できます。
 
ビジネスシーンで便利な優待が受けられる点も、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カードの魅力です。具体的には以下のような優待が適用されます。
 
・法人向け顧問弁護士サービス「リーガルプロテクト*」:月額費用割引

*顧問契約に関するご相談ではない場合、弁護士との面談時に、相談料金が発生する可能性がございます。
相談料金につきましては、ベリーベスト法律事務所のスタッフにお問合せください。

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セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

もし「ビジネスサービス」にのみ特化したものがいい!という方には「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」をおすすめします。
ヤフービジネスサービスやクラウドワークス、AMAZON WEB SERVICEなど、ビジネスシーンでご利用の多い上記の加盟店でカードをご利用されると、永久不滅ポイントが通常の4倍(1,000円ごとに4ポイント)貯まります。
さらに以下の優待が適用となります。
・エックスサーバーのレンタルサーバー初期設定費用が無料(個人向けプラン・法人向けプラン)
・かんたんクラウド(MJS)のご優待
会計・給与のクラウドサービスであるかんたんクラウド(MJS)を2ヵ月無料でお試しいただけます。

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セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

固定資産税の支払いだけでなく、普段の買物や海外旅行で頻繫に利用する方には「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」がおすすめです。初年度の年会費は無料、2年目以降は11,000円(税込)となっています。以下のような充実したサービスを利用できる点が魅力です。
 
・永久不滅ポイントの優遇(1,000円支払いにつき1.5ポイント)
・国内主要空港のラウンジ利用料無料
・最高5,000万円の旅行傷害保険
・手荷物無料宅配サービス(帰国時、空港からご自宅まで)
 
さらにセゾンポイントモールを経由してショッピングをすると、最大30倍のポイント還元を適用することも可能です。

ご利用いただける国内ラウンジはこちら
※各空港ラウンジの営業や営業時間に変更が出る場合があります。
 お出かけの際は、各空港のWebページやお電話などで最新情報の確認をお願いいたします。

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固定資産税が支払い遅れになりそうなときの対処法

固定資産税が支払い遅れになりそうなときの対処法

固定資産税の支払期間や金額はある程度の予想はできますが、「どうしても期限までに支払えない」というケースもあるでしょう。可能であれば滞りなく支払いたいものですが、遅れそうな場合は早めに対処することが大切です。延滞金が発生すると負担も増えるため、ご紹介する2つの対処法をおさえておきましょう。

減額や免除の申請をする

収入額の減少や災害など何らかの事情によって支払いが困難な場合は、減額、または免除を適用することができます。具体的な条件は、以下の通りです。
 
・すでに生活扶助などを受けている
・介護施設や民間公園など、公益のために直接固定資産を専用している
・災害によって全壊・床上浸水など大きな損害を受けた
・上記のほかに特別な事情があることを認められた
 
審査の基準が厳しいといわれている点には注意が必要です。減額・免除を適用してもらうためには、納付期限を迎える前に事前申請をしなければなりません。条件の細かい内容は市区町村によって異なるため、あらかじめ確認してから申請したほうが良いでしょう。

支払い猶予の相談をする

減額・免除の適用外であると判断された場合は、市区町村役場まで足を運んで猶予を与えてもらえないかの相談をしましょう。あくまでも「一時的に支払いを待ってもらう」という手段になるため、減額・免除とは対処が異なる点を理解しなければなりません。実際に相談をする際には、以下のような要点をしっかりと伝えましょう。
 
・固定資産税を納付期限までに支払えない理由
・現在捻出できる金額
・納付期限後に支払える金額と時期(希望する猶予の期間)
 
支払いが完了するまでの計画は、なるべく詳細まで明確にします。あいまいな理由ではなく、支払えない原因に納得をしてもらえるような説明をしなければなりません。翌年には通常の支払期間・金額に戻ることも想定して、悪循環に陥らないペースを考慮しましょう。

固定資産税の支払いに関するQ&A

固定資産税の支払いに関するQ&A

固定資産税を問題なく支払い続けるためには、しっかりとルールを理解することが大切です。しかし、実際には深くまで学ぶ機会が少なく「いざというときにわからないことが多い」と感じている方もいるでしょう。ここからは、固定資産税にまつわる質問と回答を5つご紹介します。

固定資産税の支払対象となる資産は?

固定資産税には、細かく分けると土地・家屋・償却資産の3種類があります。

土地 田畑・宅地・山林・牧場・池沼・原野・雑種地
家屋 住家・店舗・発電所や変電所を含む工場・倉庫
償却資産 土地および家屋以外で事業用とする資産(無形減価償却資産を除く)

上記は代表的な項目の例です。この中でも償却資産に関する取り扱いは複雑なので、どの資産があたるのか確認すると良いでしょう。土地を所有するにあたっては、所有者が税金を納めるのが原則的なルールとなっています。3種類のうちどの項目に該当するかを把握しておきましょう。

固定資産税の支払者は誰になる?

固定資産税を支払う義務が発生するのは、項目によって以下のように定められています。

土地 登録簿または土地補充課税台帳に所有者として登録されている方
家屋 登記簿または家屋補充課税台帳に所有者として登録されている方
償却資産 償却資産課税台帳に所有者として登録されている方

1月1日のタイミングで所有者となっている方が納税義務者です。課税の時点で所有者が死亡している場合は、1月1日時点で実質的に固定資産を所有している方に納税義務が発生します。

預金残高が不足して口座振替ができなかったときはどうすべき?

振替口座に十分なお金が用意できていなかった場合、再振替は行われません。引き落としが確認できなければ、指定の住所に納付書が送付されます。管轄の市区町村役所や金融機関で現金での支払い手続きを行いましょう。
 
バーコードが印刷されている納付書であれば、コンビニエンスストアでの支払いも可能です。継続的に口座振替を利用している方にとっては面倒に感じることもあるため、指定口座には余分にお金を備えておくと良いでしょう。

振込用紙を紛失したらどうすべき?

振込用紙(納付書)を失くした場合、自動的に再送付されるわけではありません。管轄の都道府県税務署の窓口で再発行の申請を行いましょう。ただし、再発行後の納付期限が変更されない点には注意が必要です。
 
また、通知書の再発行は対象外となっています。どうしても必要な場合は、土地家屋名寄台帳の写しを申請することで入手が可能です。発行手数料が必要なことも、納付書再発行の手続きと合わせて理解しておきましょう。

納付期限までに支払えなかった場合はどうなる?

固定資産税は、納付期限の翌日から延滞金が発生します。1日でも支払いが遅れると負担が増えるため、課税後はなるべく早く支払うことが大切です。2019年12月現在の延滞金利は以下のようになっています。

期間 延滞金利
納付期限の翌日から1ヵ月を経過する日まで 年2.8%
1ヵ月以降 年9.1%(一律)

1ヵ月以上支払いが遅れると、年9.1%の延滞金を支払わなければなりません。納付期限以降の納付書は金融機関で対応できない可能性があるため、市区町村役所や税務署に足を運ぶ必要があると考えたほうが良いでしょう。

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まとめ

まとめ

固定資産税は、土地や家を所有するすべての方に納める義務がある税金です。1年に4回の支払期間が設けられるため、遅れることのないよう計画的に手続きを進めましょう。「納付のたびに銀行に行くのが面倒……」と感じている方は、クレジットカードを活用するのもおすすめです。
 
手続きの手間を省くだけではなく、ポイントやマイルの還元によって節約につなげる効果も期待できます。
JALのマイルをためつつ、ビジネスサービス・トラベルサービスも利用したいという方には「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」。
ビジネスサービスに特化したカードがいい方には「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」。
普段のお買物でも効率的に永久不滅ポイントを貯めたいという方には「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」をおすすめいたします。
 
税金の支払方法でお悩みの方は、ぜひこの機会にセゾンカードの利用をご検討ください。