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フリーランスでもクレジットカードを発行できる?独立後におすすめのカードを紹介
フリーランスとして活動をするなら、クレジットカードが1枚あると便利です。クレジットカードがあれば経費の支払いがスムーズになるほか、ビジネスカードを発行する場合は業務の効率化にも期待できます。
本記事では、フリーランスでもクレジットカードを発行できるのかどうか、審査時にチェックされる項目、フリーランスがビジネスカードを発行するメリットなどを解説します。将来的に独立を考えている方やクレジットカードの発行を検討しているフリーランスの方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
記事のもくじ
フリーランスでもクレジットカードは発行できる?
フリーランスでもクレジットカードを発行することは可能です。ただし、会社員に比べると、フリーランスはクレジットカードを発行しにくくなる傾向にあります。
業種にもよりますが、フリーランスは毎月の収入にバラつきがあるケースがほとんどです。また、会社員とは違って傷病手当金の制度を利用できないため、体調不良などを理由に働けなくなった場合は収入が途絶えてしまいます。
このような点から「フリーランスは収入が不安定」とイメージされやすく、クレジットカードの申込後に行われる審査も厳しくなる傾向があるといわれています。
そのため、現在フリーランスの方は審査時にチェックされる項目を予測し、可能な範囲で対策をしたうえでクレジットカードに申し込むと良いでしょう。以下では、クレジットカードの審査でチェックされる主な項目をご紹介します。
クレジットカードの審査でチェックされる項目
クレジットカードの審査内容は非公開とされていますが、一般的には審査時に下記の項目がチェックされるといわれています。
● 信用情報
● 年収
● 職業
● 雇用形態
● 勤続年数
● 住居
● 家族構成
信用情報とは、クレジットカードやローンの利用状況を記録した情報のことです。カード会社では審査時に申込者の返済能力の有無をチェックするため、これまでの支払い履歴や契約内容に無理がないかなどを信用情報をとおして確認しています。
そのほか、安定した収入があるかどうかを確認するために、年収や職業、雇用形態をはじめとした本人の属性もチェックされます。高収入ではなくても、毎月一定の収入があれば「安定した収入がある」とみなされます。
しかし、毎月の収入が変動するフリーランスは収入の安定性にやや欠けるため、審査に通過しにくくなる傾向にあります。現在会社員で将来的に独立を考えている方は、安定した収入を得ている会社員のうちにクレジットカードに申し込んでおくと良いかもしれません。
フリーランスになったらビジネスカードの発行を検討しよう
会社員に比べるとフリーランスは審査に通過しにくい傾向にありますが、決してクレジットカードを作れないわけではありません。
審査に通過しにくい傾向があるというだけであり、返済能力に問題がないとみなされればフリーランスでもカードを発行できます。フリーランスになってからクレジットカードが必要になった場合は、まず申し込んでみると良いでしょう。
カード会社としても、フリーランスからの申し込みがあることは想定済みです。その証拠として、一部のカード会社では個人カードだけでなく、ビジネスカードも取り扱っています。
ビジネスカードとは、企業の経営者や個人事業主に向けて発行されるクレジットカードのことです。ビジネスに役立つ特典が付帯している点が特長で、特典内容によっては業務の効率化に期待できます。
一方、一般的な個人に向けて発行されるクレジットカードを個人カードといいます。個人カードにも特典は付帯していますが、ビジネス関連のサービスは付帯しないケースがほとんどです。
そのため、申し込むクレジットカード選びに悩んでいるフリーランスの方は、ビジネスカードを中心に探してみることをおすすめします。
フリーランスがビジネスカードを持つメリット
ビジネスカードは、フリーランスをはじめとした事業主の方にとってさまざまなメリットがあるクレジットカードです。個人カードにこだわりがない限りは、ビジネスカードを発行したほうが良いでしょう。
以下では、フリーランスの方がビジネスカードを持つメリットを解説します。
経費管理や確定申告が楽になる
ビジネスカードを経費の支払い専用カードとして利用すれば、プライベートな支出と経費を混同することがありません。個人カード1枚で経費やプライベートな出費を支払う場合に比べると、経費管理が楽になります。
また、ビジネスカードの利用明細は、確定申告をするときの経費の証明書として提出できます。そのため、経費の支払いごとに発行される領収書の保管に手間取ることがなくなります。
ビジネスカードの年会費は経費として計上できる
経費の支払いに利用するビジネスカードの年会費は「事業を継続するために必要な出費」とみなされるため、経費として計上ができます。
フリーランスの方が支払う所得税は、所得から経費を差し引いたものに所得税率をかけることで算出されます。経費にビジネスカードの年会費を計上すれば、それだけ所得税の負担が小さくなり、経済的な余裕を保ちやすくなるでしょう。
ちなみに、年会費の仕訳をする際の勘定科目は「諸会費」もしくは「支払手数料」です。
ビジネスに役立つ特典が付帯している
多くのビジネスカードには、ビジネスサービスでの割引や一定期間の無料優待など、各種ビジネス向けの特典が付帯します。こうしたビジネス向けの特典を活用していくことで、経費の削減につながる場合もあります。
例えば、セゾンのビジネスカード「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン(R)・エキスプレス・カード」には、対象のWEBサービスの利用時にポイント還元率が4倍にアップするサービス(※)が付帯します。
貯まったポイントは、2万点以上のアイテムがそろっているセゾンの総合通販サイト「STOREE SAISON(ストーリーセゾン)」で利用できるほか、ショッピング利用額の支払いへ充当することもでき、経費の削減に役立ちます。
(※)他カードにてSAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)へご入会いただいている方は、本サービスの対象外となります。
高額な経費支出にも対応できる
ビジネスカードによっては、一時的にカード利用限度額の増額が可能な場合があります。
税金の支払いなどで支出が多くなる時期に増額をすれば、資金繰りに悩まず事業に集中できます。
利用可能枠をこえる高額な決済シーンでも安心して利用できるのは、ビジネスカードならではのメリットです。
なお、増枠手続きや増枠できる金額は各カード会社で異なるので、事前に確認しておきましょう。
フリーランスがビジネスカードを選ぶ際のチェックポイント
ここでは、フリーランスの方がビジネスカードを選ぶときのチェックポイントを4つご紹介します。ビジネスカードのメリットを最大限活かせるよう、ご自身にとってベストなビジネスカードを選びましょう。
年会費
1つ目のカード選びのポイントは、年会費です。
ビジネスカードには、年会費無料のカードから比較的年会費の高いカードまで、さまざまなカードが存在します。
年会費が高いカードほどサービスも手厚くなる傾向にありますが、付帯サービスを十分に活用できないと年会費に見合うメリットが見出せない可能性があります。実際の利用シーンを想定しながら、ご自身に合ったサービスや特典が受けられるカードを選んでいきましょう。
付帯サービスや特典
2つ目のカード選びのポイントは、付帯サービスや特典です。ビジネスカードには、ビジネスに役立つ特典やサービスが付帯しています。
付帯サービスの例としては、「会計ソフトの利用料金優待」「福利厚生サービス」「経費支払いの優待」「追加カード(社員用カード)の発行」などが挙げられます。各カードでサービス内容は異なるので、申し込む前にチェックしておきましょう。
ポイント還元率
3つ目のカード選びのポイントは、ポイント還元率です。
多くのビジネスカードは、カードの利用金額に応じてポイントを貯められるようになっています。同じ金額の経費を支払うのなら、ポイント還元率が高いビジネスカードを持つ方がお得です。
社員用カード(追加カード)
4つ目のカード選びのポイントは、社員用カードです。ビジネスカードでは、社員に持たせる専用カードとして追加カードを発行できる場合があります。
フリーランスの方も、事業が拡大してくるといずれは従業員を雇うときが来るかもしれません。その際、従業員に経費を支払うための追加カードを持たせておくことで、個人で代金を立て替える手間や領収書を紛失するリスクを軽減できます。
なお、発行できる追加カードの枚数は各カードで異なります。将来的に従業員を雇う可能性がある場合は、複数枚の追加カード発行が可能なビジネスカードを選んでおくと安心です。
フリーランスにおすすめのビジネスカード
これからビジネスカードを発行しようと考えているフリーランスの方は、セゾンのビジネスカードがおすすめです。
● セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
● セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン(R)・エキスプレス・カード
上記の2券種は、決算書や登記簿謄本の提出不要で、フリーランスの方も発行できるビジネスカードとなります。引き落とし口座も、法人口座・個人口座のどちらも選択が可能です。
各カードの特典やサービスを詳しく見ていきましょう。
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、費用を抑えてビジネスカードを保有したい方におすすめのビジネスカードです。年会費は本カード、追加カードともに無料です。
追加カードは9枚まで発行でき、各従業員の支払い用のカードとして便利に活用できます。年会費無料でありながら、さまざまな特典が付帯する高コストパフォーマンスな1枚です。
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セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン(R)・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン(R)・エキスプレス・カードは、豊富な特典を利用したい方におすすめのビジネスカードです。ビジネスに関する特典が数多く付帯しており、業務の効率化や経費の削減に期待できます。
年会費は初年度無料、2年目以降は22,000円(税込)で利用できます。
最初の1年間は保有コストを気にせず利用できるため、試しにプラチナカードを持ってみたい方にもおすすめです。
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まとめ
経費の支払いなどで「クレジットカードを持ちたい」とお考えのフリーランスの方は、プライベートな支出に利用する個人カードとは別に、経費の支払い専用のビジネスカードを作ることをおすすめします。
ビジネスカードが1枚あると、経費管理や確定申告がぐんと楽になり、年会費は経費として計上することができるので所得税の負担軽減にもつながります。カードに付帯する特典内容によっては、業務の効率化にも期待できるでしょう。
初めてビジネスカードを発行する方には、年会費無料の「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」、初年度年会費無料で利用できる「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」がおすすめです。実用的な特典がさまざま付帯しているので、ぜひご活用ください。