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クレジットカードって何?仕組みからメリット・デメリットまで解説!

現金からキャッシュレスへ時代が変化しつつある昨今、「まずはクレジットカードから始めてみよう」と考える方も多いでしょう。ここでは、そんなキャッシュレス生活への第一歩を踏み出そうというみなさんに向けて、クレジットカードの基礎知識をわかりやすく解説します。
クレジットカードの仕組みからメリット・デメリット、失敗しない選び方、おすすめのクレジットカードまで幅広く解説していきます。ぜひご覧ください。
Contents
記事のもくじ
クレジットカードって何?
クレジットカードとは、後払いができるカードのことです。コンビニやスーパーでのショッピングのみならず、オンラインショッピング、水道や光熱費等の公共料金、税金など幅広いシーンで支払いに利用できます。現金を持っていなくても買い物ができたり、支払いをするたびにポイントが貯まったり、海外旅行保険が付帯したりと便利でお得なカードです。
クレジットカードと似たものに、デビットカードやプリペイドカードなどがあります。これらには明確な違いがありますので、まずはその点を以下で確認していきましょう。
●クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの違い
クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの主な違いは「引落しのタイミング」と「審査の有無」です。前述のとおり、クレジットカードは後払いのシステムを採用していますが、一方、デビットカードは即時払いで、プリペイドカードは前払いです。
クレジットカードは支払ったあとに、翌月か翌々月、指定の口座から現金が引落とされます。しかし、デビットカードは、支払った直後に指定の口座から現金が引落とされる仕組みです。このように即時払いなので、デビットカードの場合、預金口座の残高を超えて支払うことはできません。
反対に、クレジットカードは後払いが可能ですから、支払い時に預金口座に現金がなくても、引落日までに現金を準備できれば問題ありません。
プリペイドカードは、事前に現金をチャージして利用するカードです。コンビニでiTunesやGoogle Play、Amazonなどのマークが印刷されたカードを見たことがありませんか?それがプリペイドカードです。プリペイドカードは、あらかじめチャージした分しか支払いには使えません。1,000円チャージしたら、使えるのは1,000円までです。プリペイドカードは前払いなので、使いすぎの防止につながる点がメリットになります。
また、クレジットカードは信用に基づいて発行されるので、必ず審査があり、18歳以上でないと発行することができません。クレジットカードの「クレジット(credit)」とは、「信用」という意味であり、カード会社の審査に通過した方にクレジットカードが発行されます。
その反面、デビットカードやプリペイドカードの場合は一部年齢制限がありますが、審査は不要です。このように、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードは、「引落のタイミング」と「審査の有無」が大きな違いです。
クレジットカードの支払方法

クレジットカードには、状況に応じて複数の支払方法が用意されています。支払方法としては主に「1回払い」、「2回払い」、「ボーナス一括払い」、「ボーナス2回払い」、「分割払い」、「リボ払い」があります。
・1回払い
1回払いは締め日までの利用料金を一括して支払う方法です。
・2回払い
2回払いは締め日までの利用料金を翌月と翌々月に分けて半額ずつ支払う方法です。
・ボーナス一括払い
ボーナス一括払いは、年2回(夏・冬)のボーナス時に、一括で支払う方法です。
・ボーナス2回払い
ボーナス2回払いは、年2回(夏・冬)のボーナス時に、半額ずつ支払う方法です。
・分割払い
分割払いは、分割回数に応じて利用料金を均等に分割し、毎月支払う方法です。
・リボ払い
リボ払いは、毎月の支払額を一定額に設定し、支払っていく方法です。リボ払いは支払額が一定なので家計の管理がしやすい点はメリットですが、支払えなかった分は残高として残ることになります。仮に、大きなお買物で支払残高が増えてしまうと、支払期間が延び、同時に手数料も増えていきます。そのため、リボ払いを利用する際は、計画的に利用しましょう。
関連:賢いリボ払いの使い方
このようにクレジットカードには、豊富な支払方法が用意されています。現金だと一括払いが基本ですが、クレジットカードを持てば、大きなお買物は分割払いやボーナス一括払いを利用することができ、状況に合った支払方法が選択できます。
関連:クレジットカードを比較して作る
クレジットカードの仕組み
クレジットカードが後払いであることは、すでに解説したとおりですが、ここからは後払いがどのような仕組みで可能になっているのか、「利用者」、「加盟店」、「カード会社」の3つの立場から見ていきます。
●クレジットカードの利用者、加盟店、カード会社の関係

クレジットカードは、「利用者」、「加盟店」、「カード会社」の3者の存在によって成り立っています。仕組みを理解するために、カード利用の基本的な流れを以下に紹介します。
まず、利用者が街中やオンライン上の加盟店でカードを使います。加盟店はその後、カード会社から利用者の利用代金を受け取ります。そして、カード会社は利用者に請求をおこない、それに応じて、利用者は代金をカード会社に支払います。カード会社は、加盟店から手数料を受け取り、この手数料がカード会社の利益となります。こうして、クレジットカードの後払いの仕組みは機能しているのです。
クレジットカードを使うことで、利用者にとっては現金いらずのスマートなお買物ができるなどのメリット、加盟店にとっては、売上管理の効率化や機会損失の回避などのメリット、カード会社には手数料によって利益が得られるというメリットがあります。互いにメリットを享受する仕組みになっています。
国際ブランドって何?代表的な4つの国際ブランドについて
VISAやMastercardといった名称を聞いたことはありませんか?もしかしたら、CM等でこうした国際ブランドの名前を耳にしたことがあるかもしれません。
国際ブランドとは、世界中で利用できる決済システムを提供するブランドのこと。国際ブランドがカードに付いている場合、そのブランドに加盟している店舗なら世界中どこでもカード決済が可能です。
例えば、VISAのマークが付いているカードを持っていれば、VISA加盟店ならどこでも支払いができます。
国際ブランドは複数ありますが、なかでも「American Express」、「VISA」、「Mastercard」、「JCB」については、よく耳にしたことがあるのではないでしょうか?これらの国際ブランドは、世界的な知名度と確かなブランド力を持っています。それでは、上記にあげた4つの国際ブランドについて、THE NILSON REPORTが2016年に発表した2015年のデータとともに詳しく説明していきます。
●American Express
American Expressは、世界シェア4位の国際ブランドです。VISAやMastercardは世界中に決済システムを提供しているものの、自社カードは発行しておらず、提携カードのみです。
●VISA
VISAは知名度・シェアともに世界NO.1の国際ブランドです。世界で利用されたクレジットカード売上で、VISAは全体の56%を占めており、堂々の世界1位の売上を誇っています。日本にも海外にも加盟店が多数あります。
●Mastercard
MastercardはVISAに次ぐ世界シェア2位の国際ブランドです。上記と同じ2015年のデータでは、売上シェアで26%です。
●JCB
JCBは日本発祥の国際ブランドです。自社カードを発行しており、日本人向けのサービスが充実している点が特徴の1つです。例えば、JCB会員向けに用意された「JCBプラザ」は、海外に設置された日本語対応の窓口で、海外へ渡航した時には、日本語で観光案内やレストランの予約を受け付けてくれます。
クレジットカードのランクとは?
クレジットカードにはランクがあります。主に一般カードとステータスカードに分けられ、ランクとしてはステータスカードのほうが上です。ランクが高いほど年会費は高くなり、審査も厳しくなりますが、ランクが高いほどその分ステータスも高くなり、サービスや特典の内容が充実します。
●一般カード
一般カードの特徴は、年会費が比較的安い点です。最近では、年会費無料のものや、初年度のみ年会費無料のカードも増えてきました。ステータスカードに比べると、申込資格も万人向けに設定されています。
クレジットカード
●ステータスカード
ステータスカードは、年会費が高く特典が豊富な点が特徴です。また、ステータスカードのなかにも、ランクが存在し、ゴールドカード、プラチナカードの順にランクが上がっていきます。
クレジットカード
さらに1つランクが上がり、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードになると、年会費は22,000円(税込)と高額になりますが、国内空港ラウンジだけでなく、海外空港ラウンジの利用も可能になり、ゴールドカード同様に旅行傷害保険は海外旅行中の事故については最高1憶円、国内旅行中の事故については最高5,000万円が自動付帯されています。
・ミシュランお墨付き、世界のホテルガイドの「Tablet®️ Hotels」にて有料メンバーシップへの無料登録
・一流ホテル、ダイニング、スパ、ショッピングなどを優待価格で楽しむことができる「オントレ」
上記のようなサービスを、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードなら利用することができます。グレードがあがると年会費が高く審査も厳しい分、手厚い保険や特典で上質なカードライフが実現できます。
クレジットカード
クレジットカードは何枚持つべき?
結論を言うと、クレジットカードは2枚~3枚持つのがおすすめです。実際に、2019年に日本クレジット協会が実施した調査によると、日本人1人あたりのクレジットカード平均保有枚数は2.7枚というデータが出ています。
クレジットカードを複数枚持っていれば、一方のカードでは受けられない特典を、もう一方のカードで受けることができます。1枚を日常的に使うクレジットカードにして、もう1枚を特定のサービスでポイント還元率が上がったり、提携先の商品が割引になったりするカードにすれば、1枚ではカバーできないさまざまなサービスを利用することが可能になります。
ちなみに、ここでいうポイント還元率とは、クレジットカードの利用金額に応じて、何円分のポイントが戻ってくるのかを表した指標のことです。例えば、1,000円の利用で1ポイントのポイントが貯まったケースで考えてみましょう。1ポイントが5円相当の価値を持つ場合、1,000円のお買物で、5円分のポイントが戻ってきたことになります。この場合のポイント還元率は、0.5%です。カードによっては、特定の条件を満たしたときに、このポイント還元率が2倍、3倍に増えることがあります。1.0%や1.5%のポイント還元率でポイントを貯めることができます。
ただし、ポイント還元率の高いカードの場合、「ポイント還元率は高いものの、付帯保険が不十分」ということもあります。ポイント還元率と付帯保険の双方を充実させたいのであれば、2枚のクレジットカードを手に入れて、それぞれの短所を補うようにするのがおすすめです。1枚めは、「付帯保険や補償がしっかりしているカード」を選び、2枚めには「ポイント還元率の高いカード」を選ぶなど、互いの長所で互いの短所を補い合うように複数枚のカードを用意しておくと、より多くのメリットを享受できるでしょう。
あるいは、国際ブランドが異なるクレジットカードを持てば、幅広い支払いエリアをカバーできるので、支払いに困る機会も減るでしょう。クレジットカードしか持っていない場合、Mastercardに非加盟のお店では、カード決済ができません。しかし、MastercardのクレジットカードとAmerican Expressのクレジットカードの両方を持っていれば、仮にそのお店がMastercardに加盟していなかった場合でも、American Expressに加盟していれば、カードで支払うことができます。異なる国際ブランドのカードを持つことで、1枚しかカードを持たない場合よりも、カード決済のできる範囲が広がるのです。
つまり、複数枚保有することで、保険や優待など利用できるサービスが増え、同時に国際ブランドの加盟店をカバーし合うことで支払いの範囲も広がります。
ただし、注意していただきたいのが、「複数枚のカードを保有した時に、ポイントが合算されるかどうか」です。せっかく2枚のカードを持っていても、ポイントが合算できないとなるとポイントが分散してしまいます。その点、セゾンカードなら、複数枚持っていても、ポイントは合算されるため、ポイントを効率よく貯めることができます。
関連:クレジットカードの2枚持ちとは!?クレジットカードに関する疑問を解決!
どんなときに使えるの?クレジットカードの多彩な利用シーン
クレジットカードはコンビニやスーパーなど普段のお買物だけでなく、その利用シーンは多岐にわたります。まだクレジットカードの使い方がいまひとつイメージできないという方は、ここでクレジットカードの利用シーンを確認しておきましょう。
●1. コンビニやスーパーでの支払い
コンビニやスーパーでの少額の支払いでも、クレジットカードは便利です。高額なお買物でない限り、サインレスで決済できますし、小銭を取り出す手間が省けます。さらに、カード利用の際は、利用料金に応じてポイントが付与されるので、毎日のちょっとしたお買物で着実にポイントを貯めていくことができます。
関連:コンビニでクレジットカード使えるの?
●2. 税金、携帯電話料金や光熱費などの支払い
クレジットカードは、電気代、ガス代、水道代、電話代、インターネットプロバイダー使用料、新聞代、NHK受信料といった毎月かかる公共料金などの支払いにも使えます。
●3. オンラインショッピングでの支払い
オンラインショッピングには、代金引換や金融機関での振込など、さまざま決済手段が設けられていますが、なかでもクレジットカードは便利な支払方法といってよいでしょう。
●4. Apple Pay、Google Payへの紐づけ
Apple Payとは、iPhoneやApple Watch等の携末を、Google PayはAndroid端末を使って、ショッピングや交通機関の利用などさまざまシーンで支払いができるサービスです。手元のクレジットカードを登録することにより、飲食店やコンビニなど、さまざまな加盟店でカード決済が可能になります。利用方法も簡単で、iPhoneやAndridを専用端末のリーダーにかざせば、支払いが完了します。そのため、iPhoneやAndroidが一台あれば、財布からお金を出す手間も、クレジットカードを出す手間も発生しません。
●5. SuicaやPasmo。nanacoへのチャージ
クレジットカードには、はじめからSuicaの機能が付いているクレジットカードもあります。これなら、1枚のカードで、ショッピング時のカード決済や、改札機の通過が可能です。また、Suicaの機能が紐づいたカードであれば、オートチャージというサービスも利用できます。オートチャージを使うと、一定のチャージ残高を下回った段階で、一定額が自動的にチャージされます。自分でチャージをおこなう手間が省けます。もちろん、PASMOのオートチャージ機能が付帯したクレジットカードもあります。
関連:知らない人は損している!nanacoポイントを効果的に貯める裏ワザを公開
●6. 海外旅行や海外出張での支払い
海外ではクレジットカードでの決済が一般的です。また、日本と違って海外は治安がよくない場所も多く、多額の現金を持ち歩くのはリスクが高いです。
●7. キャッシング機能を使ってお金を借りる
クレジットカードのメリット
続いて、クレジットカードのメリットについて見ていきましょう。現金派の方も、以下のメリットを読めば、クレジットカードがいかに優れているかがわかり、すぐにでも申込んでみようと思うはずです。もちろん、メリットのあとにはデメリットも紹介していますので、そちらもあわせてご覧ください。
●1. 現金がなくてもクレジットカードがあればお買物できる
クレジットカードがあれば、現金を持ち合わせていなくても、すぐに支払いができます。1円玉を探すような手間を省いて、スマートな会計ができるのもクレジットカードの魅力です。支払方法も、1回払いから、分割払いや、ボーナス一括払いなど、さまざまな種類が用意されているので、少額のお買物から高額なお買物まで、いろいろなシーンで役立ちます。
●2. ATM手数料が節約できる
●3. クレジットカードには盗難保険があるから紛失時も安心
「クレジットカードを発行すると不正利用されそうで怖い」という方もなかにはいらっしゃるでしょう。しかし、もしもの事態に対応できるよう、クレジットカードには盗難保険が付いています。
●4. クレジットカードの利用でポイントが貯まる
クレジットカードを利用すると、利用料金に応じてポイントが貯まります。これは、現金払いでは得られない、大きなメリットであるといえます。
●5. クレジットカードの利用でマイルが貯まる
クレジットカードはポイントだけでなく、マイルを貯めるのにも適しています。「マイルってなかなか貯まらない」とお困りなら、クレジットカードを使うと貯まりやすくなるかもしれません。
関連:徹底解説!ユナイテッド航空のマイル「MileagePlus(マイレージプラス)」の魅力とは?
●6. クレジットカードの特典が受けられる
クレジットカードには、カードならではの特典が用意されており、各種の優待サービスを利用することができます。空港ラウンジサービス、手荷物無料宅配サービスをはじめとする各種のトラベルサポート、会員限定のチケット優待、ホテルの割引など、特典の種類は多岐にわたります。
そのほかにも、例えば、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードには、毎月、月末の金・土・日は全国のロフトのお買物が5%OFFになるロフト優待などの、ショッピングサポートも用意されています。
●7. クレジットカードの付帯保険が受けられる
クレジットカードには、旅行中のケガや病気の際に補償が受けられる旅行傷害保険が付帯していることがあります。旅行傷害保険は、ゴールドカード以上であれば付帯していることが多いですが、年会費無料の一般カードになると、付いていないことも多いので、旅行や出張を予定している方は注意しましょう。
●8. 家計の支出を管理しやすくなる
日々のお買物や公共料金等の支払いをクレジットカードに統一すれば、WEB明細でいつでもどこでも支出を管理することができます。レシートを集めて支出を管理するのは、なかなかたいへんかもしれませんが、クレジットカードなら利用した分の明細を専用のサイトから、すぐに確認できるので、これまでより家計の管理が楽になります。
クレジットカードのデメリット
上記ではクレジットカードのメリットを紹介したわけですが、デメリットもあります。クレジットカードのメリットを享受するために、そのデメリットについてもしっかり理解しておきましょう。
●1. クレジットカードは使いすぎる可能性がある
クレジットカードは、現金なしで手軽に支払えるのが特徴です。だからこそ、ついつい使いすぎてしまい、預金残高が不足していて、引き落としができないという事態に陥る可能性があります。
●2. クレジットカードのリボ払いは返済額がかさむ可能性がある
クレジットカードは、分割払いやリボ払いなど、多彩な支払方法が選べるというメリットがあります。ですが、分割払いは回数が増えるほどに手数料が増えていきますので、支払いが可能なのかどうか、事前によく考える必要があります。
●3. オンラインショッピングで個人情報が漏洩する可能性がある
オンラインショッピングでクレジットカードを利用する際は、利用にともなって通販サイトにクレジットカード情報を登録します。しかし、セキュリティの甘いサイトだと、登録した情報が第三者に漏洩し、悪用されてしまうかもしれません。
これを知れば失敗しない!クレジットカード選びのチェックポイント
クレジットカード初心者向けに、ここからはクレジットカード選びで失敗しないために抑えておくべきポイントを紹介します。手元に届いてからガッカリしないよう、何に注目すべきか事前に理解しておきましょう。
●1. ポイント還元率
クレジットカードでお得感を味わいたいなら、ポイント還元率はかなり重要です。カードの利用料金に対して何ポイント貯まるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
●2. マイル還元率
旅行や出張が多い方には、マイル還元率の高いカードがおすすめです。その際に重要なのが、どの航空会社のマイルを貯めたいのかという点です。JALマイル、ANAマイル、ユナイテッド航空のマイルなど、マイルの種類はさまざまあり、カードによって貯まりやすいマイルが変わります。
●3. セキュリティ補償
盗難保険は基本的にどのクレジットカードにも付帯していますが、そのほかの補償制度やセキュリティサポートが充実しているかどうかは確認しておいたほうがよいでしょう。
●4. 年会費割引
クレジットカードを発行すると毎年年会費を支払うことになります。維持費として年間いくらかかるのかは、注目すべきポイントです。
●5. 加盟店優待
すでに触れましたが、クレジットカードにはそれぞれに独自の特典が付いています。トラベルサポート、ショッピングサポート、スポーツ施設利用の優待、ポイント優遇制度など、カードごとに充実している優待特典が違います。自分のライフスタイルに合った優待がないか探してみましょう。
●6. 利用枠
クレジットカードの利用枠が少なすぎると、大きなお買物の時にカードが使えないというケースに陥ることがあります。ここでいう利用枠とは、クレジットカードで月々に使える利用限度額のことです。
●7. 発行スピード
「どうしてもすぐにクレジットカードが必要」という場合は、カードごとの発行スピードを調べてみましょう。例えば、セゾンカードインターナショナル、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、最短即日発行が可能です。
●8. 旅行傷害保険
旅行や出張が多い方は、旅行傷害保険の有無や補償額をしっかり確認しておきましょう。旅行傷害保険は、旅行先でのケガや病気等の際に補償が受けられるものです。特に海外では何が起こるかわかりませんし、治療費も高額になるケースがあるので最高5,000万円くらいの補償額があると安心です。
クレジットカードの申込から発行までの手順
クレジットカードはオンライン上から、簡単に申込むことができます。ここでは、セゾンカードを参考にして、申込から発行までの流れを見ていきましょう。
まず、ホームページから気になるカードを選択して、申込みのボタンを押します。もろもろの必要事項を入力して、インターネットから申込みをおこないます。すると、クレディセゾンから申込確認の連絡が来ます。その後、審査がおこなわれ、審査結果がメールで届きます。
審査を通過した場合、メールの到着から最短3~7営業日以内にカードが発送されます。また、セゾンカウンターに来店して受け取る場合は、最短即日の発行が可能です。ただし、来店で受け取る場合は、受付番号、本人確認書類、金融機関のお届け印、通帳などの口座番号がわかるものが必要になるので、注意してください。
クレジットカードを申し込む前に確認しておくべきこと
クレジットカードには「入会資格」というものが設けられています。例えば、セゾンカードでは以下です。
・セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード:18歳以上のご連絡可能な方
・セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード:安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く)
・セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード:安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く)
クレジットカードを申し込む前に「入会資格」を事前に確認しておきましょう。
クレジットカードでポイントを貯めるコツ
普段お買物で利用するだけでも、クレジットカードのポイントは貯まっていきますが、コツを知れば、効率よくポイントを貯めることができます。以下の4点を意識して、ポイントを貯めていきましょう。
●1. ポイント還元率の高いクレジットカードを選ぶ
クレジットカードのポイント還元率は、0.5%に設定されていることが多く、1,000円の利用で5円分のポイントが貯まります。
●2. 日常的にクレジットカードを使う
クレジットカードというと、大きなお買物の時だけに使うイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、ポイントを貯めたいのであれば、コンビニやスーパーでの日々のお買物や、飲食店、ガソリンスタンド、高速道路など、あらゆる場面でカードを使ってください。
●3. ポイント加算の条件を把握しておく
カードによっては特定の利用条件を満たすことで、ボーナスポイントがもらえることがあります。年間の利用金額が多ければ多いほど、2%、3%、4%と徐々にポイント付与率が上がっていくようなプログラムが用意されていることもあります。
●4. カード会社のポイントモールを活用する
ポイントモールは、経由することで通常よりもオンラインショッピングで貯まるポイントが加算されるサイトのことです。
職種&目的別おすすめクレジットカード
ひとくちにクレジットカードといっても、数えきれないほど多くの種類があり、選ぶのがたいへんなのも事実です。そこで、今回は「新社会人」、「専業主婦」、「学生」、「ビジネスマン」、「ステータス重視の人」、「ETCカードがほしい人」、「経営者」など職種&目的別におすすめのクレジットカードを紹介します。自分の職種や目的と重なる項目に目を通してみてくださいね。
●学生や新社会人におすすめのクレジットカード
学生や新社会人におすすめのクレジットカードは、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードです。初年度の年会費が無料で、年1回でもカードを利用すれば次年度以降も無料でカードを持つことができます。
また、QUICPayの利用で最大2%還元になるので、出費を抑えながらしっかりポイントを貯められます。まさに、新生活を控えた学生や新社会人にピッタリのカードです。
●専業主婦におすすめのクレジットカード
専業主婦におすすめのクレジットカードは、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードです。初年度の年会費は無料で次年度以降は1,100円(税込)の年会費が発生しますが、こちらも前年に1回以上のカード利用で無料になります。年に1回でも利用すれば年会費の負担は0円ですから、家計に負担がかかることもありません。
●ビジネスマンにおすすめのクレジットカード
ビジネスマンにおすすめのクレジットカードは、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードです。一般カードに比べてステータスが高く、ワンランク上のサービスや付帯保険が魅力的なカードです。
●ステータス重視の方におすすめのクレジットカード
ステータス重視の方におすすめのクレジットカードは、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードです。セゾンカードのなかで最高クラスのステータスを誇り、付帯保険や各種の優待特典も非常に充実しています。
●年会費無料のETCカードを作りたい方におすすめのクレジットカード
年会費無料のETCカードを発行したいのなら、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードがおすすめです。クレジットカードを作る方のなかには、「ETCカードがほしい」という方もいるでしょう。
●経営者におすすめのクレジットカード
個人事業主や経営者におすすめのクレジットカードは、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カードです。こちらは事業主やフリーランス向けのカードで、経費処理の効率化に役立てることができます。
クレジットカード
また、「もう少し年会費を抑えてビジネスカードを持ちたい」という場合は、セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カードをおすすめします。セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カードなら、年会費は1,100円(税込)で、追加カードは4枚まで無料で発行できます。「個人名義口座」と「法人名義口座」の選択ができ、法人名義口座に統一して経費管理の効率化を図ることが可能です。さらに、上記で紹介したビジネス・アドバンテージというサービスを利用することもできます。
加えて、ビジネスシーンで役立つアマゾン ウェブ サービスやYahoo!ビジネスセンターといった特定のサイトを利用することで、永久不滅ポイントが通常の4倍多く貯まる限定サービスも付いてきます。これなら、業務を進めるなかで着実にポイントを貯めていき、貯まったポイントを社員の福利厚生に充てることも可能です。
このように、セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カードなら、年会費のコストを抑えながら経費管理の効率化や各種の優待特典を利用した経費削減などが実現できます。小規模事業者や個人事業主に、ぜひ利用していただきたい1枚といえます。
クレジットカード
よくある質問
クレジットカードって何?
クレジットカードとは、後払いができるカードのことです。コンビニやスーパーでのショッピングのみならず、オンラインショッピング、水道や光熱費等の公共料金、税金など幅広いシーンで支払いに利用できます。現金を持っていなくても買い物ができたり、支払いをするたびにポイントが貯まったり、海外旅行保険が付帯したりと便利でお得なカードです。
クレジットカードの支払方法は?
クレジットカードには、状況に応じて複数の支払方法が用意されています。支払方法としては主に「1回払い」、「2回払い」、「ボーナス一括払い」、「ボーナス2回払い」、「分割払い」、「リボ払い」があります。
クレジットカードの国際ブランドって何?代表的な4つの国際ブランドについて
国際ブランドとは、世界中で利用できる決済システムを提供するブランドのこと。国際ブランドがカードに付いている場合、そのブランドに加盟している店舗なら世界中どこでもカード決済が可能です。国際ブランドは複数ありますが、なかでも「American Express」、「VISA」、「Mastercard」、「JCB」については、よく耳にしたことがあるのではないでしょうか?これらの国際ブランドは、世界的な知名度と確かなブランド力を持っています。
クレジットカードのランクとは?
クレジットカードにはランクがあります。主に一般カードとステータスカードに分けられ、ランクとしてはステータスカードのほうが上です。ランクが高いほど年会費は高くなり、審査も厳しくなりますが、ランクが高いほどその分ステータスも高くなり、サービスや特典の内容が充実します。
クレジットカードは何枚持つべき?
クレジットカードを複数枚持っていれば、一方のカードでは受けられない特典を、もう一方のカードで受けることができます。1枚を日常的に使うクレジットカードにして、もう1枚を特定のサービスでポイント還元率が上がったり、提携先の商品が割引になったりするカードにすれば、1枚ではカバーできないさまざまなサービスを利用することが可能になります。枚数は2枚~3枚持つのがおすすめです。実際に、2019年に日本クレジット協会が実施した調査によると、日本人1人あたりのクレジットカード平均保有枚数は2.7枚というデータが出ています。
クレジットカードでキャッシュレス生活の第一歩を踏み出そう!
ここでは、クレジットカードの仕組みから、メリット・デメリット、ポイントの貯め方、クレジットカードの選び方、おすすめのクレジットカードまで、幅広く見てきました。
クレジットカードは現金と比べて、スムーズな支払いができるだけでなく、ポイント・マイルが貯まる、保険が付く、優待特典が利用できるなど多数のメリットがあります。
もし、今回、紹介したカードのなかでどれを選べばよいか迷った時は、まずは初心者向けのカードとして、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードをご検討ください。年会費を抑えながら、豊富なサービスを利用することができます。
キャッシュレス化の波が押し寄せている現代。その流れに乗り遅れないよう、今のうちにまずはクレジットカードからキャッシュレス生活の第一歩を踏み出してみましょう。