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クレジットカードの国際ブランドの違いとは?ブランドの種類や選び方も紹介!

クレジットカードの国際ブランドの違いとは?ブランドの種類や選び方も紹介!

VisaやAmerican Express、Mastercard(R)などのように、世界中の国や地域で利用できるブランドのことを国際ブランドと呼びます。国際ブランドごとに特長やメリットが異なるので、クレジットカードを選ぶときのポイントになります。

本記事では、クレジットカードの国際ブランドの違いや失敗しない選び方などを解説します。また、国際ブランドが付帯しているおすすめのクレジットカードを紹介するので、お申し込みの検討をおすすめします。

セゾンパールセゾンパール

クレジットカードのブランドとは?

クレジットカードのブランドとは?

クレジットカードのブランドには、大きく分けて下記2点の異なる意味があります。

国際ブランド
発行元のブランド

同じ単語でも意味する内容は異なるため、区別して理解しておく必要があります。ブランドの意味を、詳しくチェックしていきましょう。

国際ブランド

国際ブランドとは、世界中に加盟店のネットワークを持つクレジットカードのブランドを指す言葉です。

例えば、以下の商標が国際ブランドに該当します。

・Visa
・JCB
・American Expressなど

国際ブランドの加盟店である店舗では、クレジットカードを国内外問わずに利用できます。海外でも割引や補償が利用できるようになるため、旅行や出張の際に役立ってくれるでしょう。

国際ブランドによって、クレジットカードのサービス内容は大きく異なります。例えば加盟店の数は、国際ブランドごとに大きな差のある代表的な項目です。

発行元のブランド

発行元のブランドとは、クレジットカードを発行している会社を指す言葉です。例えばセゾンカードインターナショナルやセゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードでは、「セゾンカード」がカードブランドに該当します。

カードの発行会社が国際ブランドと提携しているので、日本で発行したクレジットカードもほかの国で利用できるようになっています。

なお同じカードブランドのカードは、ポイントプログラムや共通するサービス、特典を利用できるケースが多く見られます。

【違い】クレジットカードの主要国際ブランドは7種類

【違い】クレジットカードの主要国際ブランドは7種類

世界的な知名度とブランド力を誇るクレジットカードの主要な国際ブランド7種をご紹介します。

ご自身に合った国際ブランドを見つける際の参考にしてください。

抜群の知名度を誇る国際ブランド!Visa(ビザ)

1つめは、Visa(ビザ)です。知名度・シェア率ともにトップクラスの国際ブランドで、世界200以上の国と地域、約1億の加盟店で利用可能です。

日本国内でも利用しやすいので、初めてクレジットカードを作る方の多くが選ぶ国際ブランドでもあります。ちなみに海外では、主にアメリカ地域で利用しやすいといわれています。

「Visa=クレジットカード」のイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、Visaはあくまでもクレジットカードを世界中で利用するための決済システムを整備する企業なので、クレジットカードの発行自体は行っていません。

Visaがクレジットカードを発行するカード会社(提携会社)に自社のライセンスを付与し、カード会社はVisaのマークがついたクレジットカード(提携カード)の発行ができる仕組みになっています。

対象店舗数が圧倒的!Mastercard(R)(マスターカード)

2つめは、Mastercard(R)(マスターカード)です。Visaと同様に約1億の加盟店があり、世界的に有名な国際ブランドで双璧をなすともいわれています。

日本国内でも利便性が高く、Visaが利用できるならMastercard(R)も利用できるようになっている店舗がほとんどなので、私たちのクレジットカード利用の中心ブランドと考えられます。ちなみに海外では、ヨーロッパ地域で利用しやすいといわれています。

また、Mastercard(R)もVisaと同じくクレジットカードの発行自体は行っておらず、カード会社にライセンスを付与して提携カードを発行する仕組みを作っています。

日本生まれの国際ブランド!JCB(ジェーシービー)

3つめは、JCB(ジェーシービー)です。JCBは日本で誕生した国際ブランドであり、日本国内での普段使いにとても便利になっています。

JCBは、カード会社にライセンスを付与して提携カードを発行する仕組みを作っているだけではなく、自社でクレジットカードの発行も行っている点が大きな特長です。ちなみに国際ブランドが発行するクレジットカードのことを「プロパーカード」と呼ぶので、ぜひ覚えておきましょう。

旅行の特典も充実!American Express(アメリカン・エキスプレス)

4つめは、American Express(アメリカン・エキスプレス)です。「アメックス」の通称でおなじみのAmerican Expressは、ホテルやレストラン、旅行関係などの特典・サービスが充実しています。

また、American ExpressはJCBと提携して加盟店を相互開放しているので、国内にあるほとんどのJCB加盟店でAmerican Expressは利用可能です。さらに、カード会社へのライセンスの付与に加えて、プロパーカードの発行も行なっています。

セゾンカードが発行するクレジットカードのなかにも、American Expressのライセンスが付与された高ステータスな提携カード「セゾン・アメックス」があるので、ぜひチェックしてみてください。

世界初のクレジットカード!Diners Club(ダイナースクラブ)

5つめは、Diners Club(ダイナースクラブ)です。Diners Clubはなんと、世界で初めて登場したクレジットカードの国際ブランドになります。

American Expressと同じく提供サービスの手厚さに定評があります。特に、カード会員限定のイベントをたくさん開催している点は、Diners Clubならではの特長です。

また、JCBやAmerican Expressと同じく、ライセンスの付与に加えてプロパーカードの発行も行っています。

中国発の国際ブランド!銀聯(ぎんれん)カード

6つめは、中国発で国際ブランドに数えられる銀聯(ぎんれん)カードです。

誕生したのは2002年と比較的最近ですが、中国国内の銀行同士のネットワークを構築したことで利便性が高まり、2021年時点で63の国と地域で発行され、発行枚数は80億枚を超えています。

中国では圧倒的なシェアを誇り、中国へ旅行や出張をするなら持っておきたい国際ブランドですが、世界的なシェアでみると、現時点では使える加盟店が多いわけではありません。

アメリカで生まれた国際ブランド!ディスカバーカード

最後は、ディスカバーカードです。アメリカのディスカバー・フィナンシャル・サービシズが展開するクレジットカードで、日本での知名度は高くありませんが、アメリカ本土では5000万人以上が発行しています。

現時点では日本で作ることのできないクレジットカードですが、JCBや銀聯と加盟店契約を結んでいるためJCB加盟店や銀聯加盟店で利用できます。

また、Diners Clubを買収したことでDiners Club加盟店でも利用可能になっており、国際ブランド7種のうち、ディスカバーカードを含めた4種の加盟店で使えるクレジットカードになります。

【ブランド種類】「決済カードブランド」と「T&Eカードブランド」の違い

【ブランド種類】「決済カードブランド」と「T&Eカードブランド」の違い

クレジットカードの国際ブランドは、以下の2種類に分類されます。 

主な国際ブランド 特長
決済カードブランド Visa
Mastercard(R)
JCB
・知名度が高く、加盟店数が多いので利便性が高い
・幅広い国や地域で利用できる
T&Eカードブランド American Express
Diners Club
・旅行やエンターテインメントなどの優待特典が豊富
・優待特典やサービスを重視する方におすすめ

決済カードブランドは決済機能を重視しており、幅広い国や地域で利用できますが、優待特典やサービスが少ないです。

T&Eカードブランドは旅行やエンターテインメントなどの特典が充実しています。決済カードブランドに比べて優待特典やサービスが豊富ですが、年会費が高めに設定されています。

種類によって特長が異なるので、自分のライフスタイルや利用したいシーンにあったクレジットカードを選ぶようにしましょう。

【失敗しない】クレジットカードの国際ブランドの選び方

【失敗しない】クレジットカードの国際ブランドの選び方

上記で紹介してきたように、クレジットカードの国際ブランドにはさまざまな種類があります。国際ブランドごとに特長があるため、基本的には国際ブランドを1つに限定するのはおすすめできません。

利用目的や利用場所に応じて、異なる国際ブランドのカードを2〜3枚程度持つことがおすすめです。複数枚の国際ブランドが異なるカードを持つことで、カード決済を利用できる店舗の選択肢が増えます。また、優待プログラムやキャンペーンに応じてお得なカードを使うことも可能となります。

クレジットカードの国際ブランドを選ぶプロセスは下記のとおりです。各プロセスに選び方のポイントがあります。

1.どこで使う機会が多いか確認する
2.どのサービスを重視するか確認する
3.候補の国際ブランドを発行できるカードを1〜2枚選択する

上記のプロセスを、詳しくみていきましょう。

どこで使う機会が多いか確認する

どこで使う機会が多いか確認する

初めに発行したクレジットカードを、何の目的で利用するかを確かめましょう。利用する場所によって、利用しやすい国際ブランドは異なります。よく利用する店舗が加盟店でない場合、せっかく発行したカードが使えない事態になりかねません。

下表は、利用場所ごとに利用しやすい国際ブランドの例をまとめたものです。

利用場所 利用しやすい国際ブランド例
日本国内 JCB / Visa / Mastercard(R) / American Expressなど
海外 Visa / Mastercard(R) / American Express / 銀聯カードなど

基本的には利用頻度の多い場所が加盟店となっている国際ブランドを選ぶことをおすすめします。利用頻度の高いお店で、レジや入口などに表示されている国際ブランドのロゴをチェックすると良いでしょう。

どのサービスを重視するか確認する

次にクレジットカード選びの際に、どのようなサービスを重視するかを考えましょう。国際ブランドごとに異なる特長があるため、あなたがカードに求めるサービスが充実しているかをチェックすれば、発行後の満足度を高められます。

先に述べたとおり、国際ブランドには決済カードブランドとT&Eカードブランドがあります。

ブランドの種類 国際ブランド例 特長
決済カードブランド Visa / Mastercard(R) / JCBなど 広範囲の国や地域で決済可能
T&Eカードブランド American Express / Diners Clubなど 旅行やエンターテインメントに関するサービスが豊富

上表のように、重視するサービスの内容で国際ブランドを検討していくと良いでしょう。基本的には、決済カードブランドとT&Eカードブランドの特長を持ったカードを一枚ずつ発行しておくと便利です。

候補の国際ブランドを発行できるカードを1〜2枚選択する

最後に使う機会・重視するサービスを考慮して、ほかをカバーできる国際ブランドを持つカードを選びましょう。

例えば国内でカード払いする機会が多く旅行に関するサービスも求めている場合は、国内の加盟店が多く旅行関連の特典も充実している「JCB」を選択できる「セゾンカードインターナショナル」を発行すると便利です。

基本的にはデメリットを補完できるように2〜3枚程度持つことをおすすめします。異なる国際ブランドのカードを持つことで、さまざまな状況に対応しやすくなるでしょう。ただし求める機能が1枚で収まる場合、無理に複数枚発行する必要はありません。

【ブランド別】おすすめのクレジットカード3選!

本項からは、先述の選び方を参考にして選択した国際ブランドのカードを発行したい場合におすすめのクレジットカードを紹介していきます。ブランド別に3枚紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

セゾンカードインターナショナル|Visa・JCB・Mastercard(R)
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード|American Express
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード|American Express

カードが持つ特長を、詳しく見ていきましょう。

セゾンカードインターナショナル|Visa・JCB・Mastercard(R)

セゾンカードインターナショナル|Visa・JCB・Mastercard(R)

セゾンカードインターナショナルは年会費無料のクレジットカードです。Visa・JCB・Mastercard(R)から、ご自身の希望する国際ブランドを選択できます。

全国約25,000ヵ所の店舗・施設利用が最大60%オフの優待価格になる「優待のあるお店」で、お得にお買物や食事ができる点も特長です。

>>詳細はこちら

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード|American Express

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード|American Express

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは年会費初年度無料、2年目以降1,100円(税込)、年1円以上の利用で翌年も無料となるカードです。

T&EカードブランドであるAmerican Expressならではの、旅行やエンターテインメントに関する優待、サービスが付帯する点が特長です。QUICPay™(クイックペイ)利用でポイントが最大2%相当還元されるため、効率的にポイントを貯められます(※)。

>>詳細はこちら

(※)一部還元率の異なるサービスおよび加盟店がございます。

セゾンパールアメックス新規入会キャンペーンセゾンパールアメックス新規入会キャンペーン

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード|American Express

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード|American Express

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは年会費初年度無料、2年目以降11,000円(税込)のゴールドカードです。

国際ブランドはAmerican Expressで、国内主要空港ラウンジの無料利用や永久不滅ポイント優遇など多彩な優待、サービスが付帯します。

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【Q&A】クレジットカードのブランドに関するよくある質問

Q1 おすすめの国際ブランドは?

日本国内で利用しやすく、知名度の高い国際ブランドは以下のとおりです。

ブランド名 American Express JCB Visa Mastercard(R)
発祥 アメリカ 日本 アメリカ アメリカ
ブランドの種類 T&Eカードブランド 決済カードブランド 決済カードブランド 決済カードブランド
メリット ・ホテルや飛行機などの優待特典が充実
・JCB加盟店で利用可能
・日本での特典が充実
・Apple Pay対応
・海外で利用可能
・世界中でキャッシング可能
・国内外で利用可能
・世界中でキャッシング可能
おすすめの人 優待特典やサービスを重視する人 日本国内の利用がメインの人 海外でも利用する機会が多い人 海外でも利用する機会が多い人

国際ブランドは種類によっておすすめの人が異なります。そのため、優待特典やサービスが充実しているAmerican Expressと、国内で利用できる店舗が多いJCBや、海外で利用しやすいVisaやMastercard(R)を使い分けることも選択肢の1つです。

Q2 国際ブランドは変更できるの?

一般的に、すでに発行しているクレジットカードの国際ブランドの変更は難しい場合が多いです。

セゾンカードの場合、保有しているクレジットカードとは別に、ほしい国際ブランドのカードの新規お申し込みが必要になります。ただし、クレジットカードによっては複数枚保有ができないカードもあるので、国際ブランドを選ぶときは注意しましょう。

Q3 国際ブランドと発行会社との違いとは?

国際ブランドは、クレジットカードを世界中で利用するための決済システムを提供・整備する会社です。国際ブランドごとに加盟店舗があり、加盟店舗は国際ブランドの決済システムを使うことによって、クレジットカードの決済が可能になります。

例えば、Visaのみに加盟している店舗ではVisaのクレジットカードで支払いができますが、Mastercard(R)のクレジットカードでは支払いができません。

一方、発行会社は、実際にクレジットカードを発行する会社で、国際ブランドとクレジットカード利用者の仲介役のような立ち位置です。

セゾンカードも発行会社のひとつで、VisaやMastercard(R)などの国際ブランドと提携してクレジットカードを発行しています。クレジットカードの発行会社は、主に以下のような業務を行っています。

・ 新規申込者の入会審査とカードの発行
・クレジットカードが使われた際に店舗への代金の立て替え
・クレジットカード利用者への支払い請求
・クレジットカードの利用明細の発行
・ポイントプログラムや付帯特典などの提供
・クレジットカードの不正利用に対する監視

また、国際ブランドでも、自社でクレジットカードを発行するJCBやAmerican Express、Diners Clubは、決済システムの提供・整備のほか、発行会社と同様の業務も行っています。

クレジットカードのブランドまとめ

クレジットカードのブランドまとめ

国際ブランドによって、加盟店数、利用しやすい国・地域、サービスなど特化している分野が異なっているので、国際ブランドを比較して、ご自身に合った国際ブランドのクレジットカードを選びましょう。

セゾンカードでは「T&Eカード」の1つであるAmerican Expressとの提携カードとして、QUICPay支払いで利用合計金額(税込)の最大2%相当が還元される「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」があります。

また、3種類の国際ブランドから選択できるセゾンカードインターナショナルや、豊富な優待特典やサービスが付帯するセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードなどもあります。カードごとに特長が異なるので、自分に合ったクレジットカードのお申し込みの検討をおすすめします。

(※)「QUICPay」「QUICPay+」は、株式会社ジェーシービーの登録商標です。
(※)Apple、Appleのロゴ、Apple Payは、Apple Inc.の商標です。iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。TM and © 2020 Apple Inc. All rights reserv

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