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クレジットカードの年会費とは?無料と有料との違い、カードの選び方とよくある質問を紹介
クレジットカードには、年会費無料のカードと有料のカードがあり、特長が異なります。どちらのクレジットカードが向いているのかは、人によって異なるため、年会費無料と有料のカードの違いを理解しておくことが大切です。
また、クレジットカードはライフスタイルに合わせて選ぶと、より便利に利用できるため、選び方も知っておいたほうが良いでしょう。
本記事では、クレジットカードの年会費について詳しく解説するほか、年会費無料と有料のカードの違いや各カードに向いている方のカードの選び方なども紹介します。
クレジットカードの申し込みを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
記事のもくじ
年会費はクレジットカードの利用料
クレジットカードの年会費とは、カード利用のために1年ごとに支払う利用料のことです。クレジットカードには年会費無料のカードと有料のカードがあり、なかには年会費が数万円必要なカードもあります。
また、通常年会費は発生するものの、初年度無料や条件を満たすことで、翌年度の年会費が無料になる場合もあります。
年会費はカードの種類やカード会社によって異なる
年会費の設定はカードの種類やカード会社によって異なります。カードの種類には主に一般カード・ゴールドカード・プラチナカードがあり、ランクの高いカードほど年会費も高くなる傾向にあります。
ただしゴールドカードの年会費が千円前後のカードもあれば、一般カードの年会費が1万円を超えるカードもあります。年会費の設定はカード会社ごとに異なるので、カードごとの年会費をしっかりチェックしておきましょう。
年会費無料のクレジットカードにも種類がある
前述したとおり、年会費無料のクレジットカードには、以下3つの種類があります。
● 無料(年会費がずっと無料)
● 初年度のみ無料(翌年以降は年会費が発生)
● 条件付き無料(年1度でも利用があれば無料、年間利用額10万円以上で無料など)
なかには、年会費が初年度無料で、翌年度以降は年1度でも利用があれば無料のクレジットカードもあります。
年会費無料と記載されているすべてのクレジットカードが無料ではないので、申し込み時には必ず確認するようにしましょう。
年会費無料と有料のクレジットカードの違い
年会費無料のクレジットカードと有料のクレジットカードの大きな違いは、付帯するサービス・特典です。
例えばセゾンカードの場合、年会費無料のセゾンカードインターナショナルと、有料のセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードでは以下のような違いがあります。
カード | セゾンカードインターナショナル | セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード |
年会費 | 無料 | 22,000円(税込) |
家族カード(ファミリーカード)の年会費 | 無料 | 3,300円(税込) |
旅行傷害保険 | なし | ● 国内旅行傷害保険 ● 海外旅行傷害保険 |
空港ラウンジの利用 | なし | あり |
主なサービス・特典 | ● 優待のあるお店 ● オンライン・プロテクション |
● 優待のあるお店 ● オンライン・プロテクション ● コンシェルジュ・サービス ● プライオリティ・パスの優待 |
年会費無料のクレジットカードと有料のクレジットカードの基本的な違いを把握しておくと、よりご自身に最適なカードを選びやすくなるでしょう。
クレジットカードは年会費が高額になるほど特典が充実する
一般的に、クレジットカードは年会費が高額になるほどサービス・特典が充実する傾向があるので、覚えておきましょう。
例えばセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードには、セゾンカードインターナショナルの基本的なサービス・特典に加えて、以下のようなプラチナカードならではの充実したサービス・特典が付帯します。
● 充実した国内旅行傷害保険・海外旅行傷害保険が付帯
● 24時間さまざまな要望に対応してくれる「コンシェルジュ・サービス」の利用
● 世界1,500ヵ所以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」の登録料が無料
そのほか、ホテルやレストラン、エンターテインメントの割引優待が付帯するなど、幅広いシーンで活用できます。
クレジットカードによってサービス・特典の内容は異なるため、年会費が有料のカードを選ぶときは、付帯するサービス・特典の内容を確認すると良いでしょう。
年会費がかかってもお得なケースがある
年会費が有料のクレジットカードでも、ライフスタイルに合ったカードであれば年会費以上の価値を得られる可能性があります。
例えばセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、国内主要空港のラウンジを無料で利用できるほか、世界1,500ヵ所以上の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パス(通常年会費469ドル/プレステージ会員)に無料で登録可能です。
海外旅行や出張などで空港をよく利用する方にとっては、プライオリティ・パスに無料で登録できるだけでも年会費以上の価値があるといえるでしょう。
また、家族がいる方は、家族カードをつくればお得な年会費で本会員とほぼ同等のサービスや特典が利用できるため、ご自身だけではなく、家族にとっても大きなメリットになります。
年会費無料のクレジットカードも良いですが、状況に合わせて年会費が有料のクレジットカードも検討してみるのがおすすめです。
年会費無料と有料のカードはどちらを持てばいい?
前述しているように、クレジットカードには年会費無料のカードと有料のカードがあり、悩む方も多いのではないでしょうか。無料・有料でメリット・デメリットが異なるため、人によっておすすめのカードも異なります。
ここでは、年会費無料のクレジットカードがおすすめの方と有料のクレジットカードがおすすめの方の特長を紹介するので、カードを選ぶ際の参考にしてください。
年会費無料のクレジットカードをおすすめしたい人
年会費無料のクレジットカードには、主に以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | ● 保有コストがかからない ● お買物でポイントが貯まる |
デメリット | ● 年会費有料のカードに比べてサービスや特典が劣る |
年会費無料のクレジットカードは、コストを気にせずに保有できる点が大きなメリットです。基本的な機能は備わっているため、有料のクレジットカードに付帯している特典が不要であれば、年会費無料のクレジットカードでも満足できる可能性があります。
また、年会費無料のクレジットカードのなかには、特定の店舗での支払いでポイントの優遇を受けられたり、割引価格になったりする特典が付帯しているケースもあるため、特典を比較しておくと、よりクレジットカードの利便性を実感できます。
クレジットカードになじみのない方は、まず年会費無料のクレジットカードを利用してみるのがおすすめです。
年会費無料のクレジットカードを利用してみて、さらに充実したサービス・特典を受けてみたいと感じたのであれば、年会費が有料のクレジットカードへの申し込みを検討してみるのが良いでしょう。
年会費が有料のクレジットカードをおすすめしたい人
年会費が有料のクレジットカードには、主に以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | ● 充実したサービスや特典が付帯する ● ポイント還元率が高い傾向がある |
デメリット | ● 保有するためのコストがかかる ● サービスや特典を活用できないと割高になる可能性がある |
年会費が有料のクレジットカードは、サービス・特典が充実しているのが大きなメリットです。
前述しているように、年会費が有料のクレジットカードのなかには、海外の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスの優待や、コンシェルジュ・サービスなどの特典が付帯している場合もあります。
また、ポイント還元率が優遇されているケースも多く、年会費無料のクレジットカードに比べて、手厚いサービス・特典を受けることが可能です。
ただし、年会費が有料のクレジットカードを保有するためには、コストが必要になるため、サービス・特典を活用できないと、割高になってしまう可能性があります。
そのため、年会費が有料のクレジットカードは、ご自身のライフスタイルに合わせて、充実したサービス・特典を活用したい方におすすめです。
年会費以外もチェック!クレジットカードの選び方
クレジットカードの種類は豊富にあるため、どのようなカードを選べば良いのか迷ってしまう方もいるでしょう。
クレジットカードは、ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。ここでは、クレジットカードの選び方を解説します。
年会費・ポイント還元率・国際ブランド・保険などの基本情報
まずは、クレジットカードの基本情報をチェックしましょう。チェックするポイントとしては、以下のような項目があります。
● ポイント還元率(通常時、ポイント還元率がアップする店舗があるのか)
● 国際ブランド(今持っているクレジットカードと違う国際ブランドの方が便利)
● 保険(旅行保険が付帯しているか、付帯条件など)
基本情報はクレジットカード会社のウェブサイトに、まとめて表示されています。まずは基本情報をチェックしてみましょう。
利用したい特典があるか
年会費無料のクレジットカードにも、特典が付帯しているカードがあります。クレジットカードごとにさまざまな特典が付帯していますが、大切なのは利用したいかどうかです。
例えば、旅行サービスが充実していても、1年間旅行の予定がなければ利用するチャンスがありません。
日々の生活を見直してみて、便利だなと思う特典が付帯するカードがあれば、選択肢に入れていきましょう。
家族カード、ETCカードの年会費・発行手数料
クレジットカードの多くは付帯カードとして、家族カードやETCカードが発行できます。ただしカードによっては付帯カードに年会費や発行手数料がかかるものもあります。
クレジットカード自体は年会費無料でも、ETCカードに年会費がかかる場合、ETCカードを利用する方であれば年会費を支払う必要があります。
付帯カードを発行予定の方は、付帯カードの年会費や発行手数料がいくらになるのかもチェックしておきましょう。
年会費が気になる方におすすめのクレジットカード
年会費が気になる方は、まずは年会費無料のカードを利用してみるのが良いでしょう。
次項から年会費が無料、初年度無料のクレジットカードを中心にご紹介していきます。ぜひご自身に合ったクレジットカードを見つけてみてください。
SAISON CARD Digital
SAISON CARD Digitalは、年会費無料のカードです。
お申し込み開始から、最短5分でクレディセゾン公式スマートフォンアプリ「セゾンPortal」上にカード番号やセキュリティコードなどが発番され、すぐに電子マネーへの登録やオンラインショッピングなどで利用できます。
後日、郵送で届く完全ナンバーレス(カード券面にカード番号やセキュリティコードなどの印字がない)のプラスチックカードを利用して、実店舗でのお買物も可能です。
特に、電子マネーをよく利用する方におすすめのカードになっています。
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セゾンカードインターナショナル
セゾンカードインターナショナルは、年会費無料で保有できるセゾンのスタンダードカードです。
一般的なプラスチックカードが発行されるセゾンカードインターナショナルのほか、デジタルカードのセゾンカードインターナショナル デジタルもあるため、状況に合わせて選択できます。
特に、初めてクレジットカードを持つ方におすすめのカードになっています。
>>詳細はこちら
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、初年度年会費無料、2年目以降は1,100円(税込)で保有できるカードです。年1円以上の利用で翌年度の年会費が無料になる優遇があります。
QUICPay™(クイックペイ)の利用で最大2%相当(※)の還元率となるため、普段からスマホ決済をよく利用する方におすすめのカードです。
また、デジタルカードのセゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードDigitalもあるため、状況に合わせて好みのタイプを選択できます。
>>詳細はこちら
(※)適用には、諸条件があります。詳細はカードお申込みページをご確認ください。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは初年度年会費無料、2年目以降は11,000円(税込)で保有できるゴールドカードです。家族カード(ファミリーカード)は年会費1,100円(税込)で、最大4枚まで発行できます。
ゴールドカードならではの充実した特典が付帯しており、普段のお買物はもちろん、旅行や趣味など幅広いシーンで活用できるカードになっています。充実した特典を利用したいけど、年会費もできるだけ抑えたいという方におすすめのカードです。
>>詳細はこちら
クレジットカードの選び方でよくある質問
最後にクレジットカードの選び方で、よくある質問をまとめてご紹介します。クレジットカードの年会費が気になる方は、疑問をしっかり解決してから申し込みましょう。
Q1.年会費無料でも有料カードと基本的な機能は同じ?
A.基本的な機能は同じで、付帯するサービスが異なります。年会費無料のクレジットカードにも、次のような基本的な機能が搭載されています。
● クレジットカード決済機能
● 家族カードやETCカードの発行
● ポイントサービス
● キャッシング機能
クレジットカードの支払い方法として1回払いだけでなく、分割払いやリボ払い、ボーナス一括払いなどの決済機能やポイント還元などの機能は無料のカードでも付帯していますので、安心して発行してください。
Q2.年会費無料だけどセキュリティは大丈夫?
A.年会費無料のクレジットカードでもカード会社が同じであれば、年会費有料のカードと同じセキュリティ対策をしています。
例えばセゾンのクレジットカードでは、発行元のクレディセゾンがすべてのカードを対象に不正検知システムやスキミング防止のICチップ、本人認証サービス(3Dセキュア)などのセキュリティ対策を行っています。
また、年会費無料を含めたすべてのセゾンカードが、「オンライン・プロテクション」の対象となります。これは、連絡をした日を含めて61日前まで遡った利用分のなかで、インターネット上での不正使用による被害が確認できた損害が補償されます。
セゾンカードは、セキュリティと補償の両方が充実しているクレジットカードになります。
Q3.年会費無料だと発行手数料は発生するのか?
A.基本的にクレジットカードは発行手数料が発生しません。ただし、家族カードやETCカードなどの付帯カードには発行手数料が発生する場合もあります。
特に、ETCカードを発行する場合に、年会費は無料でも発行手数料を請求されることがあります。なお、セゾンカードはETCカードの発行手数料は無料です。
発行手数料は各クレジットカード会社のウェブサイトに記載されていますので、あらかじめ確認しておきましょう。
Q4.「年会費初年度無料」の初年度とは、いつからいつまで?
A.基本的にクレジットカードの年度は入会月を基準として、12ヵ月目の月末までを1年間とします。つまり、クレジットカードの初年度は入会した月から、12ヵ月目の月末までの期間を指します。
例えば、1月中に入会した場合は、翌年の12月末日までが初年度になり、6月中に入会した場合は翌年の5月末日までが初年度になります。
また、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは「前年1回の利用があれば年会費無料」となっておりますが、1年間の数え方は同じです。例えば、8月に入会した方は、毎年8月~翌7月末日までに1回利用していると、翌8月〜翌々7月までの年会費が無料になります。
ご自身がいつ入会したのかわからなくなった場合は、カード発送時のカード台紙にて確認できます。カード台紙が手元になければ、カード裏面のインフォメーションセンターにお問い合わせください。
Q5.年会費無料のクレジットカードの家族カードも年会費無料?
A.年会費無料のクレジットカードの家族カードが、必ず年会費無料になるとは限りません。基本的に年会費無料のクレジットカードは、追加カードも年会費無料になるケースが多いです。
しかし、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードのように、初年度年会費無料であっても、、家族カード(ファミリーカード)は1枚につき1,100円(税込)を初年度から請求される場合があります。
また、家族カードは発行上限枚数が決まっています。家族カードの年会費や枚数にこだわるなら、しっかりと内容を確認しましょう。
クレジットカードの年会費を確認してから申し込みしよう
クレジットカードのなかには年会費無料のカードもあれば、有料のカードもあります。
クレジットカード会社や付帯するサービスなどによって年会費が異なりますが、いずれもクレジットカードとしての基本的な機能は備えています。
クレジットカードを初めて作る場合、まずは年会費無料のクレジットカードの発行をおすすめします。
また、クレジットカードは、ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶことが大切なため、ご紹介した選び方を参考に、最適なカードを選んでください。
今回ご紹介したセゾンのクレジットカードは、年会費が気になる方におすすめのカードです。クレジットカードの申し込みを考えている方は、この機会にぜひセゾンのクレジットカードをご検討ください。
(※)「QUICPay」「QUICPay+」は、株式会社ジェーシービーの登録商標です。