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クレジットカードの裏面にサイン(署名)が必要な理由や書くときの注意点を解説!

クレジットカードの利用規約には、カード裏面へのサインの義務が明記されています。そのため、クレジットカードが手元に届いた際は、必ずカード裏面にサインをしなければいけません。
サインを行わない場合は、クレジットカードを利用するにあたって何かとデメリットが生じます。
今回は、クレジットカード裏面にサインが必要な理由やサインをしない場合のデメリットについて解説します。また、会計時の伝票へのサインの意味についても触れますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
記事のもくじ
クレジットカードの裏面にサイン(署名)が必要な理由
クレジットカードが届いた際は、カード裏面の署名欄にサインを行う必要があります。その理由には、下記のように大きく2つあります。
●利用規約で定められている
●本人証明の意味がある
そもそも、クレジットカードの利用規約(約款)には、カード裏面にサインをする旨が記載されています。例えば、セゾンカードの利用規約であれば、「会員は、カードの受取後、直ちに、カードの所定欄に署名を行います。」とあります。
つまり、カード裏面にサインを行わない場合は規約違反になってしまいますので、注意しましょう。
また、カード裏面のサインには、カードの利用者が誰なのかを示す本人証明の意味もあります。クレジットカードは、原則契約者本人しか使用できませんので、カード利用者が誰であるのかを証明して、初めてカードの使用が可能になることを覚えておきましょう。
クレジットカードの裏面にサイン(署名)がない場合はどうなる?
クレジットカードの裏面にサインがない場合は、カードが利用できなかったり、本来のサービスを受けられなかったりと、デメリットが生じてしまう可能性があります。
ここでは、クレジットカードの裏面にサインがない場合のデメリットについて解説していきます。
カードでの支払いを拒否される可能性がある
クレジットカードの裏面にサインがない場合は、買物の際にお店側からカードでの支払いを断られる可能性があります。
クレジットカードは、カード会社とカード利用者本人が信用によって契約を結んでいますので、カードを利用できるのは、「原則、契約者本人のみ」です。そのため、クレジットカードを利用する際は、契約者本人であることをお店側に証明する必要があります。
お店側は、カード裏面のサインと会計時の伝票のサインによって、カード利用者が契約者本人であることを確認しますので、カード裏面にサインがない、または会計時のサインを断られたといった場合は、カード利用者に対して支払いを断ることができるのです。
不正利用されてしまうリスクが高くなる
サインのないクレジットカードを紛失した場合や盗難の被害にあった場合は、第三者が勝手にカード裏面にサインをしてしまい、利用する恐れがあります。そのため、クレジットカードを不正利用されてしまうリスクが高くなることに注意が必要です。
逆に、カード裏面にサインがあれば、会計の際にお店側が気づいてくれることもありますので、不正利用されるリスクを軽減することができます。
不正利用された際の補償を受けられない可能性がある
多くのクレジットカードには、紛失や盗難によって不正利用された際に被害額の補償を受けられる保険(所定の条件があります)が付帯しています。
カード裏面にサインがない場合は利用規約に違反しているため、補償の対象外になってしまう可能性が高くなります。補償の対象外となってしまうと、不正利用によって発生した金額を全額自己負担しなければいけません。
万が一のときに利用者を守ってくれる保険ですが、対象外となってしまっては意味がありませんので、クレジットカードが手元に届いた際は、必ずカード裏面へのサインをするようにしましょう。
クレジットカードの裏面にサイン(署名)する際の注意点
クレジットカードにサインする際の注意点を3つ紹介します。基本的なところですが、しっかり押さえておきましょう。
サインはカード名義の本人が行う
サインはカード名義の本人が行わなければなりません。
カードのサインと、支払い時の売上票へのサインが同じであることが基本的なルールです。別の人がサインしてしまうと、売上票へ同じサインができなくなります。
サインする際に水性のペンは使用しない
サインする際には「水性ペン」ではなく「油性ペン」を使用しましょう。水性ペンだと文字がにじんだり、消えてしまったりする可能性があります。
更新時も忘れずにサインをする
カードを更新すると、今まで利用していたカードの代わりに新しいカードが郵送されてきます。
届いたばかりの新しいカードには、当然サインは行われていないので、新しいカードを受け取ったらすぐにサインを行いましょう。
クレジットカードの決済時にサイン(署名)するときの注意点
クレジットカードを利用して決済を行うときに、お店からサインを求められる場合があります。
クレジットカードの決済時にサインを行う場合は、以下に挙げるようなことに注意しておかなければなりません。
裏面と同じサインをする
サインは、クレジットカードを利用しようとしている人とクレジットカードの持ち主が、同一人物であることを示すためのものです。
そのため、クレジットカードの裏面に書かれているサインと同じものでなければ、意味がありません。
その時の気分でサインを変えるようなことをせずに、必ずカード裏面と同じサインをしましょう。
内容をしっかりと確認してからサインをする
クレジットカードでの決済時にサインをするということは、伝票に書かれた内容に納得して支払いを行う、ということでもあります。
そのため、万が一請求金額が多めになっていたとしても、サインをしてしまえばその分の金額を支払わなければなりません。
支払いの内容をしっかりと確認して納得したうえで、サインを行うことを心がけましょう。
決済者本人がサインをする
カードの持ち主がちょっと手が離せないなどの理由があったとしても、代わりに家族にサインを行ってもらうことはNGです。
必ず決済者本人が、サインを行いましょう。
クレジットカードのサイン(署名)に関するよくある質問
ここでは、クレジットカードのサインに関するよくある質問をまとめています。それぞれ確認していきましょう。
サインは漢字?ローマ字?
サインは漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字、筆記体、イニシャル、ニックネーム、苗字のみなど、どれでもOKです。サインの字体や書体にはとくに決まりがなく「契約者本人であること」を証明できれば問題ありません。
ただし、カード裏面のサインと会計時のサインが同じでなければ、買物の際にカードでの支払いを断られてしまうことがありますので、普段から書き慣れた字体や書体を使うのがよいでしょう。
おすすめは「漢字」です。漢字は、書き慣れているということもありますが、海外で紛失や盗難などの被害にあった場合に第三者の現地人が書きにくいため、偽造しにくいというメリットもあります。
また、海外ではクレジットカードと一緒にパスポートの提示を求められることもありますので、海外でのカード利用が多い方であれば、パスポートと同じサインを使うのもよいでしょう。
カード裏面のサインを書き間違えたときはどうすればいいのか?
クレジットカード裏面のサインは、消えないように油性のペンなどで書くのが一般的ですが、うっかりサインを間違えてしまうこともあるかと思います。
サインは、簡単に修正できてしまうと意味がなくなってしまいますので、二重線で訂正したり、上書きしたりといったことはできません。そのため、サインを間違えてしまった場合は、カード会社に連絡して、カードの再発行などの対応をしてもらいましょう。
また、サインした文字が薄くなって見えなくなった場合も、元のサインに上書きするといったことをしてはいけません。基本的にサインを間違えたときと同じ対応になりますので、カード会社へ連絡を行うようにしてください。
家族カードのサインは誰がすればいいのか?
家族カードの場合、家族カードの利用者本人がサインします。本カードを保有している代表者がサインをするわけではないので、この点は間違えないようにしましょう。
まとめ
クレジットカード裏面へのサインは、その義務が利用規約に記載されているほか、カード利用者が契約者本人であることの証明の意味もあります。
サインがないと、クレジットカードでの支払いを断られたり、万が一のときに受けられる補償の対象外になったりと、デメリットが多数あります。
カードが手元に届いた時点ですみやかにサインを済ませるようにしましょう。
サインのルールや注意点を合わせて考えておきたいのが、クレジットカードのセキュリティ面です。不正利用の被害のリスクを最小限に留めるためにも、カードごとのセキュリティ性については発行のタイミングでぜひチェックしておきましょう。
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