一般社団法人日本クレジット協会が2021年5月に実施した「若年層社会人に対するクレジットカードに関するアンケート調査(令和3年度)」によると、調査対象となった社会人1〜5年目の層においては本人名義のクレジットカードの保有率は「93.3%」という調査結果になりました。

なお、2枚以上持っている方の割合は調査対象のうち66.8%となっています。

対象を限定して実施された調査ではあるものの、社会人のなかでクレジットカードを持っていない方は少数派であることが分かります。

以下は、前述のアンケートにおいて、クレジットカードを持っていない方が「クレジットカードを持っていない理由」として挙げたものです。

● 現金や電子マネーで支払っているため、必要性を感じない
● クレジットカードを持っていると必要以上の金額を使ってしまいそう
● カード偽造や情報漏洩、不正利用が心配

クレジットカードを持っていない方は「利便性」を感じられない、あるいは「出費の増加」や「セキュリティ面」に不安を抱いていることが伺えます。

しかし、クレジットカードは「出費抑制」や「セキュリティ向上」などにも役立つ特長を持っています。ここからは、上記で挙げた理由などでクレジットカードを持つべきか悩んでいる方へ向けて、クレジットカードを保有するメリットを3つご紹介します。

クレジットカードで買物をするとポイントやマイルを獲得できます。貯まったポイントは支払い時に利用できるほか、ギフトカードや航空券といったアイテムへの交換も可能です。

さらに、クレジットカードにはスーパーやコンビニなど特定店舗での買物が割引になる「優待特典」も付帯しており、お得にショッピングを楽しめる機会を増やせます。

日々の生活にクレジットカードを利用すれば、優待特典でお得に買物できるだけでなく、獲得したポイントを利用することで、次回以降の買物をさらにお得に楽しめるようになります。

クレジットカードの利用履歴を閲覧すれば、ネット通販での出費や公共料金の支払いなどをまとめて確認でき、使いすぎの防止に役立てられます。

なお、セゾンでは「セゾンPortal」という公式アプリが提供されており、スマートフォンからも手軽にチェック可能です。

利用履歴を家計簿代わりに活用すれば、「ペンで紙に記入する」「レシートを見ながら入力する」といった面倒な作業を行う必要がありません。

セゾンカードをはじめとした各カード会社では、キャッシュレス決済の利便性向上だけでなく、セキュリティ対策の充実化にも取り組んでいます。

● 券面にカード番号や有効期限の記載がない「ナンバーレスカード」の発行による利用時の情報流出リスクの抑制
● スマートフォンアプリ上に発行される「デジタルカード」の発行による紛失・盗難リスクの低減

利便性と併せて、セキュリティ対策も重視したキャッシュレス生活を送りたい方には、上記のようなクレジットカードの利用がおすすめです。

また、カード会社はネットショッピングにおいても不正利用を防ぐため、「3Dセキュア」をはじめとしたさまざまな対策を講じています。「快適なキャッシュレス生活と高いセキュリティを両立したい」という方は、クレジットカードの利用を検討してください。

ここまでクレジットカードを持つメリットを解説してきましたが、ここからは「クレジットカードを持たないデメリット」として挙げられる下記3点について見ていきます。

● 海外旅行での手間・リスクが増える
● カード払いのみ対応のネットショッピングサイトが利用できない
● クレジットヒストリーが記録されない

以下、それぞれについて詳しく説明していきますので、ぜひご一読ください。

海外旅行に行く際には万が一に備えて旅行保険に加入する必要があり、加入時には手続きの手間や費用がかかります。

しかし、海外旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードを保有していれば、そのような手間をかけずにスムーズな出発が可能です。

また、クレジットカードを所持していない場合、旅行先で現金を持ち歩かなければなりません。まとまった金額を持ち歩く行為には、盗難・紛失というリスクも伴います。

一方でクレジットカードは、万が一盗難・紛失したとしても、カードの利用停止・再発行手続きによって被害の抑制が可能です。また、不正利用された分について補償を受けられるというメリットも持っています。

ネット通販サイトやフィットネスジム、サブスクリプションサービス(音楽配信、動画配信など)のなかには、支払方法を「クレジットカード決済」しか選択できないケースがあります。

近年、サブスクリプション形式の配信サービスが増加中ですが、こうしたサービスは月々の会費精算を円滑に進めるため、クレジットカードによる支払いのみを採用しているケースがあります。

クレジットカードを所持していないためにサブスクリプションサービスを利用できず、限定コンテンツや便利なサービスを楽しむ機会を失ってしまうかもしれません。

クレジットヒストリーとは、クレジットカードやローンの申込・利用履歴のことで、「シー・アイ・シー(CIC)」および「日本信用情報機構(JICC)」という2つの信用情報機関で記録されています。

信用情報機関は現金による支払いを記録していないため、現金のみで生活していると「クレジットヒストリー」は記録されません。

なお、クレジットヒストリーはクレジットカードやローンの契約・利用だけでなく、携帯電話の機種代金の分割払いのような、カードを利用しない「個別クレジット」形式の支払いでも、顧客の信用を判断するための参考資料として利用されます。

個別クレジット契約やローン契約を円滑に進めたい方は、クレジットカードを利用し、参考資料としてのクレジットヒストリーの記録・保持に努めましょう。

ここまでご紹介したクレジットカードを持つメリット・持たないデメリットをふまえ、クレジットカードの利用を検討されている方もいるのではないでしょうか。

しかし、クレジットカードは数多くの種類が存在し、特長もさまざまです。

なかには、利用したいクレジットカードを絞り込めないため、複数社に同時に申し込む方もいます。しかし、「複数社への同時申し込み」はおすすめできません。

クレジットカードの申込履歴は、クレジットヒストリーとして信用情報機関に記録されるため、カード会社側も1件1件の申込を把握できるようになっています。

複数枚を同時に申し込むと、審査に影響しクレジットカードを発行しにくくなる場合があるので、申し込み先は1～2枚程度に絞り込むようにしましょう。

クレジットカード選びでは、「年会費」、「発行スピードの速さ」、「自身の生活に合った付帯特典があるか」といった点を比較して、ご自身に適したものを選んでください。

セゾンでは、「すべてのカード一覧」のページで、各種条件(国際ブランド、機能など)での絞り込みが可能ですので、ぜひご活用ください。

ここからは、クレジットカード選びのポイントである「年会費」や「発行スピードの早さ」、「付帯する特典」に注目しつつ、初めてクレジットカードを持つ方におすすめのクレジットカードをご紹介します。

どちらも特徴的な特典を持ち、クレジットカードを使ったキャッシュレス生活を楽しめる1枚となっています。初めてのクレジットカードとして、ぜひ下記にご紹介しているカードを検討してはいかがでしょうか。

初年度の年会費は無料、2年目以降の年会費は1,100円(税込)です。ただし、年に1回以上利用すれば翌年の年会費が無料になります。

お申し込み開始から、最短5分で公式アプリ「セゾンPortal」上にデジタルカードが発行されるので、すぐにオンラインショッピングや電子マネー決済、ONLINEキャッシングの利用が可能です。

また、後日届くプラスチックカードは、券面にカード番号や有効期限、セキュリティコードといった情報の記載がないので、盗み見をされる心配がありません。

加えて、QUICPay™加盟店で買物をすると通常の4倍の永久不滅ポイント(税込1,000円につき4ポイント)を獲得できます。

これにより、1ポイント＝最大5円相当のアイテムと交換した場合の還元率が最大2％相当にアップします(税込1,000円につき40円相当が還元)。（※）

(※)適用には、諸条件があります。詳細はカードお申込みページをご確認ください。

クレジットカードを保有していない社会人は少数派です。持っていない方は、必要性に疑問を感じているか、出費の増加やセキュリティ面について不安を抱いていることが伺われます。

しかし、保有しない場合、「海外旅行での手間・リスクが増える」「カード払いのみ対応のネット通販サイトが利用できない」「クレジットヒストリーが記録されない」といったデメリットを被る可能性があることを認識しておきましょう。

クレジットカードには「ポイント制度・付帯特典でお得に生活できる」「出費管理にも役立つスマホアプリ」「セキュリティ面を考慮したデジタルカードやナンバーレスカード」といったメリットがあるので、ぜひ保有をご検討ください。

なお、カードを申し込む際には、「年会費」、「発行スピードの速さ」、「自分の生活に合った付帯特典があるか」などを比較し、申し込み先を絞り込むのがおすすめです。

おすすめは「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード Digital」です。機能や優待の内容がご自身に適しているか、ぜひご検討ください。