ユナイテッド航空のマイルとは?
そもそもユナイテッド航空とは、スターアライアンスに加盟している米国の航空会社です。現在、26社の航空会社が加盟しているスターアライアンスには、日本でもなじみ深いANAも加盟しています。
そして、ユナイテッド航空にも、ANAやJALと同じようにマイレージプログラムが存在し「マイレージプラス」という名前が付けられています。このマイレージプラスに入会することで、対象となるフライトやホテルへの宿泊などでマイルを貯めることが可能になります。
貯めたマイルは特典航空券への交換やフライトのアップグレードで使うことができます。
国内航空会社では一般的にフライトの距離でボーナスマイルが付与されますが、ユナイテッド航空の場合、運賃に対してマイルの獲得数が決定します。
一般会員は運賃額1米ドルあたり5マイルを獲得することができ、一定のフライト利用回数や航空券の金額の条件をクリアできれば、プレミア会員として通常よりも多くのマイルが加算されます。会員のグレードに応じた、マイル加算については以下のとおりです。
例えばプレミア1Kの方が1000米ドル(約11万円(※))のユナイテッド航空券を購入した場合、11,000マイルも加算されることになります。
【会員のグレードに応じたマイル獲得数】
一般会員 |
1米ドル=5マイル |
プレミアシルバー |
1米ドル=7マイル |
プレミアゴールド |
1米ドル=8マイル |
プレミアプラチナ |
1米ドル=9マイル |
プレミア1K |
1米ドル=11マイル |
プレミア会員になると、上記のようにマイルが貯まりやすくなるだけでなく、受託手荷物無料、優先チェックイン、優先搭乗などの便利な特典が利用可能になります。
(※)2022年4月現在、必要マイル数は変更する可能性があります。ユナイテッド航空公式HPより確認ください。
ユナイテッド航空のマイルの特長
ユナイテッド航空が提供するマイレージプラスには、利用者としてうれしい特典・サービスがいくつもあります。
なかには、ANAやJALにはない独自の魅力もあります。ユナイテッド航空のマイルの特長をひとつずつ見ていきましょう。
●マイルの有効期限が無期限
マイレージプラスのマイルには、有効期限がありません。一度獲得したマイルが失効することはないため、時間をかけてじっくりとマイルを貯めることができます。
一方、ANAやJALのマイルには36ヵ月という有効期限が設けられています。
そのため、例えば、年1回くらいしか飛行機を使わない方の場合、特典航空券に交換できる分までマイルが貯まる前に、有効期限が切れてしまい、マイルが流れたという事態に陥る可能性があります。
その点、マイレージプラスなら、有効期限がないため、フライトの回数が少ない方でも安心してマイルを貯め続けることが可能です。「せっかく貯めていたマイルが流れた…」という悲しい事態を避けられるのも、マイレージプラスのメリットの1つです。
●スターアライアンス加盟航空会社でもマイルが貯まる
マイレージプラスでは、ユナイテッド航空やユナイテッド・エクスプレス、スターアライアンスおよびそのほかの提携航空会社でのフライトでマイルが貯まります。
スターアライアンスには世界各国の26社の航空会社が加盟しています。数ある選択肢のなかから航空会社を選択し、マイルを獲得することが可能です。
ちなみに、提携ホテルや交通機関での利用でもマイルを貯めることができます(一部条件あり)。あまり飛行機を利用しない陸マイラーにもうれしいサービスです。
●ANAの特典航空券に交換可能
マイレージプラスで貯めたマイルは、特典航空券との交換が可能です。必要マイル数は、時期やフライトの混み状況により変動しますが、日本国内線の場合、おおむね片道5,500マイル・往復10,000マイルから交換できます。
国内の航空会社では6,000マイルから特典航空券を発行している場合が多いので、5,500マイルから発行できるマイレージプラスはよりお得といえます。
国際線も片道から特典航空券を発行できるので、3区間以上の周遊旅行を検討している方はマイレージプラスを上手く活用すると最高の旅行を実現できます。
また、ANAとユナイテッド航空は、同じスターアライアンスに加盟しています。マイレージプラス会員は貯まったマイルで、ANAの国内線・国際線の特典航空券の予約が可能です。マイレージプラスを活用すれば、少ないマイルでお得にANAに乗ることもできます。
【5,500マイルから発行可能な特典航空券例(※)】
羽田⇔福岡、羽田⇔新千歳、伊丹⇔那覇、福岡⇔那覇、中部国際⇔新千歳
(※)2022年4月現在、必要マイル数は変更する可能性があります。ユナイテッド航空公式HPより確認ください。
●片道予約が可能
マイレージプラスでは、スターアライアンスに加盟するすべての提携航空会社において「片道予約」が可能です。個々の旅行の予定に合わせて柔軟に対応することができます。
●家族以外にもマイルがプレゼントできる
ユナイテッド航空のマイレージプラスなら、貯まったマイルをどなたでも特典航空券として利用することができます。ANAやJALの場合は、会員の配偶者・二親等以内の家族しか、マイルを使って特典航空券を予約することはできません。
一方、マイレージプラスであれば、上記の方に加えて、友人など誰の名前でも特典航空券を予約することが可能です(※)。これなら、家族以外にも貯めたマイルを使って特典航空券をプレゼントすることができます。
(※)相手がマイレージプラスのアカウントを持っている場合に限ります。移行できるマイル数は、500~100,000マイルで、500マイルごとに手数料・処理料がかかります。
●マイルが購入できる
マイレージプラスのマイルは、フライトで獲得できるだけでなく、購入も可能です。
これは、ANAやJALのマイレージプログラムにはないメリットです。ANAやJALのマイレージプログラムではマイルの購入はできません。特典航空券交換まであと少しマイルが足りない時には、マイルを購入して足りない分を埋め合わせすることができます。
ユナイテッド航空のマイルの貯め方
ユナイテッド空港のマイレージプラスマイルを貯める方法としては、以下の4つが挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
● フライトでマイルを貯める
● 「MileagePlus Shopping Japan」経由でオンラインショッピングをする
● 「kaligo.com」から宿泊予約する
● ユナイテッド航空のマイルが稼げるクレジットカードを使う
●フライトでマイルを貯める
まず、フライトでマイルを貯める方法です。
マイレージプラスのマイルは、ユナイテッド航空、ユナイテッドエクスプレス、スターアライアンスの提携航空会社、あるいは2社間で独自に提携している航空会社を利用した際に、獲得できます。
獲得できるマイルの数は、航空会社や航空券の種類によって異なります。例えば、ユナイテッド航空の場合、運賃、飛行距離および購入の運賃クラスで獲得できるマイルが決まります。航空券の購入する際は、利用する航空会社の獲得マイル数についてのルールは、事前にチェックしておきましょう。
●「MileagePlus Shopping Japan」経由でオンラインショッピングをする
MileagePlus Shopping Japanは、オンラインショッピングを通して、マイレージプラスのマイルを貯めることができるサイトです。
MileagePlus Shopping Japanには、楽天市場、Yahoo!ショッピング、じゃらんなど、さまざまなショップが掲載されています。
サイトを利用する際は、まずMileagePlus Shopping Japanのサイトでログインし、そのなかからお好みのショップを選択し、「今すぐ買う」をクリックします。
すると、ショップに遷移しますので、そのままオンラインショッピングをおこないます。このようにして、一度MileagePlus Shopping Japanを経由したあとに商品を購入すると、マイレージプラスのマイルの加算が受けられます。
楽天市場なら1,000円=2マイル、Yahoo!ショッピングなら1,000円=3マイルでマイルが貯まります。これなら普段のお買物で、マイルを獲得することも難しくないでしょう。
●「kaligo.com」から宿泊予約する
kaligo.comとは、さまざまな航空会社のマイルを貯めることができる宿泊予約サイトです。
サイトに遷移すると、マイレージを選択できるようになっていますので、そちらでマイレージプラスを選んでください。
その後、宿泊予約を済ませると、マイルが付与されます。貯まるマイルは、宿泊施設によって異なりますが、おおむね100円=10マイルでマイルを獲得することができます。
●ユナイテッド航空のマイルが稼げるクレジットカードを使う
上記で紹介した方法でもマイルを貯めることはできますが、最も効率よく稼げるのは、マイレージプラスが貯まるクレジットカードを使う方法です。
毎日のお買物でカード利用すれば、自然とマイルを貯めていくことができますし、携帯電話料金や公共料金など毎月の固定費をカード決済にしておけば、知らぬ間にどんどんマイルが増えていきます。
飛行機をよく利用する方はもちろん、陸マイラーにもおすすめの方法です。しかも、クレジットカードには付帯保険も付いていますから、マイルが貯まって、保険も付いて、これなら一石二鳥です。
そのため、マイレージプラスでマイルを貯めようと思ったら、まずは高還元率でマイルが貯まるクレジットカードを探してみてください。
ユナイテッド航空のマイルが高還元率で貯まるクレジットカード3選
クレジットカードを使うと効率よくマイルが獲得できることはすでに説明したとおりですが、どのカードを選ぶべきかわからない方も多いでしょう。そこでユナイテッド航空のマイルが高還元率で貯まるクレジットカードを3枚厳選しました。年会費やマイル還元率、付帯保険など、それぞれの特長について1枚ずつ詳しく見ていきましょう。
MileagePlusセゾンカード
MileagePlusセゾンカードは、ユナイテッド航空との提携カードのなかでも、「年会費の安さ」と「マイル還元率の高さ」の点で、頭ひとつ抜けているといえるクレジットカードです。
年会費は1,650円(税込)で、基本となるマイル還元率は0.5%ですが、オプションプランのマイルアップメンバーズに登録することで業界最高水準の1.5%まで還元率を引きあげることができます(※1)。
マイルアップメンバーズへの登録には別途年会費5,500円(税込)が必要ですが、基本の年会費とあわせても7,150円(税込)です。
年会費の安さとマイル還元率の高さを両立させたい場合は、MileagePlusセゾンカードが最適といえるでしょう。
例えば、マイルアップメンバーズに登録したMileagePlusセゾンカードで月額10万円(年間120万円)の決済があった場合、年間獲得マイルは18,000マイル。国内航空線のエコノミークラス片道3区間分に交換可能です(※2)。
賢く使えば、特典航空券分のマイルを貯めるのもけっして難しくないことがわかります。
さらに、適用条件を満たすことで最高3,000万円の海外旅行傷害保険が付帯しているため、MileagePlusセゾンカードを持つことで旅の安心感を得ることもできます。
(※1)年間上限30,000マイルまで。30,000マイルを超えた場合、超えた分のご利用は1,000円につき5マイル。
(※2)2022年5月現在。必要マイル数は変更する可能性があります。ユナイテッド航空公式HPより確認ください。
●MileagePlusセゾンゴールドカード
MileagePlusセゾンゴールドカードは、「マイル還元率の高さ」と「充実の付帯保険」が魅力のクレジットカードです。
年会費は22,000円(税込)で、マイル還元率は1.5%。普段のお買物から固定費の支払いまで、幅広い場面で1,000円=15マイルでマイルを獲得することができます(※1)。
例えば、MileagePlusセゾンゴールドカードで月額30万円(年間360万円)の利用があった場合、年間獲得マイルは54,000マイルになります。この獲得マイルでグアム・シンガポール・セブ島・バリ島のエコノミークラス往復分の特典航空券に交換可能です(※2)。
また、適用条件を満たすことで最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯しており、最高1,000万円の家族特約も付いています。家族特約があるため、ご家族を保険の対象範囲に含めることができます。
まだクレジットカードが作れない、お子様がいらっしゃる場合も、わざわざ旅行代理店や空港で保険に加入しなくても、大切な家族の補償ができるので安心です。
さらに、1事故上限100万円のショッピング安心保険も付帯しているので、クレジットカードで購入した商品が破損・盗難などの被害にあっても購入日から90日間は、補償が受けられます。
ほかにも、マイル購入が10%OFFになるといった特典も付いています。
(※1)年間上限75,000マイルまで。75,000マイルを超えた場合、超えた分のご利用は1,000円につき5マイル。
(※2)2022年5月現在。必要マイル数は変更する可能性があります。ユナイテッド航空公式HPより確認ください。
●MileagePlusセゾンプラチナカード
MileagePlusセゾンプラチナカードは、「マイル還元率の高さ」や「最高級の付帯保険」、「豊富な特典」など、総合的に優れているクレジットカードです。
年会費は55,000円(税込)で、マイル還元率は業界トップクラスの1.5%です。プラチナカードは年間の獲得上限マイルがないので上限を気にせず、マイルを貯められます。
また、ユナイテッド航空のラウンジ「ユナイテッドクラブ」の利用パスが毎年2枚進呈されます(118米ドル分。2021年12月現在)。
5,000マイルあれば国内線の片道相当分の航空券に交換可能(※1)なので毎年継続するだけで旅行に行けてしまう最高のカードといえるのではないでしょうか。
もし、MileagePlusセゾンプラチナカードを使って月額50万円(年間600万円)の決済をした場合、年間獲得マイルは90,000マイルになります。
また、年会費更新時(年会費更新請求の2ヵ月後付与)には5,000マイルが付与されるため、更新時の5,000マイルを含めると、合計95,000マイルを貯めることができます。貯めたマイルは特典航空券へ交換することができます(※1)。
またMileagePlusセゾンプラチナカードの海外・国内旅行傷害保険には、最高1億円の補償額が設定されています。
さらに、最高1,000万円の家族特約、年間500万円のショッピング安心保険も付いており、付帯保険が非常に充実しています。
ほかにも、マイルの購入が10%OFFになるサービス、ユナイテッド航空運航便優先搭乗、24時間365日(※2)コンシェルジュ・サービス、適用条件を満たすことで最高1億円の国内/海外旅行傷害保険が付帯など、MileagePlusセゾンプラチナカードは、とにかくトラベルサポートが充実しているクレジットカードです。
(※1)2021年12月現在。特典航空券への交換マイル数は変更する可能性があります。ユナイテッド航空公式HPより確認ください。
(※2)一部対応時間を限定しているサービスがございます。
よくある質問
ここからは、ユナイテッド航空のマイルに関して、よくある質問をまとめて解説していきます。
Q1:ユナイテッド航空のマイルとは?
ユナイテッド航空とは、スターアライアンスに加盟している米国の航空会社です。
ユナイテッド航空にも、ANAやJALと同じようにマイレージプログラムが存在し「マイレージプラス」という名前が付けられています。
このマイレージプラスに入会することで、対象となるフライトやホテルへの宿泊などでマイルを貯めることが可能になります。
Q2:ユナイテッド航空のマイルの特長とは?
ユナイテッド航空が提供するマイレージプラスには、「マイルの有効期限が無期限」や「ANAなどスターアライアンス加盟航空会社を使ってもマイルが貯まる」「マイルは5,000マイルから特典航空券と交換可能」など利用するうえでのメリットが複数あります。
Q3:ユナイテッド航空のマイルを貯める方法とは?
ユナイテッド航空、ユナイテッドエクスプレス、スターアライアンスの提携航空会社、あるいは2社間で独自に提携している航空会社を利用する以外に、毎日のお買物やオンラインショッピングを利用することで貯められます。
ユナイテッド航空のマイルが貯まるクレジットカードを利用することで自然とマイルを貯めていくことができ、携帯電話料金や公共料金など毎月の固定費をカード決済にしておけば、効率的にマイルが貯められます。
ユナイテッド航空のマイルを貯めるならマイレージプラスがおすすめ
ここでは、ユナイテッド航空のマイレージプログラムであるマイレージプラスについて解説しました。マイレージプラスの最大のメリットは、マイルの有効期限が無期限である点です。
マイルというと、頻繁に旅行する方だけが貯められるものと思いがちですが、ユナイテッド航空のマイルなら有効期限を気にせず、あまり飛行機を利用しない方でもマイルを貯めていくことができます。
また、ANAをはじめスターアライアンスに加盟している航空会社のフライトならマイルを獲得できますし、マイルを特典航空券に交換することも可能です。
さらに、ユナイテッド航空との提携カードを取得すれば、さまざまなシーンで効率よくマイルを貯められるようになります。
有効期限のない、ユナイテッド航空のマイルを貯めるには、業界最高水準1.5%のマイル還元率を誇るMileagePlusセゾンカード、MileagePlusセゾンゴールドカード、MileagePlusセゾンプラチナカードの利用がおすすめです。高還元率のカードを賢く使い、特典航空券を手に入れて、お得に空の旅を楽しみましょう。