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一人暮らしの生活費をシミュレーション!平均額や内訳、節約するポイントも紹介

一人暮らしを始めると、家賃や光熱費、食費などの生活費を自分で負担しなければいけません。一人暮らしを検討するにあたって、生活費を毎月支払いながら経済的に無理なく生活を送れるのかどうか不安に感じる方もいるでしょう。
安心して一人暮らしを始めるには、生活費をあらかじめシミュレーションしておくことが大切です。本記事では、一人暮らしの生活費の平均額と内訳、年収別の生活費のシミュレーション結果などを紹介します。
Contents
記事のもくじ
一人暮らしでかかる生活費の平均額と内訳
2024年に行われた総務省統計局の家計調査(※)によると、アパート・マンションなどの民営借家で一人暮らしをする場合の生活費は、1ヵ月あたり約18万円が目安とされています。具体的な内訳は以下のとおりです。
費用の種類 | 平均額 |
---|---|
家賃 | 53,135円 |
食費 | 42,015円 |
光熱費・水道代 | 11,619円 |
家事用品・被服費 | 9,439円 |
保険料・医療費 | 7,751円 |
交通費・通信費 | 20,170円 |
教養娯楽費 | 20,114円 |
そのほかの支出 | 23,373円 |
なお、家賃の平均額は53,135円ですが、実際の金額は地域によって大きく異なります。そのため、家賃の項目については、ご自身が住むことを検討している物件の家賃を基準に考えると良いでしょう。
例えば、生活費の合計から家賃分の53,135円を差し引くと、一人暮らしの生活費にかかる費用の平均額は約13万円です。この金額に住むことを検討している物件の家賃を足せば、よりリアルな生活費を把握できます。
また、各費用にどのような支出が含まれているのかを把握することも重要です。以下では、総務省統計局の家計調査を基に各費用の詳しい内訳を紹介します。
(※)出典:総務省統計局「家計調査結果」
家賃
家賃の平均額は53,135円です。ただし、家賃は地域によって大きく変わるため一概にいえません。特に、東京都内と地方では家賃の金額に大きな差があります。
例えば、東京都(23区)の家賃相場はワンルームの物件で8万円〜10万円が相場です。一方で、地方の場合は3万円〜5万円の家賃でワンルームの物件を借りられるケースも少なくありません。
なお、家賃は、手取り収入の約25%〜30%以内に収めておくのが理想とされています。ただし、都内など家賃が高い地域で一人暮らしをする場合、25%〜30%以内に収めるのは難しくなる可能性もあります。
食費
食費の平均額は42,015円です。毎月かかる生活費のなかでも高額になりやすい費用で、一般的には家賃の次に大きな出費となります。
ただし、食費は家賃と違って固定費ではないため、工夫次第で抑えることも可能です。例えば、食費の平均額42,015円のうち、外食費は12,101円を占めています。外食を控えれば、食費を3万円台に抑えることも難しくないでしょう。
光熱費・水道代
光熱費・水道代の平均額は11,619円です。内訳は電気代が5,615円、ガス代が3,510円、水道代が2,195円、そのほかの光熱費が299円となっています。
ちなみに、ガス代は都市ガスとプロパンガスで異なり、都市ガスのほうが安い傾向にあります。ガス代の負担が心配な方は、都市ガスに対応した物件を選ぶと安心です。
なお、寒冷地の場合は冬に暖房機器を使う機会が多いため、光熱費が高くなりやすいです。寒冷地で一人暮らしをする場合、冬の時期は光熱費を高めに見積もったほうが良いでしょう。
家事用品・被服費
家事用品・被服費の平均額は9,439円です。
家事用品とは、トイレットペーパーやティッシュ、ゴミ袋などの消耗品をいいます。9,439円のうち、家事用品の費用は4,218円を占めています。
一方、被服費は9,439円のうち5,221円を占める支出です。ただし、季節の変わり目など服を買い替える時期には高くなる可能性もあります。
保険料・医療費
保険料・医療費の平均額は7,751円です。ただし、保険料・医療費は保険への加入の有無や病院を受診する頻度で変わるため、一概にいくらかかるとはいえません。
また、医療費は健康な方でも突発的に発生する場合があるため、いつでも支払えるように備えておきたいところです。
交通費・通信費
交通費・通信費の平均額は20,170円です。内訳は、自動車に関する費用が8,464円、交通費が5,882円、通信費が5,823円となっています。
通学先や勤務先が遠方にある場合、交通費が平均額よりも高くなる場合があります。また、通信費はインターネット回線やスマートフォンの契約先、契約プランなどによって変動します。
教養娯楽費
教養娯楽費の平均額は20,114円です。
教養娯楽費とは、教養や娯楽、趣味などのために必要な商品やサービスを購入する費用のことをいいます。海外旅行や車・バイクのカスタムなど、お金がかかりやすい趣味がある場合はより高くなります。
そのほかの支出
そのほかの支出には、交際費や雑費などが含まれています。合計額の平均は23,373円です。一人暮らしをするうえで必須の費用ではないため、ほかの費用に比べると節約しやすいです。
【年収別】一人暮らしの生活費をシミュレーション
一人暮らしの生活費にかけられる金額は、年収によっても大きく異なります。高収入ではない場合、毎月生活費を支払っても無理なく暮らしていけるか心配になることもあるでしょう。
一人暮らしのお金に不安があるのなら、ご自身の年収を基準に生活費をシミュレーションしておくと安心です。
以下では、2024年度の総務省統計局「家計調査」の内容を基に、一人暮らしにかかる生活費のシミュレーション結果を年収別に紹介します。
なお、家賃は地域によって大きく異なるため、以下のシミュレーションには含んでいません。ご自身が住むことを検討している物件の家賃をプラスしながら確認してください。
100万円〜200万円未満
年収100万円〜200万円未満の生活費の平均額は約11万円です(※)。内訳は以下のとおりです。
費用の種類 | 年収100万円〜200万円未満の場合の平均額 | 一人暮らしの平均額 |
---|---|---|
食費 | 37,121円 | 42,015円 |
光熱費・水道代 | 13,213円 | 11,619円 |
家事用品・被服費 | 8,143円 | 9,439円 |
保険料・医療費 | 6,293円 | 7,751円 |
交通費・通信費 | 14,153円 | 20,170円 |
教養娯楽費 | 11,228円 | 20,114円 |
そのほかの支出 | 23,169円 | 23,373円 |
先述した一人暮らしの生活費の平均額と比較すると、年収100万円〜200万円未満の方はあらゆる費用を節約していることがわかります。特に、趣味や娯楽などに使う教養娯楽費を節約している方が多いようです。
(※)出典:総務省統計局「家計調査結果」
200万円〜300万円未満
年収200万円〜300万円未満の生活費の平均額は約14万円です(※)。内訳は以下のとおりです。
費用の種類 | 年収200万円〜300万円未満の場合の平均額 | 一人暮らしの平均額 |
---|---|---|
食費 | 43,584円 | 42,015円 |
光熱費・水道代 | 14,289円 | 11,619円 |
家事用品・被服費 | 10,524円 | 9,439円 |
保険料・医療費 | 8,766円 | 7,751円 |
交通費・通信費 | 17,416円 | 20,170円 |
教養娯楽費 | 17,469円 | 20,114円 |
そのほかの支出 | 31,220円 | 23,373円 |
年収200万円〜300万円になると経済的にやや余裕が生まれ、交際費や雑費などそのほかの支出にかける金額も、全体の平均に比べると増えています。極端な節約をせずとも安定した生活を送れるラインといえそうです。
(※)出典:総務省統計局「家計調査結果」
300万円〜400万円未満
年収300万円〜400万円未満の生活費の平均額は約15万円です(※)。内訳は以下のとおりです。
費用の種類 | 年収300万円〜400万円未満の場合の平均額 | 一人暮らしの平均額 |
---|---|---|
食費 | 44,125円 | 42,015円 |
光熱費・水道代 | 12,010円 | 11,619円 |
家事用品・被服費 | 10,247円 | 9,439円 |
保険料・医療費 | 10,785円 | 7,751円 |
交通費・通信費 | 22,135円 | 20,170円 |
教養娯楽費 | 23,199円 | 20,114円 |
そのほかの支出 | 28,415円 | 23,373円 |
各費用にかけている金額は、前述した年収200万円〜300万円のケースとさほど変わりありません。また、年収が300万円〜400万円あれば生活費を支払っても自由に使えるお金をある程度確保できるため、貯金や投資もしやすくなります。
(※)出典:総務省統計局「家計調査結果」
400万円〜500万円未満
年収400万円〜500万円未満の生活費の平均額は約16万円です(※)。内訳は以下のとおりです。
費用の種類 | 年収400万円〜500万円未満の場合の平均額 | 一人暮らしの平均額 |
---|---|---|
食費 | 46,188円 | 42,015円 |
光熱費・水道代 | 11,501円 | 11,619円 |
家事用品・被服費 | 12,996円 | 9,439円 |
保険料・医療費 | 9,066円 | 7,751円 |
交通費・通信費 | 26,082円 | 20,170円 |
教養娯楽費 | 21,814円 | 20,114円 |
そのほかの支出 | 31,737円 | 23,373円 |
年収400万円〜500万円にもなると、生活費にややお金をかけても経済的に余裕のある生活を送れます。特に交通費・通信費に関しては、全体の平均額を大きく上回っています。
(※)出典:総務省統計局「家計調査結果」
一人暮らしの生活費を抑えるポイント

一人暮らしにかかる費用をシミュレーションしたうえで経済的な不安がある場合は、生活費を節約できないか考えてみましょう。生活費を抑えるポイントは以下のとおりです。
● 固定費を抑える
● 生活スタイルに合った電気料金プランを選ぶ
● お買物の際は割引やセールを活用する
● 毎月の支出を把握する
● 生活費はクレジットカードで支払う
以下で詳しい内容を解説します。
固定費を抑える
毎月発生する支出のなかでも、定額の支出を「固定費」といいます。固定費の例としては、家賃や通信費、サブスクリプションサービスの利用料などが代表的です。
生活費を節約するためには固定費を抑えるのが効果的です。毎月かかる固定費を少し抑えるだけでも、年間で大きな金額を節約できます。例えば、毎月の固定費を3,000円分抑えることに成功すれば、年間の支出を36,000円も減らせます。
固定費を抑える方法はさまざまですが、実践しやすいものだと「スマートフォンの契約プランを安いものに変更する」「使っていないサブスクリプションサービスを解約する」などが挙げられます。
生活スタイルに合った電気料金プランを選ぶ
物件にもよりますが、多くの場合は、電気の契約先や電気料金プランを自由に選ぶことが可能です。電気料金プランによって特長は異なり、生活スタイルに合ったプランを選ぶことで電気代を節約しやすくなります。
例えば、夜の時間帯に電気を使うことが多いなら、深夜帯の電気料金が安く設定されているプランを選ぶと電気代を節約できます。一方、日中の時間帯に電気料金が安くなるプランを設ける電力会社もあります。
お買物の際は割引やセールを活用する
日用品や食材などを購入する際は、できるだけ割引やセールを活用しましょう。
例えば、スーパーは夕方から閉店にかけて食材を割引しているケースが多く、割引のタイミングでまとめ買いすれば食費を節約しやすいです。また、インターネット通販で不定期に開催されているセールを活用すれば、よりお得にお買物ができます。
ただし、安いからといって食材を買い溜めしすぎると、消費期限までに食べ切ることができず、せっかく購入した食材を捨てなければいけなくなる場合もあるので注意してください。
毎月の支出を把握する
生活費を節約するなら、何に対していくら使ったのかを把握することも大切です。支出を把握してあとで見直すことで、お金の無駄遣いや使い過ぎがあった場合にすぐ気づいて対処できます。
支出を把握する手段としては家計簿をつける方法が代表的ですが、家計簿をつける手間が気になるならクレジットカードを活用するのがおすすめです。
生活費の支払い方法をクレジットカードにまとめ、カードの利用明細を見れば、家計簿なしでも毎月の支出を把握できます。
ただし、利用明細の確認方法はカード会社によって異なるので、これからクレジットカードに申し込む場合は事前に確認しておきましょう。
例えば、セゾンカードの場合、インターネットサービス「Netアンサー」やクレディセゾン公式スマートフォンアプリ「セゾンPortal」から、最大17ヵ月分の利用明細を確認できます。
生活費はクレジットカードで支払う
家賃や光熱費、日用品の購入費など、生活を送るうえで生じる出費はクレジットカードで支払うのがおすすめです。
クレジットカードは現金で支払う場合と違い、カードの利用額に応じてカード会社が発行するポイントを貯められます。生活費の支払い方法をクレジットカードにまとめれば、効率的に無理なく多くのポイントを貯めることが可能です。
クレジットカードで貯めたポイントは、節約に活用することもできます。貯めたポイントをクレジットカードの請求金額に充当したり、日用品や家電などカード会社が設けるアイテムに換えたりすることで生活費の負担を抑えられます。
なお、ポイントの種類や還元率はカード会社によって異なります。例えば、セゾンカードの場合は、カードの利用額に応じて有効期限なしの永久不滅ポイントが貯まります。
貯めた永久不滅ポイントは、2万点以上の人気アイテムが出品中のセゾンの総合通販サイト「STOREE SAISON」で使えるほか、セゾンカードの請求金額に充当することも可能です。
一人暮らしの生活費の節約に役立つクレジットカード
生活費を抑えるために新しくクレジットカードを発行するなら、セゾンカードを選ぶことをおすすめします。
セゾンカードはお得な永久不滅ポイントを貯められる、最大17ヵ月分の利用明細を確認できるなど、生活費を節約するうえでさまざまなメリットがあります。
特に、永久不滅ポイントの活用による節約効果は大きな魅力です。生活費をセゾンカードで支払い、その際に付与された永久不滅ポイントをカードの請求金額に充当すれば、生活費の負担を効率的に抑えられます。
また、永久不滅ポイントに関する優待特典が付帯するセゾンカードを選ぶことで、より多くのポイントを貯められます。以下では、永久不滅ポイントを貯めやすいおすすめのセゾンカードを紹介します。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード Digital
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード Digitalは、スマートフォン上に発行されるタイプのデジタルカードです。お申し込み開始から最短5分でクレディセゾン公式スマートフォンアプリ「セゾンPortal」にデジタルカードが発行されます。
後日プラスチックカードも発行され、デジタルカードとプラスチックカードをシーンや好みに合わせて使い分けることが可能です。
また、本カードにはQUICPay™(クイックペイ)を利用してお買物をすると、最大2%相当のポイント還元を受けられる特典が付帯しています(※)。普段からQUICPay™を利用してお買物をするだけで、効率的に永久不滅ポイントを貯められます。
年会費は初年度無料、翌年以降は1,100円(税込)です。ただし、年に1円以上のカード利用がある場合は、翌年も年会費が無料となります。
(※)一部還元率の異なるサービスおよび加盟店がございます。
(※)小数点以下は繰り上げになります。
(※)適用には、諸条件があります。詳細はカードお申し込みページをご確認ください。
>>詳細はこちら
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、初年度年会費無料、翌年以降は11,000円(税込)の年会費で保有できるゴールドカードです。
なお、年に1円以上のカード利用がある場合は、翌年も年会費無料で保有できます。ゴールドカードでありながらも、年会費の負担を気にせずに保有できるのは本カードの大きな魅力です。
また、永久不滅ポイントの還元率が優遇されるサービスも付帯しており、国内でのショッピング利用時は1.5倍、海外では2倍のポイントが貯まります(※)。本カードで毎月の生活費を支払うだけで、自然と多くの永久不滅ポイントを貯められます。
ポイント還元率の優遇のほかにも、日常でのお買物や旅行時に役立つ数多くの特典が付帯しています。ポイントの貯めやすさに加え、充実したサービス内容を求める方におすすめの1枚です。
(※)一部還元率の異なるサービスおよび加盟店がございます。
(※)小数点以下は繰り上げになります。
>>詳細はこちら
セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
手軽に永久不滅ポイントを貯めたい方には、セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カードもおすすめです。ポイントの還元率が国内でのショッピング利用時に1.5倍、海外では2倍に優遇されるため、効率的にポイントを貯められます(※)。
初年度年会費無料(通常年会費11,000円(税込))、年に1円以上のカード利用がある場合は翌年も年会費無料で保有できるので、年会費が生活費を圧迫しないか心配な方でも安心です。
また、本カードには人気のネイルサロンやヘアーサロンなど、美容系サービスの優待が数多く付帯しています。生活費を節約していると美容系サービスにかけられるお金はどうしても限られてしまいますが、本カードが1枚あれば気軽に自分磨きができます。
(※)一部還元率の異なるサービスおよび加盟店がございます。
(※)小数点以下は繰り上げになります。
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まとめ
一人暮らしの生活費の平均額は約13万円(家賃を抜いた場合)です。これから一人暮らしをする方はこの金額を基に、経済的に無理なく生活を送れるかどうか考えてみましょう。
一人暮らしを始める物件が決まっている場合は、家賃を含めた1ヵ月分の支出を計算し、具体的にどのくらいの生活費がかかるのかシミュレーションしておくのがおすすめです。シミュレーションしたうえで経済的に厳しそうな場合は、生活費の節約を心がけましょう。
なお、生活費はクレジットカードの利用で貯まるポイントを活用すると抑えやすくなります。今回紹介したセゾンカードは、どれも効率的にポイントを貯められるので、生活費の負担を抑えたい方はぜひ申し込みをご検討ください。
(※)「QUICPay」「QUICPay+」は、株式会社ジェーシービーの登録商標です。