【2023最新】紅葉の見頃はいつ？おすすめスポットや名所も紹介！

秋の訪れとともに、日本の美しい自然が紅葉の彩りで染まる季節がやってきます。紅葉狩りは、日本の文化の一つとして深く根付いており、美しい景色が心を癒してくれる特別な体験です。この記事では、日本各地の紅葉の見頃やおすすめスポット、名所を紹介します。ぜひ、今年の秋の過ごし方の参考にしてください。

2023年の紅葉の見頃は9月下旬～11月中旬で、地域によって異なりますが、今年は例年より1週間から10日程度遅いと言われています。これは紅葉の見ごろが気温と相関があることに起因しているからです。朝の気温が8度くらいになると木の葉が色づき始め、5度くらいまで下がると急速に紅葉が進むためです。そのため気温が下がりやすい地域から紅葉のシーズンが始まる、というわけです。
北海道や長野県は9月下旬～10月上旬、東京都や愛知県などでは、通常10月下旬～11月下旬頃までが見頃だと予想されています。
2022年は例年どおりの地域が多い一方で、平年より早く紅葉シーズンを迎えるところもありました。2023年も寒気の影響で急激に色付く可能性があるため、9～10月上旬頃から気温と紅葉情報をチェックしておくことがおすすめです。

日本の紅葉は海外の方から称賛されており、紅葉の見頃である10月には世界各国から人々が訪れます。紅葉が見られる国はいくつかあるものの、日本は落葉樹の種類が非常に多く、さまざまな彩りを見られる国は世界各国と比較しても日本が多いです。赤や黄色だけでなく、紅葉しない緑の葉も一緒に見られる場所も多く、海外にはない紅葉の魅力だといえます。
日本の紅葉が称賛されているのは、落葉樹の種類が多いことだけではありません。紅葉の名所には寺や神社などが挙げられており、建物との相性が抜群だと評価されているのです。
これまで紅葉を見に行く機会があまりなかった方は、日本でしか見られない美しい景色を見に足を運んでみてはいかがでしょうか。

日本全国には紅葉の名所がいくつもあります。最寄りの紅葉スポットだけでなく、名所と呼ばれる場所に行ってみたいと考えている方におすすめの名所ランキングをご紹介します。
 
1.  明治神宮外苑いちょう並木（東京都）
2.  小国神社（静岡県）
3.  いろは坂（栃木県）
4.  メタセコイア並木（滋賀県）
5.  袋田の滝（茨城県）
6.  東福寺（京都府）
7.  勝尾寺（大阪府）
8.  国営昭和記念公園（東京都）
9.  高野山（和歌山県）
10.  奥入瀬渓流（青森県）

名所スポットには散歩に適した並木道のところもあれば、滝や山などの自然に触れあえるところもあります。神社やお寺も複数ランクインしているため、住んでいる地域から無理なく行けるスポットに行ってみましょう。10～11月頃に休暇が取れる方は、旅行がてら紅葉を楽しむことがおすすめです。

最寄りで紅葉を楽しみたい、旅行に行く際に名所を見たいという方におすすめの地域別スポットをご紹介します。エリアで人気の紅葉スポットをお教えしますので、ぜひ参考にしてください。

■高台寺
京都の一つ目の紅葉スポットである高台寺は、豊臣秀吉の菩提を弔うために、妻である北政所が1606年に建立した寺です。寺には複数の重要文化財があるだけでなく、国の史跡・名勝に指定されている高台寺庭園もあります。庭園には複数の落葉樹があり、秋になると美しい彩りを見せてくれます。
紅葉の時期は夜間特別参観としてライトアップされるため、昼とは異なる魅力を感じられるでしょう。ライトアップ期間は葉の色付きに合わせて変わるため、訪れるまでにホームページをチェックしておくことがおすすめです。
例年10月中旬～12月中旬まで見られるので、紅葉情報を確認しつつ、最も美しい時期に足を運んでみてください。
l  住所：京都府京都市東山区高台寺下河原町526番地
l  営業時間：9～17時（ライトアップ期間は～22時まで）
l  アクセス：市営バス、または車（駐車場有）
 
■清水寺
京都の二つ目の紅葉スポットである清水寺は778年に建立された寺です。観光スポットとして知名度が高く、ユネスコ世界文化遺産にも登録されているため、国内外問わず多くの方が訪れています。清水寺では、四季折々の風景を楽しむことが可能です。春は桜、夏は青々とした木々、秋は紅葉、冬は幻想的な雪景色が見られるため、どのシーズンに行っても美しい景色を堪能できます。 
清水寺にも数多くの落葉樹があるので、赤・黄・緑など、さまざまな色が混ざった美しい紅葉を見られるでしょう。明るい時間帯に見る紅葉ははっきりとした色合いが魅力的ですが、夜間のライトアップ時は幻想的な景色へと変わります。敷地内にある三重塔もライトアップされるため、秋は時間帯を問わずすばらしい景色を眺められます。
例年11月下旬～12月上旬が紅葉の見頃です。短期間で終わってしまうため、早めに足を運びましょう。
l  住所：京都市東山区清水1丁目294番地
l  営業時間：6～18時（ライトアップ期間は～21時まで）
l  アクセス：市営バス

■大雪山旭岳
北海道の一つ目の紅葉スポットである大雪山旭岳は、北海道の中で最も高い山です。山は天気が変わりやすく、標高の高さから冷えるため、散策や登山をする予定の方は雨具や上着などの道具をそろえておくことがおすすめです。
例年の見頃は9月初旬～中旬と他の地域に比べて早くなっているため、遅れないよう注意しましょう。 
l  住所：北海道上川郡東川町旭岳温泉
l  ロープウェイ営業時間：6～17時30分（時期によって異なる）
l  アクセス：車（駐車場有）
 
■青い池
北海道の二つ目の紅葉スポットである青い池は、絶景スポットとして注目を浴びている池です。静かな森の中にある青く澄んだ池は、紅葉シーズンになると彩り豊かな景色へと変わります。季節や天候に応じて色が変わるため、季節ごとに異なる風景を見られるでしょう。
 秋・冬はさまざまな照明パターンを駆使したライトアップが開催されるため、景色を存分に楽しみたい方は夜間に足を運んでみてください。
紅葉の見頃は例年10月上旬～中旬までです。
l  住所：上川郡美瑛町白金
l  駐車場営業時間：7～19時（時期によって異なる）
l  アクセス：車（駐車場有）

■蔦沼
東北地方の一つ目の紅葉スポットである蔦沼は、青森県にある大きな沼です。紅葉のハイシーズンになると、沼周辺の落葉樹が真っ赤になり、水面も赤く染めます。息をのむほどの美しい景色を堪能できるでしょう。
午前中は人が多くなるため、夕方以降に足を運べば、ゆったりと散策できます。
例年の見頃は10月中旬～11月上旬頃で、紅葉シーズンは混雑を避けるために、事前予約が必要です。 
l  住所：青森県十和田市奥瀬字蔦野湯
l  アクセス：車（駐車場有）

■磐梯吾妻スカイライン
東北地方二つ目の紅葉スポットである磐梯吾妻スカイラインは、福島県にある観光道路です。日本の道100選にも選ばれており、国内とは思えない風景は絶景のドライブコースだと話題になっています。季節によってさまざまな風景を楽しめ、秋は紅葉を眺めながら走行できます。 
例年9月下旬～10月下旬までが紅葉の見頃となっているため、早めに足を運ぶことがおすすめです。
l  住所：福島県耶麻郡福島市土湯温泉町鷲倉山
l  アクセス：車（駐車場有）

■日光東照宮
関東地方の一つ目の紅葉スポットである日光東照宮は、栃木県にある森に囲まれた寺です。世界遺産にも登録されており、季節を問わず多くの観光客が訪れています。秋になると周辺の木々が赤く色付くため、世界遺産の観光を楽しみつつ、美しい紅葉も眺められるでしょう。
紅葉の見頃は例年11月初旬～中旬まで、気候によっては10月下旬から葉の色が変わり始めるので、10月下旬～11月初旬に訪れることがおすすめです。
l  住所：栃木県日光市山内2301番地
l  拝観時間：9～16時（時期によって異なる）
l  アクセス：JR、または車（駐車場有）

■尾瀬ヶ原
関東地方の二つ目の紅葉スポットである尾瀬ヶ原は、群馬県にある湿地帯です。湿地帯は2000メートル級の山に囲まれており、秋になると木々が赤や黄色に色付きます。湿地帯の草原は9月中旬頃から金色に色付いていくため、紅葉の時期と重なれば、色鮮やかな風景を見られるでしょう。
紅葉の見頃は例年9月下旬～10月上旬と短くなっています。紅葉と草原の彩りを楽しみたい方は9月中旬～下旬に足を運んでください。
l  住所：群馬県利根郡片品村戸倉
l  営業時間：24時間
l  アクセス：車（駐車場有）

■黒部峡谷（くろべきょうこく）
北陸地方にある黒部峡谷は、富山県にある観光スポットです。山に囲まれた場所なので、秋になると美しい紅葉が見られます。散策路も用意されていますが、トロッコ電車に乗ることで快適に風景鑑賞を楽しめるため、乗ったことがない方はぜひ一度乗車してみてください。
紅葉の見頃は例年10月下旬～11月中旬、数多くの落葉樹があるので、鮮やかな紅葉を眺められます。紅葉シーズンは気温が低くなるため、厚手の上着を用意しましょう。
l  住所：富山県黒部市黒部峡谷口11番地
l  トロッコ電車営業時間：8時17分～16時43分（時期によって異なる）
l  アクセス：電車、または車（駐車場有）

■香嵐渓（こうらんけい）
中部地方の一つ目の紅葉スポットである香嵐渓は、愛知県にある渓谷です。愛知県の紅葉の名所として知られており、秋になると約4000本からなる美しい紅葉を眺められます。夜はライトアップされた風景を見られるため、昼と夜、どちらの紅葉も鑑賞することがおすすめです。
紅葉の見頃は例年11月中旬～12月上旬です。自然の中で水辺が近いため、暖かい服装で出かけましょう。
l  住所：愛知県豊田市足助町飯盛
l  営業時間：24時間
l  アクセス：バス、または車（駐車場有）

■伊勢神宮
中部地方の二つ目の紅葉スポットである伊勢神宮は、三重県にある有名な神社です。伊勢神宮の内宮には複数の落葉樹があり、シーズンになると真っ赤に染まります。参道からも美しい風景を眺められるため、参拝の際には紅葉も楽しんでください。 
紅葉の見頃は例年11月下旬～12月上旬です。伊勢神宮は有名な観光スポットなので、季節を問わず多くの方でにぎわっています。紅葉シーズンも混雑が予想されるため、時間に余裕をもって出かけましょう。
l  住所：三重県伊勢市宇治館町1番地
l  参拝時間：5～17時（時期によって異なる）
l  アクセス：電車、または車（駐車場有）

■瑠璃光院（るりこういん）
関西地方の一つ目の紅葉スポットである瑠璃光院は、京都にある寺です。比叡山のふもとにあるため、寺からは色とりどりの紅葉が楽しめます。赤・黄・緑が織りなす美しい風景を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。 
紅葉の見頃は例年11月中旬～下旬です。紅葉シーズンは夜間拝観も行われる予定なので、夜の紅葉を楽しみたい方は早めに予約をすることがおすすめです。
l  住所：京都府京都市左京区上高野東山55番地
l  営業時間：10～17時（時期によって異なる）
l  アクセス：電車

■姫路城西御屋敷跡庭園
関西地方の二つ目の紅葉スポットである姫路城西御屋敷跡庭園は、兵庫県にある日本庭園です。姫路城の近くにあるため、複数のスポットを観光できるでしょう。庭園にはさまざまな落葉樹があり、それぞれが庭園を美しく彩ります。
紅葉の見頃は例年11月中旬～下旬までです。紅葉シーズンはライトアップも行われるため、夜間に足を運べば幻想的な風景を楽しめます。
l  住所：兵庫県姫路市本町68番地
l  営業時間：9～17時（ライトアップ時期は～20時まで）
l  アクセス：バス、または車（駐車場有） 

中国地方の紅葉スポットである紅葉谷公園は、広島県にある自然豊かな公園です。春・夏はさわやかな緑が、秋には真っ赤に色付いた紅葉が園内をきれいに彩ります。園内を散策しながら風景を楽しめるため、ちょうどいい気候の中で、ゆっくりと鑑賞しましょう。
紅葉の見頃は例年11月中旬～下旬です。11月中は多くの観光客が訪れるため、朝早く、または夕方に足を運ぶことがおすすめです。
l  住所：広島県廿日市市宮島町紅葉谷公園
l  営業時間：24時間
l  アクセス：電車、または船

■寒霞渓（かんかけい）
四国地方の紅葉スポットである寒霞渓は、香川県にある渓谷です。ロープウェイで行ける山頂からは、空・海・森すべてが見えるため、天気のいい日に訪れることがおすすめです。秋は木々が赤や黄色に色付いているので、春や夏とは異なる美しさを眺められるでしょう。
紅葉の見頃は例年11月上旬～下旬です。山頂は気温が低くなるため、厚手の上着を用意してください。
l  住所：香川県小豆郡小豆島町神懸通乙327-1
l  ロープウェイ営業時間：8～17時（時期によって異なる）
l  アクセス：バス、または車（駐車場有） 

■深耶馬渓（しんやばけい）
九州地方の一つ目の紅葉スポットである深耶馬渓は、大分県にある渓谷です。秋になると広大な渓谷に鮮やかな紅葉が現れるため、遊歩道での散策を楽しみながら鑑賞することがおすすめです。
夜になるとライトアップが実施されるので、時間がある方は夜間の風景鑑賞も楽しんでみてください。
紅葉の見頃は例年10月下旬～11月中旬です。
l  住所：大分県中津市耶馬溪町深耶馬
l  営業時間：24時間（ライトアップは17～21時）
l  アクセス：バス、または車（駐車場有）
 
■九年庵（くねんあん）
九州地方の二つ目の紅葉スポットである九年庵は、佐賀県にある庭園です。国の名勝に指定されており、シーズン別に一般公開日が決まっています。 
普段は見られない庭園と、庭園を彩る美しい紅葉を見たい方は期間中に足を運んでみてください。
紅葉の見頃は例年11月中旬頃で、2023年の秋の一般公開は11月15日～11月23日です。 
l  住所：佐賀県神埼市神埼町的1696番地
l  営業時間：8時30分～16時
l  アクセス：バス、または車（駐車場有）

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2023年の紅葉の見頃は例年とおり、10月下旬～11月下旬です。北海道や東北地方などの地域は9月頃からシーズンが始まるため、訪れる地域が決まったら、まずは例年の見頃を確認してみてください。
紅葉は気温が8度くらいに下がることで色づき始め、5度くらいになると急速に深まります。昼夜の気温の差が大きい季節なので、肌寒いこともあるでしょう。
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