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ETCカードの正しい入れ方・抜き方とは?トラブルを避けるための注意点を徹底解説!
有料道路を走行する際にETCカードを利用すれば、ETCシステムによって自動的に認証・決済が実行されます。料金精算のために一時停車する必要がなく、料金所をスムーズに通過できて便利です。また、深夜割引や早朝・夜間割引、通勤割引といった各種割引サービスも受けられます。
ただし、ETCカードは、「車載器」と呼ばれる専用機器に正しく挿入しなければなりません。ETCカードを正しく挿入せずに走行すると、ETCレーンのバーが開かなかったり、衝突事故につながったりする可能性があるので注意しましょう。
そこで本記事では、「ETCカードを使って有料道路を走行しよう」とお考えの方に向けて、ETCカードの正しい入れ方や抜き方、トラブルを回避するために注意すべき点について徹底解説いたします。
ETCカードの入れ方
ETCカードを車載器に入れる手順は、一般的に以下の通りです。
①自動車のエンジンを動かし、ETC車載器の電源をONにする
②カードの表裏や方向をチェックし、表向きにして車載器に挿入する
③点灯するランプを確認する
なお、ICチップが埋め込まれている面が表側です。表面には挿入方向を示す矢印も記載されているので、表記に沿って挿入しましょう。正しく挿入されると、ランプが点滅状態から点灯状態に変化します。車載器によって詳細が異なるので、あらかじめ取扱説明書に目を通しておきましょう。
ETCカードを正しく読み取れない場合に表示されるエラーコード
ETCカードを正しく読み取れない場合、車載器の自己診断機能によってエラーコードが表示されます。エラーコードに対応する異常状態を下表にまとめました。
エラーコード | 異常状態 | 説明 |
---|---|---|
01 | ETCカード挿入異常 | ETCカードの挿入方向が間違っている際に表示されます。挿入方向を確認して入れなおしましょう。 |
02 | ETCカード読込異常(データ処理異常) | ETCカードと車載器の接点不良、データ読み出し・書込みエラーなどが発生しています。ICチップ部分の汚れをやわらかい布などで拭き取ってから再度入れてください。 |
03 | ETCカード異常 | ETCカードの表側と裏側を誤って挿入したり、ETCカード以外のカードを挿入したり、ICチップ部分が破損していたりする際に表示。ICチップ部分の汚れをやわらかい布などで拭き取り、裏表を確認してから、再度挿入しましょう。 |
04 | 車載器故障 | 車載器が故障しています。販売店やメーカーに連絡してください。 |
05 | ETCカード情報の異常 | 挿入されたカードがETCカードであると認識できない場合に表示。認証中のカード引抜きなどが原因で発生することがあります。挿入方向などを確認して入れなおしましょう。 |
06 | 車載器情報の異常 | 車載器と料金所間におけるデータ処理にエラーが発生した可能性があるので、「料金所係員の指示に従う」「販売店に問い合わせる」といった対応をお願いします。 |
07 | 通信異常 | 車載器と料金所間におけるデータ処理にエラーが発生した場合に表示。料金所係員の指示に従ってください。 |
11 | ETCカード書込異常 | 料金所にて「車両停止」の指示が表示されることがあります。車両を停止させ、係員の指示に従いましょう。 |
80~ 89 |
メーカー個別定義エラー | 車載器の取扱説明書を確認し、販売店にお問い合わせください。 |
エラーコードが表示された際には、上記内容を確認して冷静に対処しましょう。ご自身で解決できない場合は、カード会社や車載器販売店に連絡したり、料金所係員の指示を仰いだりしてください。
ETCカードの抜き方
車を運転しない時や一時降車する時などは、車載器からETCカードを抜き取りましょう。真夏は車内が高温になるため、長時間放置すると熱によってETCカードが変形したりデータエラーが発生したりすることがあります。また、防犯上の観点からも、ETCカードを挿入したまま放置しておくことは危険です。
一般的に、車載器からETCカードを抜き取る際には、「イジェクトボタン」を押します。なお、「電源OFFの状態で抜く」「エンジン停止状態でETCカードを抜く」「動作ランプの非点滅時に抜く」といった対応が必要な機種もあるので、事前に取扱説明書に目を通して手順を把握しておきましょう。
ボタンを押しても抜き取れない場合、ETCカードが変形していたり故障していたりする可能性があります。取扱説明書を参照しても解決できない場合は、使用を中止して販売店に連絡・相談してください。
ETCカードを利用する際に注意すべき点
ETCカードを利用する際は、以下の点に注意しなければなりません。
①走行中にETCカードを抜き差ししない
②ETCカードを入れ忘れたり抜き忘れたりしない
③高速道路入場後はETCカードを入れ替えない
④ETCカードが有効期限切れになっていないかチェックしておく
各項目について詳しく説明していきます。
①走行中にETCカードを抜き差ししない
運転中のETCカードの抜き挿しは危険であり、差し込み不良によるデータエラーが発生する可能性があるので絶対にやめてください。
なお、車載器にETCカードを入れても、すぐに作動するわけではありません。作動するまでに数秒間の時間を要するため、料金所ゲートの通行中や通行する直前に抜き差しすると、データの消失などによりETCカードを使用できなくなったり、正常に通信できなくなったりすることがあります。
②ETCカードを入れ忘れたり抜き忘れたりしない
車から降りる際には、故障や変形、盗難を防止するために、必ずETCカードを車載器から抜き取りましょう。なお、機種によっては、抜き取らずにエンジンを切ると、車載器から「カードが残っています」といった音声メッセージが流れる場合があります。
車に戻ったら、車載器にETCカードを再び挿入してください。入れ忘れたまま有料道路を走行してしまうと、レーンを通過できなくなって危険です。機種によっては、挿入していない場合、車載器から「ETCカードが挿入されていません」といった音声メッセージが流れます。詳細については取扱説明書をご確認ください。
③高速道路入場後はETCカードを入れ替えない
ETCカードは、「1台の車両(車載器)に対して、1枚しか利用できない」というものではありません。1枚のETCカードを複数の車両(車載器)に対して使用したり、1台の車両(車載器)に対して複数のETCカードを使用したりすることが可能です。
家族や友人・知人から車を借りた場合は、有料道路に入場する前に「ご自身の名義」のETCカードを差し込んでおきましょう。ただし、有料道路(高速道路など)に入場した後に、途中で車載器に入れたETCカードを変えてはなりません。
有料道路の入口と出口で同一のETCカードを使用しないと精算できず、開閉バーが作動しなくなります。事故の原因になりかねないので、途中でETCカードを入れ替えないようにしてください。
④ETCカードが有効期限切れになっていないかチェックしておく
有効期限切れのETCカードを利用すると、ETCレーンの発進制御バーが開かなくなるので危険です。なお、有効期限切れのETCカードを車載器に入れても、挿入時点ではエラーにならない場合があります。有料道路を走行する前に、必ずETCカードの有効期限を確認し、有効期限を過ぎている場合は更新しましょう。
ETCカードの更新方法について詳しく知りたい方は、下記記事をご参照ください。
「ETCカードを更新する方法は?カードが届かない時の対処法を紹介」
ETCカードは複数枚持っておくと安心
ETCカードは車載器への抜き差しを繰り返すのものであり、出し入れによって破損・変形することがあります。使えなくなった場合の解決策として、複数枚のETCカードを持っておくと安心です。
セゾンでは、クレジットカード1枚につき5枚までETCカードを発行できます。ETCカードの年会費は無料なので、使えなくなった場合に備えて代替用のカードを発行し、手元に置いておく方が良いでしょう。
以下、ETCカードを発行したい方におすすめのクレジットカードとして、「SAISON CARD Digital(セゾンカードデジタル)」をご紹介します。
SAISON CARD Digital
年会費は無料です。お申し込み開始から、最短5分でセゾン公式スマートフォンアプリ「セゾンPortal」上にデジタルカードが発行されるので、すぐにオンラインショッピングや電子マネー決済が可能です。後日自宅に郵送されるプラスチックカードは完全ナンバーレスカードとなっており、カード番号/有効期限/セキュリティコードといった情報が記載されていないので店頭で利用する際に盗み見られる心配がありません。
クレジットカードの審査に通ってデジタルカードがアプリ上に発行されたら、すぐにNetアンサーにログインしてETCカードをお申し込みください。なお、セゾンでは、クレジットカード1枚につき5枚までETCカードの発行が可能であり、ETCカードの年会費は無料です。また、ETCカードの利用分についても、永久不滅ポイントが貯まります。
ETCカードの入れ方のまとめ
ETCカードを利用すれば、料金所で一時停車することなくスムーズに有料道路を走行できます。また、小銭を用意することなくキャッシュレスで決済が可能になるので便利です。ただし、間違った使い方をすると、さまざまなトラブルが発生する可能性があるのでご注意ください。
一般的に、エンジンを動かしてから車載器の電源をONにし、表側(ICチップが埋め込まれている面)を上にして矢印の向きに挿入し、ランプが点灯状態になれば、正しくETCカードが入っていることが確認できます。異常が発生した場合はエラーコードが表示されるので、適切に対処しましょう。
なお、走行中に抜き差ししたり、ETCカードを入れ忘れたり抜き忘れたり、高速道路入場後に別のカードに入れ替えたりしてはなりません。また、有効期限を過ぎていないかどうかもチェックしておく必要もあります。有効期限切れのETCカードを利用した場合、料金所のゲートが開かなくなるので危険です。
ETCカードは抜き差しを繰り返すため、破損・変形することがあります。万が一使えなくなった場合に備えて、複数枚のETCカードを持っておけば安心です。セゾンでは、クレジットカード1枚につき5枚までETCカードを発行できます。ETCカードの年会費は無料となっているので、申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。
本記事が、ETCカードの正しい入れ方や抜き方、トラブルを避けるための注意点について知りたい方のお役に立つことができれば幸いです。