更新日:
|公開日:
セゾンカードの利用可能額を確認する方法は?回復のタイミングや増額手続きも解説
セゾンカードを利用している方のなかには、利用可能額が0円になってしまい、どうすれば良いのか困っている方もいるのではないでしょうか。
また、「セゾンカードで現在利用できる金額を知りたい」「セゾンカードの利用可能額を増やしたい」と考える方もいると思います。クレジットカードを利用する際には、利用可能額について理解しておくことが大切です。
本記事では、セゾンカードの利用可能額を確認する方法や回復のタイミング、増額手続きなどを解説します。




Contents
記事のもくじ
クレジットカードの利用可能額と利用可能枠の違い
クレジットカードには「利用可能額」と「利用可能枠」が設定されています。
利用可能額とは、利用可能枠から利用している金額(利用残高)を差し引いた、現時点で利用できる金額のことです。
一方、利用可能枠とは、クレジットカードを利用できる上限額(利用限度額)のことです。一般的にクレジットカードにお申し込みする場合、申込者本人が希望の利用可能枠を記載し、クレジットカード会社が行う審査によって決定します。
なお、クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠がありますが、利用可能額と利用可能枠は、それぞれに設定されているので覚えておきましょう。
セゾンカードの利用可能枠(利用限度額)はどのように決まる?
セゾンカードの利用可能枠(利用限度額)は、ショッピング枠とキャッシング枠によって決まり方が異なります。
ショッピング枠の利用可能枠は、2010年12月17日に完全施行された「改正割賦販売法」によって定義されています。
「支払可能見込額」の90%以内、かつクレディセゾンの基準により、お客様の「ショッピングご利用可能枠」が設定されます。
支払可能見込額は、以下の数式で計算できます。
支払可能見込額 = 年収など − 生活維持費 − クレジット債務(借金)
なお、生活維持費は、経済産業省令に記載されている数式から計算できます。
| 居住形態 | 4人世帯以上 | 3人世帯 | 2人世帯 | 1人世帯 |
|---|---|---|---|---|
| 持家かつ住宅ローンなし または 持家無かつ借賃負担なし |
200万円 | 169万円 | 136万円 | 90万円 |
| 持家かつ住宅ローンあり または 持家無かつ借賃負担あり |
240万円 | 209万円 | 177万円 | 116万円 |
例えば、年収350万円、賃貸1人暮らし、50万円のクレジット債務がある場合のショッピングの利用可能枠の目安は、「(350万円−116万円−50万円)×0.9=約170万円」となります。
一方、クレジットカードの「ローン・キャッシング」の利用可能枠の審査は、貸金業法に基づき行われ、年収の1/3以内に制限されています。
なお、クレディセゾンでは、利用可能枠の調整が可能で、24時間ウェブサイトで受付しています。
おすすめのセゾンカードとしては、国内ATMキャッシングや海外キャッシングが可能で、初年度年会費が無料の「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」です。
セゾンカードの利用可能額と利用可能枠の確認方法
いくら使ったか忘れてしまったときや、あといくらまで使えるのか不安なときは、セゾンカードの利用可能額と利用可能枠を以下3つのいずれかの方法で確認できます。
● 会員専用サイト「Netアンサー」
● セゾンカードのスマートフォンアプリ「セゾンPortal」
● パーソナルアンサー(自動音声案内)
会員専用サイト「Netアンサー」やセゾンカードのスマートフォンアプリ「セゾンPortal」は、24時間いつでも手軽に利用可能額と利用可能枠を確認できるためおすすめです。なお、家族カードの利用可能額と利用可能枠は、本会員のカードで確認が必要です。
セゾンカードの利用可能額が回復するタイミング
クレジットカードの利用可能額は、クレジットカード会社が定める支払い日に支払った金額分が回復します。
例えば、利用可能枠50万円のカードで20万円分の利用がある場合、利用可能額は30万円になりますが、支払い日に10万円の支払いが完了すると40万円に増えます。
なお、セゾンカードの支払い日は、毎月4日(金融機関休業日の場合は翌営業日)です。
そのため、毎月4日に登録口座からカード利用分が引き落としとなり、金融機関からクレディセゾンに引き落としの結果が反映された時点で利用可能額が回復します。
セゾンカードの利用可能額がないときはどうする?
セゾンカードの利用可能額が0円になった場合、毎月4日の支払い日を待つ以外に、以下の方法で利用可能額を回復させることも可能です。
● 一部返済をする
● 一括返済をする
それぞれの方法を解説します。
一部返済をする
セゾンカードのショッピングやキャッシングの利用分は、口座から引き落としになる前に一部を返済することが可能です。そのため、一部返済を利用すれば、利用可能額を支払い日の前に回復させることができます。
一部返済の方法は、ショッピング利用分とキャッシング利用分で方法が異なるため、確認しておきましょう。
● ショッピング利用分:コンビニ入金、銀行振込
● キャッシング利用分:コンビニ入金、金融機関ATM、銀行振込
そのほか、ショッピング利用分、キャッシング利用分ともに、支払い日に引き落とし金額の増額も受け付けているため、状況に合わせてご活用ください。
一括返済をする
セゾンカードの利用分は一括返済することも可能です。一括返済とは、現在の利用分を全額支払う方法であり、利用可能額を大幅に増やせるだけでなく、リボ払いの手数料やキャッシングの利息を抑えることにもつながります。
一括返済の方法は一部返済を行う場合と同様ですので、状況に合わせてご活用ください。
セゾンカードの利用可能額は増額できる?
利用可能額を増やすにはカード利用金額の支払いが必要ですが、セゾンカードではショッピング利用可能枠の変更(増枠)が可能です(※)。利用可能枠を増やすことで、結果的に利用可能額も増えます。
セゾンカードのショッピング利用可能枠を増額する方法は、以下のとおりです。
● ショッピング利用可能枠の継続的な増額
● ショッピング利用可能枠の一時的な増額
それぞれの方法を解説します。
(※)審査により、増枠のご希望に沿えない場合もございます。
①利用可能枠の継続的な増額方法
ショッピング利用可能枠の継続的な増額とは、クレジットカードに申し込んで審査を受けたあとに決定した利用可能枠を増枠できるサービスです。つまり、増額後の利用可能枠は、継続的に適用されることになります。
手続き方法は「Netアンサー」「セゾンPortal」の2つがあります。
Netアンサー(WEB)での手続き
Netアンサーにログイン後、メニュー内の「クレジットカードのお手続き」から「ショッピング・キャッシングのお手続き」>「ご利用可能枠の変更」の順で操作してください。
なお、お手続きの際に、ワンタイムパスワードによるご本人様確認が必要となります。
セゾンカードのスマートフォンアプリ「セゾンPortal」での手続き
トップ画面「ご利用可能額」>「ショッピングご利用可能枠増枠」または「キャッシングご利用可能枠増枠」の順に操作してください。
②ショッピング利用可能枠の一時的な増額方法
ショッピング利用可能枠の一時的な増額とは、継続的ではなく一時的に利用可能枠を増枠できるサービスです。引っ越しや海外旅行などの高額な出費が見込まれる場合に便利なサービスとなっています。
ご希望の場合は、カード会員ご本人様がカード裏面のインフォメーションセンターにお問い合わせする必要があります。利用日の1ヵ月前からお申し込みが可能です。
利用可能額を管理するために支払いサイクルを理解しておこう
| 利用分 | 締め日 | お支払い日 |
|---|---|---|
| ショッピング | 毎月10日 | 翌月4日 |
| キャッシング | 毎月月末 | 翌々月4日 |
利用可能額が足りないと感じている方におすすめのセゾンカード
利用可能額が足りないと感じている場合、ゴールドカード以上への変更もひとつの方法です。
一般的にゴールドカード以上は、一般カードに比べて利用可能枠が大きい傾向があります。また、特典が充実したり、ポイントの優遇を受けられたりするメリットもあります。
以下では、おすすめのセゾンカードとして「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」と「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」を紹介します。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
>>詳細はこちら
まとめ
クレジットカードには「利用可能額」と「利用可能枠」があり、現在利用できる金額を知りたいときは「利用可能額」を確認する必要があります。
セゾンカードの利用可能額は、Netアンサー(インターネット)やセゾンカードのスマートフォンアプリ「セゾンPortal」、パーソナルアンサー(自動音声案内)で確認が可能です。
また、セゾンカードは、ショッピング利用可能枠の継続的な増額と一時的な増額にも対応しているため、状況に応じてご活用ください。
なお、利用可能額が足りていないと感じている方は、この機会に「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」や「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」への変更もご検討ください。
おすすめのクレジットカード
監修者

岩田 昭男
月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動するが、メインはクレジットカード&デビットカード、電子マネーなど。とくにSuicaは2001年のサービス・スタート以来の愛好者で、通勤から買い物まで活用している。年に4回ほどクレジット&電子マネーのムックを出版しており、最新情報にも詳しい。2020年東京オリンピックを目指して始まったキャッシュレス促進の利用者側に立ったオピニオンリーダー。NPO法人「ICカードとカード教育を考える会」 の理事長も兼ねており、毎月全国各地の商店街を対象にキャッシュレス導入や促進に関する講演会を行なっている。ネットフリックスの熱狂的なファンとして知られる。








