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海外キャッシングと外貨両替どっちがお得?徹底解説

海外キャッシングはその仕組みを知り、賢く活用することで両替手数料よりもコストを抑えることができ、海外旅行の強い味方になります。今回は、そんな海外キャッシングについて、おすすめしたいポイントや外貨両替との違い、具体的な利用方法までくわしく解説していきます。実際、旅慣れた方やビジネスで頻繁に海外に出かける方の中には、海外キャッシングを賢く活用しているという方も多くいらっしゃいます。これから海外旅行に行く機会のある方は、ぜひこの記事を参考に、海外キャッシングを検討してみてください。
また、海外旅行に行く場合に必要な航空券の燃油サーチャージ(2024年8月~2024年11月分)についてもご案内を更新しています。
文末に記載しましたので、参考にしていただけると幸いです。

海外キャッシングとは

「海外キャッシング」とは、キャッシング機能を使ってATMやキャッシュディスペンサーから現地通貨を引き出すことができる便利なサービスです。海外で手持ちの現金がない場合や、不慣れな立地で近くに両替所が見つからないという場面では特に重宝します。キャッシングの利用方法を知っておくと非常に便利です。ただし、注意点もありますので、メリットとデメリットの両方を知って、海外旅行の際に利用するかどうか検討されることをおすすめします。

  • 利用するためには、事前にキャッシングサービスご利用可能枠を設定し、暗証番号を確認しておく必要があるので注意してください。

海外キャッシングのメリット

海外キャッシングは、海外の現地通貨を必要な分だけ直接引き出すことができるので、両替の手間もかからず便利です。海外キャッシングのメリットとしては、下記の4つの点が挙げられます。

  1. 現地の空港ATMや街中のATMからお金を引き出せる。
  2. 少額から利用できる
  3. 両替所を探す必要がない
  4. 両替よりお得になる場合もある


1.〜3.のメリットにある通り、海外キャッシングであれば、キャッシングに対応している(VISAやMasterCardなどの国際ブランドマークがついている)ATMで、安心・安全にお金を引き出すことができます。
4.の両替よりお得になる場合もある、というメリットは外貨両替との違いで詳しく説明します。

海外キャッシングのデメリット

海外キャッシングには、下記のようなデメリットもあります。

  1. ATM手数料がかかる場合がある
  2. ATMによって1度に引き出せるお金に限度がある
  3. 利息がかかる


1.の手数料は、クレジットカード会社によってかからない場合や料金が異なるため、事前に調べておくのが良いでしょう。
2.はクレジットカードのキャッシング枠には、限度額があります。また、海外のATMで一度に引き出せる金額が制限されている可能性もあるため事前に行き先のATMの情報を調べておきましょう。WEBサイトで調べる場合、「国名 キャッシング 限度額」などで検索すると関連する記事が見つかるので、参考にするとよいでしょう。
3.の利息については、後半で詳しく説明します。

旅先で外貨両替(両替所)を利用するコツ

外貨両替に両替所を利用する場合、日本で事前に両替する方法と旅先で両替する方法がありますが、世界的に流通量の多い米ドルとユーロ以外の外貨は、現地の両替所を利用したほうがお得になるケースが多いです。両替所は、空港や大手ホテル、街中にもあります。国や通貨によって両替所のレートにかなり差があるので、相場と手数料をしっかり確認しておくようにしましょう。

両替のメリット

両替のメリットは、下記の点があげられます。

  1. キャッシングではないので、利息がかからない(その分手数料がかかる)
  2. 限度額に制限がないため、1度に多くの金額を両替できる


1.にあるように、両替所は所持しているお金を海外通貨へ変えるサービスのため、利息はかからず返済する必要もありません。
また2.のように、国によってはキャッシングで1日に引き出せる限度額が決まっている場合があるため、現金が大量に必要な場合は便利です。

両替のデメリット

日本は治安が良い国の上位にランキングされている国です。旅先では常に周囲に気を配りましょう。両替の際には、以下の点にも気をつけましょう。

  1. 両替する場所によって、為替レートが大きく異なる
  2. 多くの現金を持ち歩くのは、危険な場合もある
  3. 両替手数料がかかる


1.は、空港、大手ホテル、街中のどこで両替するによって為替レートが大きく異なります。街中の両替所の方がレートが相場よりも低い場合もありますが、贋金(にせがね)の場合など安全性に欠ける部分が注意点です。また、両替した外貨が適切なレートで交換されているか、人と人のやり取りになるため、間違いがないかその場で確認するなど注意が必要です。
2.は国の治安による部分もありますが、日本ほど安全な国は多くはありません。街中での両替は特に周囲に注意を払いましょう。
3.言わずもがな両替にも手数料がかかります。両替した金額の中に手数料が含まれていることを知っておきましょう。

海外キャッシングをもっと知ろう

日本国内や海外での両替所よりも、条件によっては海外キャッシングはお得な場合もあります。海外キャッシングのお得な利用方法を知って、海外旅行時に活用していきましょう。

海外キャッシングと外貨両替との違い

海外キャッシングが外貨両替(両替所)と異なる点は、借りた金額と日割り計算された利息分を返済する必要があることです。通常のキャッシングと同じように、年率14〜18%程度の利息が発生しますが、帰国後すぐに一括返済を行えば、かかる利息は少なくて済みます。

外貨両替(両替所)は、両替する通貨によって1通貨あたりの手数料が違います。しかし、キャッシングはどの国の通貨に換えるとしても、利息は同じです。
また、キャッシングの利息は保有しているクレジットカードの設定によります。利息は年利で表示されていますが、実際には借りた日から返済した日までの日割り計算なので、帰国後すぐに一括返済を行えば、かかる利息は少なくて済むのです。

借入日から返済日までの期間が短ければ短いほど利息額も小さいため、早めに返済するのであれば海外キャッシングを利用した方がお得という場合がもあります。

両替の場合の1通貨あたりの手数料の違い
通貨公示相場日本円から外貨へ1通貨あたりの手数料
米ドル145.54147.542.00
英ポンド194.87201.877.00
ユーロ162.36166.864.50
カナダドル108.90115.907.00
スイスフラン172.46176.464.00
オーストラリアドル100.71107.717.00
ニュージーランドドル92.97100.427.45
韓国ウォン[100]10.8212.321.50
香港ドル18.9620.962.00
シンガポールドル111.74115.744.00
タイバーツ4.334.730.40
  • 2024年8月29日時点の外国為替公示相場と外貨両替相場による
海外キャッシングと外貨両替との違い
外貨両替の方法できる場所かかる費用備考
両替銀行・両替所(EXCHANGEとある場所)両替手数料両替する通貨や場所によって手数料率は変わる。
キャッシング世界中のATMやキャッシュディスペンサー金利(借りた日数分の利息)あらかじめ決まっているクレジットカードの金利とATM手数料のみ

【参考】10万円を米ドルにする場合の比較

外貨両替(日本の空港で両替した場合)と、キャッシングを利用して10日後、20日後、30日後に返済したケースを比較してみました。
下記の表で見ると、外貨両替の手数料が1,356円であるのに対し、キャッシングは10日間では712円、20日間だと1,204円、30日間だと1,695円と日割りの利息となっており、キャッシングは早く返済することで、外貨両替の手数料よりも利息が小さい金額になることがわかります。
特にキャッシングの20日間を見てみると、換金額が約9ドル程度大きいうえに、キャッシングの利息とATM手数料は1,204円(両替手数料より152円安い)に抑えられていて、賢く利用した例だと言えることに加え、早期返済の日数の目安にすることができるのではないでしょうか。

  • 2024年8月29日時点の外国為替公示相場と外貨両替相場による
  • 1年を366日、年率18%で試算
  • ATMキャッシングの返済(入金)ご利用時の利用手数料として、10,001円以上の場合の利用手数料は220円(税込)を足して試算。

●外貨両替(日本の空港で両替した場合)

通貨公示相場日本円から外貨へ1通貨あたりの手数料換金額両替手数料
米ドル145.54円147.54円2.00円$677.781,356円

●海外キャッシング(海外ATMでキャッシングした場合)

1)海外ATMでキャッシング利用日を含み30日後にATMで返済した場合
通貨公示相場換金額利息とATM手数料
米ドル145.54円$687.101,695円
2)海外ATMでキャッシング利用日を含み20日後にATMで返済した場合
通貨公示相場換金額利息とATM手数料
米ドル145.54円$687.101,204円
3)海外ATMでキャッシング利用日を含み10日後にATMで返済した場合
通貨公示相場換金額利息とATM手数料
米ドル145.54円$687.10712円

海外キャッシングの利用方法

4つのステップで、海外キャッシングの利用方法をご紹介します。ATMの種類や設置している国によっては操作方法が異なる場合もあるため、ご注意ください。

  1. 対応している国際ブランドがあるか確認する
  2. ATMにクレジットカードを挿入する
  3. 言語を選択する
  4. 暗証番号を入力して現地通貨を引き出す


【注意!】
ATMから離れる前に操作画面が「初期画面」に戻っていることを必ず確認するようにしてください!
ATMによっては、取引終了の操作をするまでは、続けて操作ができるタイプがあり、初期画面に戻っていないと次の人に不正利用されてしまう可能性があるため、注意が必要です。

海外キャッシング時のATM操作に不安がある方は、事前にキャッシングの利用体験をインターネット上で行っておくのがおすすめです。セゾンカードでは、オンライン上で、ATMにカードを挿入する所から現金を引き出す所までの海外キャッシング デモ体験ができます。

注意したいポイント

海外キャッシングを利用する時には、日本のキャッシングと異なる点も多くあります。慣れない海外でのキャッシング時に、トラブルが発生しても慌てずに対応できるようにしておきましょう。以下のポイントを事前に踏まえ、そのための準備をしておくのが良いでしょう。

● キャッシングの利用限度額に達していると利用できない。 → 利用前には必ず利用限度額を確認する。(国内キャッシングも同様)
● キャッシング利用時には暗証番号の入力が必要になる。 → 暗証番号を暗記もしくはメモする。(国内キャッシングも同様)
● ATMトラブル時の連絡先を確認する。 → すぐに連絡できるようにメモしておく。

キャッシングご利用分の早期返済方法

海外キャッシングと外貨両替の違いや、両替手数料や利息について述べてきましたが、いかがでしたでしょうか?
キャッシングは早期返済をすることで、利息を抑えることが可能でした。
ここからは、セゾンカードやUCカードでキャッシングをした場合の早期返済の方法について、確認していきたいと思います。

お支払い日の前に、海外キャッシュサービスの早期の返済をする場合は、以下の3つの方法があります。

✓ コンビニ入金
✓ 提携金融機関ATM入金
✓ 口座引落(増額払い)

なかでもコンビニ入金は、請求未確定分のご利用残高を支払うことができるため、非常に便利です。
コンビニ入金の流れは、
1)スマートフォンでNetアンサーまたはPortalアプリへログイン後、
2)返済したい債権・金額を指定して入金受付、支払用バーコードを発行し、
3)取扱コンビニレジにてバーコードをスマホで表示してお支払いをするだけです。

ただし、コンビニ入金のお申し込みをいただいた後に、ご登録済みのメールアドレスに発行するバーコードは当日のみのご利用となるほか、コンビニでの入金金額は1回につき上限30万円までコンビニ支払手数料はお客様ご負担となるなど、いくつか注意事項もありますので、キャッシングの早期返済についてはこちらからご確認ください。

提携金融機関ATM入金 をご検討の方は、提携先金融機関ATMで、キャッシングご利用分の一部返済が可能です。
ご入金にはATM利用手数料がかかるほか、返済する債権はお選びいただけません。
また、ATMでのご返済は1,000円以上、1,000円単位となります。

振込先についてカード裏面記載のインフォメーションセンターに確認が必要になります。
カード裏面記載のお問い合わせ電話番号を検索

おすすめはこのカード!

海外に行く際には、セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードが海外でのサポートやサービスが充実していておすすめです。
年齢や利用状況によって、ご自身にフィットしたクレジットカードを選ぶ参考にしてください。

クレジットカード選びに迷ったら

もし、どのクレジットカードを選べばよいか迷ったら、旅行保険付きセゾンカード一覧ページを参考にしてみてください。
カード選びにおけるポイントは以下の2つです。

  • あなたのよく利用するお店(商業施設や映画館、お気に入りのブランドなど)が優待の対象になっているかどうか。
  • 複数のブランド(AMEX、VISA、Mastercard、JCB)のカードを持つ場合、それぞれのカードで貯まったポイントを合算できるかどうか。

例えばセゾンカードなら、複数ブランドのカードのポイントを永久不滅ポイントにまとめられます。(ただし、海外キャッシングのご利用はポイントが付かない点にはご注意ください)

旅行保険付きセゾンカード一覧ページ

まとめ

「キャッシング」という言葉の印象で、つい利用するのをためらいがちな海外キャッシングですが、賢く利用すれば、便利でお得なサービスです。旅行後に早めに返済した(借りた日からおおよそ25日以内に返済した)場合、外貨両替よりも海外キャッシングの方がお得なケースもあります。
両替手数料とキャッシングの利息との違いを確認した上で、海外キャッシングと外貨両替のどちらを選ぶのか一度考えてみませんか?この記事が楽しい海外旅行の一助となれば幸いです。

貸付条件をよくご確認のうえ、計画的にご利用ください。
カードキャッシングご利用に関するお知らせ
貸付条件表はこちら

★2024年8月~2024年11月の燃油サーチャージ

2022年10月に過去最高値を更新した燃油サーチャージですが、アップダウンが常にありますので、海外旅行を計画されている方はこの費用も知っておくとよいでしょう。

日本航空(JAL)の旅行開始国が日本の場合の燃油特別付加運賃(1旅客1区間片道当たり)

2024年8月1日から2024年11月30日ご購入分まで

対象エリア適用額
韓国・極東ロシア4,000円
東アジア(除く韓国・モンゴル)9,200円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・ロシア(※1)12,000円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ロシア(※2)18,500円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ22,500円
北米・欧州・中東・オセアニア35,000円

2024年8月1日(木)から2024年11月30日(土)発券分まで
(*1)イルクーツク、(*2)ノヴォシビルスク

全日空(ANA)の旅行開始国が日本の場合の燃油特別付加運賃(1旅客1区間片道当たり)

2024年8月1日から2024年11月30日ご購入分まで

路線日本円
韓国・ロシア(ウラジオストク)4,000円
東アジア(韓国を除く)10,500円
ベトナム・グアム・フィリピン12,000円
タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア18,500円
ハワイ・インド・インドネシア22,500円
欧州・北米(ハワイ除く)*1・中東・オセアニア35,000円

2024年8月1日から2024年11月30日ご購入分まで
*1旅行開始国が日本で、成田-メキシコシティ線利用の場合はご購入地点にかかわらず以下のとおりです。
(2024年8月1日以降発券分)14,000