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海外旅行にビザって絶対必要?
ビザの申請や取得方法を紹介

海外旅行にビザって絶対必要? ビザの申請や取得方法を紹介

楽しい海外旅行!ビザやパスポートについてご存知ですか?
楽しい海外旅行をする前に、ビザ(査証)やパスポートを取得する必要があります。このビザって、そもそも何なのでしょうか。
一体、パスポートと何が違うのでしょうか?
そして、ビザを取得するためには、何が必要なのでしょうか。そう聞かれると、困ってしまう人も多いはずです。
今回は、ビザの役割と、その必要性などについて説明します。

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海外旅行のためのビザって何?パスポートと何が違うの?

日本人が海外旅行に出発するときには、「パスポート」と、渡航先によっては「ビザ」が必要です。

海外旅行が初めての人や、海外旅行に不慣れな人の中には、ビザとパスポートの違いがあまり理解できていない人もいるかもしれません。
まずは、ビザとパスポートの違いを理解しましょう。

(1)パスポート(旅券)

パスポートとは、各国政府(日本では日本国政府)が発行するもので、日本国外へ渡航する人が日本国籍や身分を証明する非常に大切なものです。
パスポートがないと、私たちは日本国外に出ることはできません。ですから海外旅行に出かけるときは、パスポートの所持が絶対条件となります。

パスポートには、5年と10年の有効期限があります。この期間内でしたら、何度でも海外旅行ができます。

ただし国によっては、有効期限が一定期間確保されていないと出入国ができなくなるので、再交付する場合もあります。

(2)ビザ

ビザとは、私たちが海外旅行をするとき、渡航先の国が入国を許可するために発行する「入国許可証」のようなものです。
ビザがないと、入国許可が下りていないわけですから、その国に入国することができません。
いくら現地の空港までたどり着けても、入国ゲートをくぐり抜けられないのです。

ただし、ビザはすべての国で必要なわけではありません。日本と交流が盛んで、入国にビザを必要としない協定を締結している国は、パスポートだけで入国できます。
世界中の国の中で、70近い国でビザ不要で海外旅行が可能です。

海外旅行でビザの必要な国と不要な国は?

海外旅行でビザの必要な国と不要な国は?

世界中の国の中で、70近い国は、日本からの海外旅行でビザが不要です。ビザは日本国内の大使館や領事館に申請して取得します(ツアー旅行ならツアー会社が代行してくれることがあります)。

国によっては、海外旅行先の現地の空港で取得できる「アライバルビザ」もあります。
しかし、海外旅行では現地で何が起こるか分かりません。窓口の混雑や、言語の問題もあります。そういったリスク回避を考えると、ビザは海外旅行の前に、事前に日本で取得しておいた方がスムーズでしょう。

現時点(2017年7月現在)で、世界の各地域での主要な「日本人が旅行で訪れる際にビザが必要な国、不要な国」は以下の通りです。
なお、ここでいうビザは、海外旅行に必要な「観光ビザ」を指しています。

・アジア
インド、インドネシア、カンボジア、ネパール、ミャンマーなどが海外旅行で訪れる際にビザが必要です。
逆に、タイや韓国、シンガポール、フィリピン、モンゴルといった国は海外旅行でビザが不要です。
中国もビザが不要ですが、滞在日数は15日以内に限られます。

・中近東
サウジアラビア、ヨルダン、イラン、イラクなどが海外旅行でビザが必要です。
UAE(アラブ首長国連邦)、イスラエル、トルコといった国は海外旅行にビザは不要です。

・アフリカ
アフリカはエジプトやケニア、エチオピアなどほとんどの国で海外旅行でビザが必要です。
海外旅行でビザが必要ないのは、セネガルやセーシェル、チュニジア、南アフリカ共和国など一部の国に限られます。

・東ヨーロッパ
東ヨーロッパは海外旅行にビザが不要の国が多く、海外旅行でビザが必要な国としては、アゼルバイジャンやタジキスタン、トルクメニスタン、ベラルーシなど数カ国です。
ただし、東ヨーロッパでもっとも大きな国家のロシアは、海外旅行にビザが必要です。

・西ヨーロッパ・北ヨーロッパ
観光地が目白押しの西ヨーロッパと北ヨーロッパは、ほとんどすべての国で海外旅行でビザが不要です。
イギリスやフランス、イタリア、スペインなど、どの国もノービザで海外旅行に出掛けることができます。

・北中米・カリブ地域
アメリカ合衆国へ海外旅行する場合は、ESTAという電子入国許可を申請する必要があります(別項で詳しく説明します)。
その他のほとんどの国では、カナダやメキシコなども含めて、海外旅行でビザは必要ありません。

・南米
アルゼンチンやチリ、ペルーなど南米エリアの国はほとんどビザは必要ありません。
ただし、ブラジルはビザが必要です。

・オセアニア・ミクロネシア
オセアニア・ミクロネシアへの海外旅行でビザが必要な国は、ナウルやパプアニューギニアなど限られ、ほとんどの国では海外旅行でビザが不要です。
ただしオーストラリアへの海外旅行では、ビザまたは電子入国許可の「ETA」が必要です。

[参照]外務省 ビザ免除国・地域「68のビザ免除措置国・地域一覧表

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海外旅行のビザの取得の際に必要なものって何があるの?

海外旅行でビザが必要な国に行く場合、事前にビザを申請して取得する必要があります。

海外旅行のビザの申請には、以下のものが必要になります。なおツアー旅行の場合は、ツアー会社が一括して手続きしてくれることもあります。
その場合は、旅行会社の指示に従いましょう。

(1)査証申請書(ビザフォーム)

海外旅行する各国の大使館や領事館で入手します。
これは公文書なので、正確に記入することが大切です。

(2)パスポート

パスポートの有効期限には注意しましょう。有効期限が近づいている場合は、早めに更新を。

(3)写真/1枚タテ

縦4.5cm×ヨコ3.5cmのサイズが多いですが、独自のサイズの国もあります。

(4)査証料(ビザフィー)

申請時に支払うのが一般的ですが、受領時という場合もあります。

(5)その他

往復の航空券や乗船券、予防接種証明書、銀行の口座残高(渡航費用の支払能力の証明)が必要な場合もあります。

アメリカに海外旅行する場合、入国にはビザが必要?ESTAって聞くけど、なに?

アメリカに海外旅行する場合、入国にはビザが必要?ESTAって聞くけど、なに?

アメリカ合衆国への海外旅行の場合、入国にはビザが必要です。
ただし、90日以内の観光などが目的の滞在には、ESTA(エスタ)(※)と呼ばれる電子渡航認証のビザ免除プログラムがあります。
ESTAは、取得から2年間有効です。

ESTAは、インターネット上で手続きが可能なので、海外旅行をするにあたり、通常のビザの申請のような面倒な作業は必要ありません。
またツアー旅行であれば、ツアー会社が一括して代行してくれる場合もあります。

最近では、AIアシスタントとのチャット形式でESTA申請をラクラクできる「GetESTA」のようなESTA申請代行サービスもあり、ESTA申請料、代行手数料をクレジットカードで支払うことができます。

なお、各国でESTAのような電子渡航認証システムを採用している国も増加しています。この方面に海外旅行する場合は、要チェックです。
・オーストラリア ETAS (Electronic Travel Authority System)
・カナダ eTA (Electronic Travel Authorization)

(※)電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization:ESTA)

米国へ渡航する際のESTA申請にご注意ください

米国に観光・短期商用等の90日以内の滞在目的で渡米する場合(米国における乗り継ぎ含む)、ESTAの申請が必要です。海外旅行の復調とともに、米国国土安全保障省のサイトを模倣した代行業者のサイトから申請し、所定の費用(※)に加えて代行手数料を請求されてしまったと言うご相談が寄せられています。

ESTAをインターネットで検索すると、代行業者のサイトが多数表示されますので、申請の際に、米国国土安全保障省のサイトを閲覧しているかをご確認ください。

(※)米国政府は、一人当たり21米ドルを申請料金としています(2022年5月26日より)

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よくある質問

Q1 海外旅行のためのビザって何?

ビザとは、私たちが海外旅行をするとき、渡航先の国が入国を許可するために発行する「入国許可証」のようなものです。ビザがないと、入国許可が下りていないわけですから、その国に入国することができません。

Q2 海外旅行でビザの必要な国と不要な国は?

世界中の国の中で、70近い国は、日本からの海外旅行でビザが不要です。ビザは日本国内の大使館や領事館に申請して取得します(ツアー旅行ならツアー会社が代行してくれることがあります)。

Q3 海外旅行のビザの取得の際に必要なものって何があるの?

海外旅行のビザの取得には「査証申請書(ビザフォーム)」、「パスポート」、「写真/1枚タテ」、「査証料(ビザフィー)」、「その他」が必要となります。

まとめ

海外旅行では、パスポートは必須のもの。
それに対してビザは、必要な国と必要ではない国があります。
その違いを理解して、楽しい海外旅行の準備を行いましょう!

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